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24/4/17 気温高過ぎです 2月下旬以降気温の低目の日が多く、桜の開花もここ数年ではかなり遅くなりましたが、いちごにとってはそのお陰で、品質はかなり良い状態が続いてしました。しかし、ここに来て気温の高い日が続き(5月下旬から6月の気温だそうです。)いちごの着色、成熟が極めて早くなり、品質(味)がかなり低下してきています。毎年のことながら、寒い時期に長い時間をかけて成熟したいちごと比べると、物足りない味になっています。
 今シーズンも最終盤となり5月6日で営業は終了となりますが、それまでは気を緩めず作業に取り組みたいと思います。


24/3/12 来シーズンへのスタートです  当地の2月の平均気温は過去45年間で最高を記録したそうですが、3月に入ると寒い日が多く、2月と3月の気候が入れ替わったような感じがします。
 例年のことながらいちごの収穫量が少なくなったこの時期は、来シーズンに向けての準備のスタートとなり、ランナー(苗)を確保するために親苗の植え付け作業に取り掛かりました。、昨秋に用意しておいた親苗をハウス内のプランターに植え付けていきます。この後は自動給液システムを利用して肥料と水分を供給し、生育を促進をさせ、7月の苗取り時期までに多くのランナーを確保したいと思っています。
 
24/2/1 寒中だというのに・・・・ 今日の当地の最高気温は16.2℃で4月上旬の陽気となりました。この冬は例年に比べ暖かい日が多く、大寒のこの時期も暖かな日が多く、いちごの生育もドンドン進み、例年とは違った生育状況となっています。例年ですと、この時期は年間で最も寒い時期で、日照が強くなり、いちごの美味しい季節なのですが、今年は気温の高い状態が続き(朝の冷え込みが弱く、燃料の節約にはなっているのですが・・・)いちごの成熟着色までの日数が短くなってるようです。本来なら開花から成熟までの日数が厳寒期は約40日で最もおいしい時期のはずが、今年は約35日位になってるような感じです。なんとなく甘味が薄いのかなと思ったりしています。ハウス内は強くなった陽射しで生育環境は極めて良くなっており、今後の収穫は停滞することなく続いてくれるものと期待しています。
 
23/12/14 発送作業に追われています 暖かい初冬の日が続き、燃料費高騰のこの時期本当に助かっています。重油の値段が高騰しているため、暖房機の設定温度を本来最低夜温を8℃位にセットするのが、いちごの生育にとってはベストなのですが、我が家では5℃に設定し燃料費の節約に取り組んでいます。ただ、この温度ですと厳寒期には生育が停滞しないかが少々心配なところです。
 例年のことながら、この時期は地方発送の注文が殺到しており、受付順により連日発送作業に追われています。生もので尚かつ収穫量は天候に大きく左右されるため、なかなか見通しの立たない状況で、遅めに注文された方には相当期間待っていただいており、現在注文されている方でも、年明けの発送になっていまうかもしれません。私たちは寒さの厳しい時期(1月中旬から2月)がいちごの最も美味しいということをお客様にお伝えしているのですが、やはりこの時期に注文が多く、ご迷惑を掛けることとなってしまい、心苦しい次第です。出来ることなら1、2月に注文して頂ければ、より美味しいいちごをお届け出来ますので、ご理解をお願いしたいと思っています。
 今年の作柄は猛暑の影響もあり、あまり良い状況でないのですが、寒さの厳しくなるこれからの時期に期待を込めて、日々の小まめな管理作業に取り組んで行きたいと思います。
 
23/11/10 インボイス対応で右往左往してます 相変わらず暖かい日が続いていますが、寒さに備えハウスの二重保温フィルムの準備をはじめました。
 10月から導入されたインボイス制度ですが、何とも理解しがたいものだなと思っています。売上1,000万円以下の弱小自営業者いじめにしか思えません。少額の税収アップより、税の無駄遣いを徹底すれば、まだまだ多くの金額を確保出来るものと確信しています。そんな中、我が家でもインボイスに対応するため新しいレジの購入や、発送業務に活用しているソフト「産直くん」バージョンアップ版の導入等、開店を前に右往左往しています。特に「産直くん」でお客様の発送履歴等の情報をすべて管理していますが、新しいインボイス対応ソフトへのデータ移項が不可能ということで、今シーズンの発送業務(窓口、電話での伝票作成)は困難極まりないものになりそうです。結構な導入費用が発生する上、多くの手間の掛かることが頭痛の種となっており、お客様にもご迷惑をお掛けすることになると思いますが、ご理解をお願いしたいと思います。



 23/10/24 保温作業を終えました 朝夕の気温は大分低下してきましたが、日中の気温は高い日が続いており、保温作業(マルチングとハウスの保温材被覆)はゆっくりと進めていましたが、昨日までに全ての作業が終えました。先ずは株の下葉をかき、黒のポリフィルムでマルチングをし、その後ハウス全体を新しい被覆材で覆い完了となりますが、結構手間のかかる作業で、10日に「女峰」からスタートし、その後「とちひめ」へと移り、昨日で終わりました。夏の異常な高温の影響を心配していましてが、概ね順調な生育振りで、「とちひめ」では花芽分化の早かった株で幾らか開花が見られる状況です。このまま進めば例年通り11月末には収穫始めになると思われます。

  23/10/9 「とちおとめ」から「とちあいか」へ 真夏の陽気からの急激な気温低下で、人間は勿論植物も対応に右往左往です。
 先日の地元紙「下野新聞」の報道によると、24年産の栃木県産いちごの作付け面積は、「とちあいか」が「とちおとめ」を追い越したということです。30年来栃木県の代表品種として君臨してきた「とちおとめ」ですが、いよいよ「とちあいか」にバトンタッチする時が到来したようです。甘くて大粒、果肉が固く収穫やパック詰め作業がし易く、収穫量が多いといった、多くの優れた点のある品種ですので、今後作付面積がより増えていくものと思われます。
 我が家のいちごは、定植後活着も順調に進み、雨除け用に張ってあった古いフィルムを剥がし、露地状態で風雨にさらされた状態になっています。ただ、余りに急激な温度変化(ここ3日間の最低気温が8℃台となっています。)でどんな影響があるのやら気がかりです。 
 なお、我が家では当面「とちひめ」と「女峰」の2品種の栽培を続ける予定です。
 
23/9/18 定植作業を終えました 相変わらずの猛暑、いつまで続くのでしょうか。当地のこの時期の平均気温は、最高気温が25℃、最低気温は16℃ですので、7℃位高い日が続いています。平年並みの気温になることを期待して、12日から予定通り定植作業を始め、本日ですべて終えました。猛暑下でハウス内の作業ですので、例年になく厳しい作業となり、上手に休憩を取りながら終えることが出来ましたが、強い陽射しで植え付け床が乾きやすいため、潅水作業に追われることとなり、植え付け後も、活着するまでの約1週間は気を許さずに管理する必要があるようです。週間予報では数日後にはやや気温が低下しそうですので、大いに期待をしています。また、当地では少雨(局地的には集中した大雨があるようですが)傾向が続いており、作物によっては大きな影響が出ているようです。
 
23/8/30 夜冷育苗を開始しましたが・・・・・ 終わりの見えない猛暑ですが、この天候どうなってるのでしょうか。日長は確実に短くなってきましたが、真夏以上に高い気温と少雨で農作物にもいろいろと影響が出てきているようです。
 当地の梨は例年8月17,18日頃から「幸水」の収穫が始まりますが、高温続きの今年は10日以上早くから収穫が始まり、現在は次の品種「豊水」に移っています。また、9月10日頃から始まる「稲刈り」が高温下で既に始まっています。いずれも過去にはなかったことで、この異常な気象の影響と確信しています。
 こんな状況のなか、今日から夜冷育苗(苗を夜間冷蔵庫の中に移動して冷やし、強制的に体温短日の条件を作り、花芽分化をさせます。)を開始しました。昼夜温とも異常に高い条件下で夜冷の効果がどの程度あるのか、少し心配もあるのですが、11月末からの収穫を目指すには、この時期からの開始が必要と判断しました。夜に冷凍機を稼働させると、朝の気温が平年並みの20℃位ですと、夜冷庫内は10℃まで冷えるのですが、このところは最低気温が24〜25℃と高いため、14℃位までしか下がらない状況となっています。これらの条件が後々どんな形でいちごの生育に影響を及ぼすのか気になるところです。
 
 
23/7/31 苗取り作業を終えました 梅雨明け以降連日猛暑が続いており、作物にも人間にも厳しい環境となっています。昨日当地では最高気温37℃と7月としては過去最高温度を観測しましたし、今朝は今年最初の熱帯夜となりました。
 10日から始まった苗取り作業は先週までに全て終え、約23,000本の苗を確保することができました。現在は親苗からランナーで繋がった状態ですが、根張りを確認後に切り離し独立させます。高温下ですので、遮光や潅水等に注意をはらいながら育苗管理に励みたいと思います。
 この後はハウス内の土壌消毒作業を予定しており、朝夕の気温の低い時間帯での作業を考えています。



23/7/3 
来シーズンに向けてスタートです 梅雨空の合い間に強い陽が射し込み暑い日が多くなっています。
 のんびりとした日々を送っていましたが、いよいよ来シーズンに向け本格的な作業を開始しました。手始めとして本日は育苗用ポット(9センチポットを使用)に用土を詰める作業を行いました。約25,000個準備する予定で、あと2日程の時間が掛かりそうです。その後は苗取り作業を10日から行う予定で、気の許せない日々となりますが、メリハリを付けながら予定に沿って順次育苗作業を進めて行きたいと考えています。


 23/5/26 のんびりと充電期間に入りました 7日に今シーズンの営業を終えて以降、ハウス内外の片付け作業や田植え(70aにコシヒカリを作付)に取り組んでいましたが、すべ終了しのんびりと充電期間に入っています。いちごを栽培していたハウス内は株を刈り取り、マルチングのポリフィルムを持ち出して耕耘し、写真のように水を入れて代掻きをしました。水を入れた状態を保つことによりにより畑は還元状態となり、殆どの悪い菌類や土壌害虫類が死滅し、土壌のリフレッシュ化が図られると考えています。何十年もの連作ですので、土壌管理には細心の注意をはらい、惜しみなく労力を注ぎ込んでいるつもりです。この状態を約2か月保ち、その後9月の来季用苗の植え付けに向けて肥料の施用等の作業に取り掛かる予定です。(苗取り等の作業は7月から始めます。)
 
 

23/3/18 来シーズンへのスタートです 暖かい日が続き、当地でも間もなくソメイヨシノの開花を迎えそうです。
 気温の上昇でいちごの色づきが早まり、結構忙しい日々となっていますが、合い間を縫って来シースン用の親苗の植え付けを始めました。「とちひめ」の植え付けを終え、この後「女峰」の植え付けを予定しています。近年「とちあいか」の注目度が高まり、お客様からの問い合わせをいただきますが、当面は「とちひめ」「女峰」の従来からの2品種で行こう考えています。
 昨年11月末からスタートした地方発送でしたが、気温の上昇により品質管理が極めて難しくなってきたため、3月31日をもって終了したいと思います。ご利用いただいた多くの方に感謝申し上げるとともに、来シーズンもよろしくお願い申し上げます。


23/1/26 陽射しは強くなったけど寒いです 冬至から一ヶ月以上が経過し、日の出の時刻はあまり変わらないものの、日の入りは約35分遅くなり、日中の太陽の位置も大分高くなってきました。ハウス内に差し込む陽射しは日増しに強さを増し、いちごの生育環境は大幅に改善され、停滞気味だったいちごの生育も徐々に回復してきています。しかし、昨日は雪が降り、最高気温が−0.7℃、今朝は冷え込んで−8.4℃と厳しい寒さとなりました。値上がりの激しい重油の燃焼量も増え頭の痛い日々となっています。
 陽射しの強くなったこの時期、寒暖の差の大きさがいちごの成熟には良い環境で、品質的には最も良い時期となってきています。これから3月初め頃まではいちごの最もおいしい時期となりますので、是非多くの方に食べていただきたいなと思っています。
 
23/1/1 新年あけましておめでとうございます コロナ、ウクライナ戦争といやなニュースの多い昨年でしたが、本年は良いニュースの多い一年になってほしいものです。
 当地は穏やかで暖かな元旦となりました。(最高気温が平年より5℃近く高い13.4℃でした。)「いちご」という生き物を扱っているため、暮れも仕事に追われていましたが、今日はゆっくりと休むことができ、また明日から気分を一新し「いちご」と向き合っていきたいと思います。
 本年もどうぞよろしくお願いいたします。
 
22/12/8 さざんか梅雨? 先月末からの約10日間は日照時間が極端に少なく、いちごの生育も停滞してしまい、日に日に収穫量が増える時期にも関わらず、逆に減ってしまう状況となりました。この時期の長雨(曇天)は「さざんか梅雨」と言うそうで、テレビで気象予報士が解説していました。  
 例年のことながら、多くの方から地方発送と直売の予約を頂き、本当に有難く思っております。すべて、受付順で対応しているのですが、収穫量が少ないため、ご迷惑をお掛けすることが多く、心苦しく思っております。幸いここ2日間は日照時間も多く、この後も晴天が続く予報が出ていますので、今後の収穫量増加に期待を込めたいと思っています。
 
22/11/25 「とちひめ」初収穫となりました 9月以降暖かい日が多く、この時期も10月下旬頃を思わす毎日となっています。この時期、当地の最低気温の平年値は2℃台で、連日霜が降りても不思議でないのですが、今年はまだ一回の薄霜があっただけで、異常なまでの暖かさとなっています。
 良品質のいちごを採るためには、寒暖差のなか、ゆっくりと時間をかけて成熟させるのが良いのですが、外気温が高いため、ハウスを思い切って換気をしてもなかなかハウス内温度が下がらず、生育が促進され予定よりやや早く本日初収穫となりました。この後、12月に入ると「女峰」の収穫が始まりますが、気温が低下し、より高品質のいちごが採れることを願っています。
 
22/10/24 保温作業が終わりました やっと本格的な秋の気候になり、何をするにも快適な日々となっています。
 10月は冬に向かっての保温作業の時期となります。我が家では例年9月下旬に雨除け用に張ってあったフィルムを剥がし、露地状態で苗を風雨にさらしておくのですが、10日から下葉を整理し、黒のポリフィルムでマルチングする作業を始めました。その後、新しい被覆材(透明POフィルム)を張り、一連の保温作業を終えました。11月には二重被覆のフィルムを準備し、寒さに備える予定となっています。
 今シーズンの生育状況は、昨年の異常に早い花芽の分化に比べ、順調な生育ぶりとなっています。「とちひめ」は間もなく開花始めで、11月末からの収穫予定となり、「女峰」は12月上旬に収穫始めを見込んでいます。
 メディアでも連日話題となってるように、諸資材が高騰しており、いちご農家も苦しいシーズンとなっています。重油やプロパンガスも冬期間かなりの量を消費しますので、ダブルパンチで我々に重くのしかかって来ています。このような状況下、我が家では種々検討いたしましたが、価格の改定をさせていただきました。心苦しいのですが皆様のご理解をお願いいたします。
 
22/9/18 定植作業が予定通り終わりました 今日は台風14号の影響で強い雨が降ったり止んだりで、農家にとっては最悪の天候になっています。
 12日から始まった定植作業は「とちひめ」「女峰」の順に予定通り本日全て終了いたしました。例年この時期は大雨が降ったりして悪天候が多いのですが、最終日の本日以外はまあまあの天候の中での定植作業となりました。(本日は雨の中での作業となり、全身泥だらけになってしまいましたが・・・。定植するハウスは雨よけのフィルムが張ってあるので良いのですが、苗の準備運搬等に苦労しました。)
 
22/8/30 夜冷育苗を開始しました 長くて暑かった夏も終わりの気配を感じられるようになり、日没の時刻も大分早くなってきました。
 例年この時期から始めていた夜冷育苗ですが、本日から開始しました。まず、9月12日から定植予定の「とちひめ」11,000本の夜冷を開始し、9月3日からは「女峰」の予定をしています。今更ですが、夜冷育苗は苗を低温短日の条件に遭わせることにより、自然条件下より花芽分化を早め、収穫開始時期を早くすることを目的としております。11月初めの収穫開始を目指す方は8月上旬から夜冷育苗を開始していますが、私のところでは品質のより安定してくる11月末から12月初旬の収獲始めを目標に、逆算して定植や夜冷育苗の時期を決めています。実際の夜冷育苗は、夕方4時半から翌朝の8時半まで室温を12℃にセットした暗闇の小屋の中に苗を収納し、日中はそこから出して太陽に当てるという日々になり、約半月間の夜冷処理により花芽を強制的に分化させるものです。
 この後は、植え付け床作り等定植に向けた準備を進め、予定通り定植作業が出来るようにしたいと考えています。


 22/7/14 来シーズンに向け本格的な作業を開始しました 極端に早い梅雨明けと猛暑に、人間はもとより「いちご」もビックリで、ハウス内のいちご苗(ランナー)は高温のため先端が障害(焼けて枯れてしまう)を受けたものが数多くみられます。
 1か月半ほど、のんびりとした日々を送っていましたが、いよいよ来季用の苗取り作業を始めました。まず「とちひめ」の苗取りを10日から開始し、昨日(13日)までに約11,500本の苗取りを終了しました。この後は「女峰」を予定しており約10,000本の苗を確保つもりです。なお、作付面積(32アール)と「とちひめ」「女峰」の作付比率(5.5対4.5)は昨年と同じと考えています。
 今後の作業は、苗の管理をはじめ、決められた時期にやるべき作業が多くあるため、なかなかのんびりとは行きませんが、日々の作業の積み重ねの後に良品質の「いちご」が付いてくるものと信じて、仕事に励みたいと思います。


 22/5/12 今シーズンも無事終えました 昨年の11月15日の初収穫以降、先日5日までの約半年間のいちごの収穫、パック詰めの作業を無事終えることが出来ました。寒暖の差が大きいシーズンで、管理作業に気を揉みましたが、作柄としてはまあまあの結果で、大粒の実が長期間にわたって収穫することが出来ました。
 シーズン中は気の許せない日々が続いていましたので、この時期はホッとすると同時に心身の疲れがドッと出てきています。昨日までにハウス内の片付けはほぼ終わりましたので、当分の間はのんびりと過ごしたいと思っています


 22/3/21 来季の準備(親苗植え)を始めました 暖かくなったと思ったら急に寒くなって、寒暖差の大きい日々となっています。
 今季のいちごも終盤を迎え、収穫量も大分減ってきましたが、1月中旬以降先週までは例年より多い収穫量の日々が続いていました。品質的にも決して悪くはなく、序盤の品質からすると、予想外の状況となり、お客様にはあまり迷惑をかけずに需要期を乗り切ることができました。今日の春分の日を境に需要は急激に減少するものと思われ、今まで忙しい日々を送っていましたが、幾らかホッと出来そうです。ただ、この時期は、来季用の親苗の植え付け期になり、収穫等の合い間をぬって作業を進めています。先週には「とちひめ」の親苗の植え付けを終え(例年より4、5日遅くなりました。)来週には「女峰」の植え付けを予定しています。


 22/1/27 ハウス内の生育環境が急激に良くなってきました 冬至から1か月以上が経過し、朝夕の冷え込みは続くものの、日長は確実に長くなり、日中の太陽の位置も随分と高くなってきました。ハウスに射し込む太陽光線は一時期からすると格段に強くなり、ハウス内環境はいちごの生育にとってベストに近い状態になってきました。朝の冷え込みで、重油を燃料とした暖房機はシッカリと稼働していますが、日の出とともに気温の上昇スピードが早まり、生育適温の時間が長く地温の上昇も早まっています。強い太陽光線を充分に浴びたいちごの実は、12月の弱光線下で熟したものとは違い、品質は格段と向上しています。通常、この時期は厳寒期のため、生育停滞に陥りがちですが、今シーズンはそういった状況にはなく、連続して一定の収穫量が確保できており、この状態は当分続きそうです。


 22/1/6 重油高下での寒さは辛いものがあります 年末年始は厳しい冷え込みとなり、当地では朝の最低気温が−6℃前後を今朝までに5回観測し、平年よりかなり低い気温となっています。
 このところの原油高の状況下で、重油を燃料とするハウスの暖房機の稼働時間が長くなっています。本来なら設定温度を7〜8℃にしたいのですが、幾らかでも経費の節減を図るために、我が家では5℃に設定しています。これは、いちごの生育のための最低温度で、二重被覆のフィルムに近いところでは3℃位まで温度が下がっており、いちごにとって生育ギリギリのラインかと思われます。
 このように、重油をはじめとした諸材料(被覆ビニール、マルチング材、塩ビパック、段ボール、ラップ、肥料等々)が年々値上がりしており、いちご農家をはじめ多くの農家は苦しい経営状況となっています。
 そんな中、この時期のいちごは品質的に良くなってきており(低温下で開花からの成熟日数が長くなるため、味が濃密になるようです。)12月頃よりは数段おいしくなってきています。これから2月下旬頃までは、最も美味しい時期となりますので、多くの方に味わって頂きたいなと思っています。
 
21/11/15 例年よりかなり早く初収穫となりました 11月中旬とは思えないような暖かで穏やかな日が続いています。
 そんな中、本日今シーズンの初収穫となり、これから約半年間の収穫、パック詰め、販売、地方発送のスタートです。この時期の初収穫は過去には無かったことで、天候の影響とは言え我々もビックリしています。平均気温の高いこの時期のいちごは、品質的に若干問題があり、出来ることなら今月末の収穫始めを目指していただけに、少々残念に思っています。それでも、まだいちごの珍しい時期であり、喜んでいただける方も多く、地方発送もスタートいたしました。これから、徐々に寒さが加われば品質の向上は間違いなく、寒さの厳しい1月から2月一杯は、甘味充分のいちごが採れるものと期待しています。 
 
21/11/12 色付き始めてきましたが・・・・  相変わらず暖かい日が続き、未だに初霜の観測がありません。
 今シーズンのいちごは、過去になかった早い花芽分化と開花でしたが、予想通り早くもいちごの着色が始まっています。我が家では早い時期の収穫は望んでおらず、今月末の初収穫が、品質の面(食味、粒の大きさ)でも安定してくるので、あまり嬉しい状況ではありません。昨シーズンは思った通りの生育ぶりで、11月末から大粒で良品質のいちごが連続して収穫出来、近年にない良い作柄でしたが、今シーズンはチョット違った生育となっており、少々気になるところです。
 地方発送の予約受付を開始しましたが、全て受付順の発送となっており、発送日の指定はお受けできませんので、ご承知おき願います。
 
21/10/11 例年とは違った生育となってます 10月とは思えない暖かな毎日となっています。
 この時期、マルチング、ビニール被覆といった保温作業を始めるのですが、暖かすぎて悩んでいましたが、少しずつ作業を始めてみました。古い葉かき作業を始めてみましたが、例年なら有り得ない「花芽」が見える株がかなりの割合で確認されています。さかのぼって考えてみると、8月中旬に極端に気温が低く、日照の少ない日が続き、それに反応して、「花芽」の分化がスタートしてしまった株があったようで、このような状態は過去には無かったことです。また、定植期(9月上中旬)も低温、日照不足が続き、「いちご」にとっては気象条件が良くなかったようです。「花芽」の分化が早いと必然的に「開花」「収穫期」も早まり、我が家では「大粒で良品質」のいちごの収穫を目指していますが、気温の高い時期に収穫期を迎えてしまうことになり、思ったような品質のいちごが収穫できるか少々心配になってきました。ただし、寒さが加わる時期(12月以降)には品質が向上するものと期待しています。


21/9/12 定植作業を始めました 9月に入った途端気温が低く、雨の多い日か続き、日照時間の少ない状況となっています。農作物にとってはあまり良い気象条件とは言えず、稲刈りの時期を迎えていますが、晴天が少なく作業も遅れ気味のようです。
 我が家では予定通り本日から定植作業を始めました。まず、「とちひめ」の定植で、14日には終える予定です。被覆材の張った中での作業ですので、天候に左右されず、ほぼ予定通り進めることが出来ます。「とちひめ」の後は「女峰」の定植となり、18日には全ての定植作業を終える予定です。
 
21/8/31 夜冷育苗を開始いたしました 暑い日が続きますが、夏至から2か月以上が経過し、日長時間は確実に短くなり、秋はすくそこまで近づいています。
 我が家では無理な早出しには取り組んでいませんし、作付面積も若干減らした関係で、夜冷育苗は本日からスタートいたしました。これから約半月間は日長時間を8時間になるよう夜冷庫に出し入れし、夜間温度は12℃に設定し花芽分化を促進させます。定植は9月12日頃スタートを予定しており、18日頃には終了したいと考えていますが、定植開始までに植え付け床作り等諸々の準備をするつもりです。
 
21/7/14 「とちひめ」の苗取り終わりました 突然の強い雨の日が続き、外での農作業は予定の立てられない状況となっています。
 例年この時期に行っている「とちひめ」の苗取り作業は、昨日までに予定の本数を確保し終了しました。セル苗の普及するなか、旧来からの9センチポットでの苗取り作業は、ポットの持ち運び等に負担が掛かるため、少々大変なのですが、より充実した苗を育てるためには致し方ないと思っています。今後は「女峰」の苗取りを予定しており、苗の管理等気の許せない日々となりそうです。
 梅雨が明ければ暑い夏が待っていますので、体調管理に気をつけながら農作業に取り組んでいきたいと思います。


 21/7/1 少しずつ動き始めました 梅雨も本番を迎え、当地でも連日雨となっております。
 5月中旬にいちごの片付けを終えて以来、のんびりとした日々を送っていましたが、来シーズンに向け、少しずつ仕事量が増えてきました。まず苗取り用ポットへの用土詰めの作業です。私の所では、「とちひめ」と「女峰」で別々の用土を使用しており、昨日までに「とちひめ」用のポット詰めが終わりました。屋外での作業のため、雨の合い間を縫っての作業で、この後の「女峰」用のポット詰めも予定が立て難くなっています。
 苗取り作業は10日頃から始める予定でいますが、このところの日照不足で苗が軟弱に育っており、少々気になるところです。また、急な晴天による高温、強烈な日照はチップバーン(葉先やランナーの先が枯れてしまう症状)の発生を招いてしまうため、痛し痒しといったところです。
 
21/5/5 今シーズンの営業を終了いたしました 昨年の11月末から約半年間の営業は本日をもって終了いたしました。多くの方々に「地方発送」と「直売」を利用していただき、本当にありがとうございました。特に「地方発送」はコロナウィルス流行の影響もあってか、今までになく多くの方のご利用をいただき、過去最高の実績となりました。今後とも、良品質のいちご生産に精進しり参りたいと考えていますので、引き続いてのご愛顧をお願いいたします。
 「いちごがり」については、昨年の4月以降休止の状況となっており、来季以降についても不透明な状態ですが、1月2日からのオープンは現段階では考えておりません。オフシーズンに種々検討したいと思っています。
 今後の作業予定は、9月の苗植え付けに向けて、育苗のための作業になりますが、当面はのんびり出来そうなので、しっかりと充電して、来季へのスタートを切りたいと思います。
 
21/3/11 来季用親苗の植え付け いちごの収穫も終盤を迎え、収穫量も少な目な日々となっています。相変わらず気温の高い状況が続いており、昼夜の温度管理に気を揉んでいます。
 この時期は、例年来季用の親苗の植え付けを行っており、今年も収穫、パック詰めの合い間を縫って、、昨日、今日で「とちひめ」の親苗の植え付けを行いました。用土の入ったプランターに4本の苗を植え付け、チューブを通して水分と肥料を与えて育てます。
 来シーズンも今年と同じように、「とちひめ」と「女峰」を作付けする予定で、新品種の「とちあいか」「スカイベリー」については栽培を見送るつもりで、「女峰」の親苗は今月下旬の植え付けを予定しています。
 多くの皆様にご利用いただいている地方発送は、今月末をもって終了いたします。


21/2/25 
寒暖差の大きい日々となっています 陽射しが力強さを増し、日長も随分と長くなってきました。当地では21、22日と連続して22℃を超える最高気温を観測し、2月としては過去40年間で1、2位を記録しましたが、今朝は一転して−5.9℃の最低気温を観測し、寒暖差の大きい日々となっています。こちらを見ていただけるとお分かりと思いますが、この冬は例年になく寒暖差が激しく、ハウスの温度管理には悩まされるシーズンとなっています。
 この時期のいちごは、先月に予想したとおり、いちごの株が少々バテ気味で、収穫量が少なくなってきています。それでも、品質はまあまあの状態を保つことができており、今後、気温、地温の上昇で、株の活動が活発化し、収穫量、品質とも向上が期待されるところです。


21/1/20 大寒ですが・・・・ 今朝は大寒にふさわしい冷え込みで、当地では-7.3℃と今季3番目に低い気温となりました。それでも、日の出の時刻はあまり早くならないものの、日没時刻は30分ほど遅くなり、太陽の位置も大分高くなって、ハウス内の生育環境は12月中下旬に比べると格段に良くなっています。この時期は、ハウスに射し込む太陽光線が日増しに強くなり、ハウス内の温度差が大きく、(ハウスに設置してある重油を燃料しとた温風暖房機は5℃まで下がるとで稼働するよう温度設定してあり、日中の自動換気の温度設定27℃とでは約22℃の温度差があります。)おいしいいちごを採るための条件が整っています。ただ、今季は秋の気候が順調で、収穫はじめ.から、例年になく品質の安定した大粒いちごが多く採れていたため、いちごの株が少々疲れ気味になり、今後中休みになってしまわないかと心配しています。1シーズンの1株あたりの収穫量はほぼ決まっているため、早期に収穫量が多いと、中盤以降にあまり収穫できない事になりがちなのです。それでも、日々のこまめな管理を心がけ、より良いいちごが連続して収穫出来るよう励みたいと考えています。
 
20/12/24 発送作業に追われています 今年は「とちひめ」「女峰」とも例年より遅れての収穫はじめとなりましたが、先週より第1花房の収穫最盛期となり、連日発送作業に追われています。今年は例年以上に注文が集中しており、「L」以外の商品については、受付後相当期間待っていただいての発送となっています。23日現在、「2L」は12月5日受付分、「3L」は12月11日受付分を発送している状況で、現時点での受付分の年内発送は極めて難しい見通しとなっています。ご迷惑をお掛けいたしますが、生ものの特質上致し方ないことですので、ご理解をお願いいたします。
 この時期、寒さが加わり、開花からの成熟期間が徐々に長くなってきています。当地では最低気温が−5℃以下の日が4日程あり、いちごの品質にとっては好条件となってきました。いちごの品質は成熟日数が長くなるほど向上し、甘味も増してきます。これまでの気温の高めの時期は、寒暖の差が少なく、十分な成熟を待たずに着色してしまい、本当に寒い時期に比べ食味は若干劣ってしまいます。厳寒期は寒暖の差が大きく、成熟日数も長くなるため、いちごの味が濃密になるのです。私のお勧めは1月から2月のいちごですが、皆さんは珍しさもあってか、12月に需要が集中してしまう傾向があり、少々残念に思っています。
 
20/12/3 収穫はじめとなりました 11月は日照時間が多く雨の少ない穏やかな日が多く、いちごの生育も予想より進み、先月末に初収穫を迎え、半年近い収穫期間のスタートを切りました。今シーズンは作付け面積を若干減らし、25年間続けていた1月2日からの「いちごがり」にも終止符を打つこととなりました。これからは、「直売と地方発送」に特化したいちご園として更なる発展を目指したいと考えています。
 この時期はお歳暮便と重なり、多くの方から地方発送の注文をいただき、慌ただしい日々となっています。いちごは生ものですので、その年の天候等で作柄が大きく変わり、収穫量や品質も流動的になってしまい、皆様のご要望に十分にお応えするのは大変難しく、注文を受けてから発送までに相当の日数が掛かってしまっている現況です。いずれにしても、受付順で順次発送しておりますが、品物によっては年明けにずれ込むものもあると思われます。これから注文される方はその辺を十分ご理解いただきたくお願いいたします。
 
20/11/3 開花が始まりミツバチを導入しました 10月中旬以降やっと秋らしい気候になり、日照時間も戻ってきました。
 我が家では10月中旬にマルチングや新しいビニール被覆が終わり、やっと開花が始まり、先日ミツバチをハウスに入れ受粉の手助けをしてもらっています。
 県内のいちご産地からは初出荷のニュースが流れていますが、我が家では例年より1週間程遅い開花初めで、8月の高温の影響だったのかもしれません。それでも、今年は台風や集中豪雨の被害が全く無く、生育ぶりは順調ですので、12月以降、良品質のいちごが収穫できるものと期待しています。

20/10/8 早くも「とちおとめ」初出荷です やっと平年並みの気温になりホッとしています。
 我が家のいちごは予定通り先月18日に定植を終え、ほぼ順調な生育をしていますが、一部「タンソ病」の発生が見られ、今後の感染が心配されるところです。この夏の不順な天候(7月の日照不足とその後の高温)の影響で、一部地域では「タンソ病」の大発生が見られているようで、自然相手に農作物を育てることの難しさを痛感しています。
 そんな中、今朝の新聞報道によると、栃木県産「とちおとめ」の初出荷が当「JAかみつが」から東京市場向けになされましたが、ほとんどの農家では極端な早出しは目指していないため、本格的な出荷は11月になってからと思われます。
 現在、我が家では昨年から被覆してあったハウスの古いビニールを剥がし、露地状態でいちごを育てていますが、昨年、一昨年と台風の大雨で植え付け床が崩される被害を被っているため、新しいビニールの被覆が完了する20日頃までは平穏な天候であって欲しいものです。

 

20/9/12 定植作業中です  相変わらず平年よりかなり気温の高い状況が続き、秋の気配など全く感じられない日々となっています。
 我が家では予定通り本日から定植作業を始めました。先ずは「とちひめ」の定植で、14日までには終え、17日から「女峰」の定植を予定しています。適期に作業をすることが、いちごの収穫開始時期や品質に大きく影響するため、我が家の目標である12月初めの収穫開始に向けて、適期に作業が進められるよう頑張りたいと考えています。
 
 
20/9/4 夜冷育苗中です 雨が多く気温の低い日が多かった7月から一転、8月は高温で雨の少ない日々となりました。鹿沼では8月11日に観測史上第一位の37.1℃を観測するなど猛烈な暑さとなり、月平均気温も過去最高となりました。
 夏至から2か月以上がたち、日長時間は短くなってきましたが、「いちご」の花芽分化にとっては、高温は大敵となっています。現在、全国各地で栽培されている殆どの品種は促成栽培(早出し)用の品種で、秋の低温短日に反応して花芽分化をする特性を持っています。品種によって敏感に反応する早生のものから、やや鈍い中生、晩生のものまでそれぞれの品種の特性がありますが、今年の夏のような猛暑の条件下では、どうしても花芽分化が遅れ気味なってしまいます。それでも、現在は人工的に低温短日の条件をつくりだして育苗する「夜冷育苗」がかなり普及しているため、ほぼ予定通りに花芽分化をさせ、収穫はじめの時期も大きくずれることなく栽培することが出来ています。
 我が家でも、「とちひめ」「女峰」ともすでに夜冷育苗を開始しており、約2週間の育苗後には定植を予定しています。ただ、あまりの暑さにハウス内の作業時間は限界があり、作業計画も変更を余儀なくされる日々となっています。早く平年並みの気温になって欲しいものです。
 
20/8/5 やっと本来の気候になりました 長かった梅雨が明けやっと本来の夏の気候になりました。今日は朝からほとんど曇ることなく太陽が照り付けており、こう言った天候の日はひと月半ぶり位かと思われます。曇雨天の日が多かったため、農作物はの生育はあまり良くなく、野菜の市場価格も高いものが多いようです。
 我が家では7月9日から「とちひめ」の苗取り作業を開始し、その後「女峰」の苗取りも終わり、天候の回復を待って、ハウス内のクロールピクリン錠剤による土壌消毒作業に入りました。作業手順等はこちらをご覧いただければお分かりかと思いますが、この時期のハウス内は高温多湿で作業条件が極めて厳しいため、早朝と夕方の比較的作業のし易い時間帯に仕事をを進め、今朝までに全ハウス内の土壌消毒作業を終えました。この後は、盆明け以降に被覆フィルムを剥がし、堆肥やその他の肥料を施用し、土づくりを進める予定です。
 写真は「とちひめ」苗の本日の状況で、先週末に親苗から切り離し独立させました。強い陽射しによる苗の萎れを防ぐため、寒冷紗による日除けをしており、あと数日はこの状態にしておく予定です。日照不足によりやや徒長気味が気にかかりますが、今月末の夜冷育苗開始までにはシッカリとした苗に育て上げたいと思っています。
 
20/7/12 来シーズンに向け苗取りを始めました 6月下旬以降日照時間が極端に少ない状況が続いており(平年の6パーセント位とのこと)、農作物への影響が心配されるところです。
 5月に今シーズンの営業を終えて以降、新型コロナウイルスの影響もあり、自宅でのんびりとした日々を送っていましたが、いよいよ来シーズンにに向け苗取り作業をスタートしました。まず、「とちひめ」から始まり次に「女峰」へと進めていく予定です。
 
20/5/6 今シーズンの営業を終了いしました 寒暖差の激しいこの時期でしたが、本日をもって今シーズンの営業を無事終了いたしまた。
 とは言え、昨年10月の台風19号の豪雨によるハウス内冠水等の影響で、11月末の収穫はじめから1月中旬頃までは、収穫量が極端に少なかったうえ、品質も過去に類を見ないような悪さで推移し、やっと品質、収穫量も例年並みに戻ったと思った矢先、新型コロナウィルスの影響で、来園者が急激に減少し、特に「いちごがり」については途中から休止を余儀なくされる事態となってしいました。そんな中、「直売」と「地方発送」については根強い人気があり、多くのお客様のお陰で無事この日を迎えられたことに、心より感謝申し上げたいと思っています。
 
 来シーズンについては栽培面積を若干減らし、「いちごかり」は通常期間(今までは1月2日より開園)の営業は取りやめとし、春先に期間を区切っての開園を考えています。 (例えば、「とちひめのいちごかり」を3月下旬から4月上旬頃の数日間、「女峰のいちごがり」を5月の大型連休期間中に開園) これまでの25年間の経営方針を大きく転換するもので、諸々の状況から、「地方発送と直売」に特化したいちご園として再スタートし、皆さんに愛される「いちご園」として歩み続けていきたいと考えています。
 今後とも、変わらぬご愛顧を心よりお願い申し上げます。
 
20/3/31 来季用の親苗の植え付けを終えました 寒暖差の大きい日々となっています。そんな中、例年通り来季用の親苗の植え付けを、今日までに全て終えました。来季も今季同様「女峰」と「とちひめ」を同じような面積割合での作付けを予定しています。
 温暖期を迎え、いちごの品質は徐々に低下してきており、品質管理も難しくなってきています。そのため、11月末から行っていた「地方発送」は本日をもって終了させていただきました。ご利用いただいた方々には心よりお礼申し上げたいと思います。
 世界的な「新型コロナウィルス」蔓延の影響で、我が家も3月に入ってから「いちごがり」の来園者が激減しています。通常3月は連日入園者で賑わっていただけに、寂しい日々となっており、一部ハウスはいちごの株を片付ける作業を始めました。今後の見通しが立たない状況ですので、「いちごがり」は今シーズンほぼ終了したのかなと感じています。
 各方面に多大な影響を及ぼしいてる「新型コロナウィルス」ですが、一刻も早い終息を心から願って止みません。
 
20/3/8 来季の準備を始めました 1月2月の平均気温が40年間で最も高かったとの報道がされ、まさに異常に暖かな冬となりました。そんな中、陽射しの強まりとともにいちごの生育も元気さを取り戻し、1月下旬以降は例年並みの品質と収穫量となり、現在は例年以上の良品質となっております。1月中旬までの収穫量の少なさで、株自体に余力があったのかもしれません。それでも、日増しに陽射しが強くなり、ハウス内の温度も高くなるため、いちごの品質管理が少しずつ難しくなってきています。
 この時期は例年来季用の親苗の植え付け時期となり、細かな準備作業に入りました。その際、植え付け本数(栽培面積)等を検討、決定しての準備となりますが、我が家の経営方針を大きく転換することとなりました。それは、来シーズン以降、開園以来25年間続けてきた「いちごがり」を休止することです。家族内で時間をかけて種々検討した結果で、今後は栽培面積を若干減らし、「地方発送と直売」に特化したいちご園として、より進化できるよう努めていこうという結論に達しました。長い間ご愛顧いただいた方々には心よりお礼申し上げたいと思います。ただ、休止ということは、完全に止めるのではなく、限定企画として品種や時期を区切った短期間の「いちごがり」を検討したいと考えています。
 
20/1/20 大寒?どうなってるの今年の冬 全国的に暖冬になっていますが、異常としか言いようのない暖かさです。大寒の当地の最高気温は13.5℃と3月末の気温となりました。昨年の8月以降気温の高い状況が続いており(8月の平均気温が過去3番目、9月10月が1番高い数字を記録)、「いちご」の生育に悪影響を及ぼし、いちごの生産量日本一の栃木県では昨年比の3割減の出荷量に止まっているとの新聞報道もあり、県下全域で不作の様相を呈しています。我が家でも昨秋の台風19号の400ミリ近い豪雨により、圃場は全面冠水状態となり、大きなダメージを受けました。それでも無事収穫期を迎えることが出来たことは嬉しい限りですが、自然の力の大きさを痛感しました。
 収穫量は例年より少なく、粒の大きさを含めた品質も例年よりかなり低いレベルとなっており、地方発送を希望される方には、多大なご迷惑をお掛けし心苦しく思っております。今後陽射しが強くなり、ハウス内の環境が改善されて、収穫量が回復すること願ってやみません。
 12月も平均気温が高く、かつ、日照時間の少ない気象条件となりました。特に日照不足は太陽光線の弱いこの時期、ハウス内の生育環境にとって極めて悪いものとなり、生育停滞や着色不良など影響が出ているようです。

19/12/5 今年の作柄は悪そうです 11月下旬は例年と異なり極端に日照時間の少ない状況となりました。また、平均気温が9月10月と2ケ月続けて40年間で最も高い数字となるなど、異常気象が頻繁に起き、農作物の生育には極めて厳しい気象条件となっています。そんな中、いちごの収穫期を迎えましたが、例年になく収穫量が少なく、急激な回復は考え難い状況となっています。この状態は、我が家だけに限らず、今朝の新聞報道では、全国一の産地である栃木県真岡市でも出荷量が少ない状況にあるとのことで、秋の天候の影響だろうと伝えていました。いちごなどの農作物は、悪条件の影響が2〜3ヶ月後の生育に現れてくるために、やはり、台風襲来を含めた秋の天候不順が大きく影響していると考えられます。
 今後の生育については不透明部分が多いのですが、来年5月までの長期間の収穫ですので、日常の管理作業に励み、より良いいちごが採れるよう努めたいと思っています。


19/11/16 やっと平年並みの気候になりつつあります 暖かすぎた10月で、平均気温は過去40年間で最も高く、また、月間雨量、一日雨量も過去最高値となりました。最低気温はひと月前を思わす日々が続きましたが、ここに来てやっと朝夕が冷え込むようになり、当地では今朝2.0℃の最低気温を観測しました。
 台風19号の影響等で10月の保温作業は例年よりかなり遅くなったのですが、気温の高い状況が続いたためか、早く開花したいちごは一部色付き始めたものが見られるようになってきました。収穫までにはもう少し日数がかかると思いますが、昨年同様例年よりかなり早く収獲始めとなりそうです。出来ることなら、低目の気温のもとでゆっくりと成熟させたいものですが、自然相手の難しさで、美味しいいちごになってくれるか、少々不安になってしまいます。
 それでも、12月以降寒さが加わってくると、開花から成熟までの日数が長くなって、より味の濃いいちごになるものと思われ、特に厳寒期(1・2月)に収穫するいちごは収穫期間中最もおいしくなるのが通常ですので、その時期のいちごを是非ご賞味頂けたらと思います。


 19/10/26 開花が始まりミツバチを導入しました 12日の台風19号の豪雨で畝が崩され、作業手順が大きく変わってしまいましたが、崩れた畝の手直しをしながらの保温作業(下葉かき、マルチング、新しいビニールの被覆)は多くの労力を要しましたが、やっと全ての作業を終えることが出来ました。泥の付いた葉も多くあり、気休めかも知れませんが、動力噴霧機よる水洗いを全ハウス実施してみましたが、思うような結果は得られませんでした。それでも、幾らか泥は落ちたようですので、今後の生育ぶりを細かく観察していきたいと考えています。
 そんなこんなで、手直し作業に集中している間に全てのハウスで開花が始まり、本日急きょミツバチを導入しました。さいわい晴天に恵まれたため、ハチはイチゴの花をこまめに訪問し受粉作業に精を出していました。我が家では13箱の巣箱を使っていますが、これらのミツバチは全て養蜂業者から来春までの期間レンタルとなっています。
 今年もまた暖かい秋となっているため、30日後位には初収穫となりそうです。 
 
19/10/17 台風19号の被害は軽微で済みました 台風19号は東日本各地に大きな被害をもたらし、自然の力の強さ大きさの前には、人間の無力さを痛感せざろうえません。
 当地では12日朝7時過ぎから雨となり、徐々に強さを増し、午後からは時間雨量20ミリから50ミリの激しい雨が午後11時まで続いて、1日雨量は過去40年間で最高の370ミリとなりました。4年前の関東東北豪雨の時の325ミリという一位の数字は当分破られないものと思っていましたが、それを超える記録となりました。幸い、風の強さが予想より弱かったため、風害はほとんど無かったようですが、豪雨による被害はマスコミ等で報道されない所で無数に発生している状況で、我が家の前方250メートルの所の河川(黒川)堤防が100メートルにわたり決壊し、田畑に土砂が流入し、その先では民家が床下浸水の被害を受けました。また、濁流は東武日光線ののり面を削り取り、送電線等を支えている鉄柱が宙に浮いてしまい、現在も不通となっており、多くの通勤通学、観光客に影響を与えています。
 我が家のいちごは露地状態だったため、豪雨でハウス内は水浸しの状態になりましたが、排水の良い土壌条件(小石の多い砂質土壌)のためたちまち水は引きましたが、土を盛り上げて植え付けた畝が崩されてしまいました。ただ、植え付け後約1か月経過し、根が充分に張っていたため致命的な状況には至らずに済み、土の乾き始めた今日から、畝上げ機を使って少しずつ手直し作業を始めました。同じ鹿沼でも壊滅的な被害を受けた方もいますので、我が家の状況は被害と言えるほどのものでは無いのかも知れません。保温作業は予定より少し遅くなってしまいますが、暖かい気候が続いているため、慌てずに作業を進めて行きたいと思っています。
 台風19号で被害を受けた方々には心よりお見舞い申し上げます。 
 
19/10/6 9月の平均気温は過去最高でした 10月に入ったとはいえ相変わらず気温の高い状況が続いています。当鹿沼の9月の平均気温が過去40年間で最高を記録したとの報道がありましたが、実感としても気温が高く、特に朝の最低気温が高いなと感じています。このような気温の高い状況が農作物にどんな影響があるのか少々心配になっています。
 鹿沼では「とちおとめ」が初出荷されたとのニュースが流れ、いちごのシーズンも間もなく到来するのかなと思わせています。
 我が家のいちごはほぼ順調な生育ぶりで、定植後活着を待って、先月下旬には雨よけ用に張ってあった天井のビニールをはがし、露地状態になっています。近年は、保温用ビニールを数年間張ったままの状態(多年張り)での栽培が一般的になっていますが、我が家では、この時期は古いビニールをはがし、1か月弱の期間は苗を風雨にさらし、今月20日頃に新しいビニールに張り替えています。この方法は、コストと労力がかかるため疑問視する方も多いのですが、我が家では良品質のいちごを収穫するために敢えてこの栽培法に取り組んでいます。
 今後は、下葉かき、マルチング、ビニール被覆といった作業を予定していますが、気温の高い状況が続いているため、例年より時期を遅らせての作業を考えています。 
 

19/9/17
 定植作業を終えました 台風15号の襲来や突然の強い夕立がありましたが、9日から始まった定植作業は今日で全て終了しました。作付け内容は昨年と全く同じで、「女峰」21アール(約14,000本)「とちひめ」17アール(約11,000本)の植え付けとなり、「とちおとめ」「スカイベリー」「栃木i37号」といった品種については作付けを見送りました。11月末から12月初旬の収穫始めを目指した栽培ですので、この時期に集中しての定植作業となるため、終わってホッとしているところです。
 今後は、活着までの潅水等水管理に注意をはらいながら、来月10日頃からの保温作業(マルチングや新しいビニール被覆)に向け、諸々の細かな準備作業に取り組んで行きたい思います。



19/8/24 予定通り夜冷育苗を開始しました 遅い梅雨明けでしたが、7月下旬から8月中旬までの約25日間は、平年よりかなり気温の高い日が続き、当地でも35℃を超えた日が8日もありました。ここに来てやっと秋めいた日なってきましたが、日照不足から一転酷暑ということで、軟弱に育ったいちごの苗の管理には、例年以上に気を遣うこととなりました。
 当初この時期から予定していた夜冷育苗は、昨日(23日)から最初に定植する分の苗について開始しました。以前に比べ昼夜の気温が低くなってきているため、夜冷庫内もしっかりと冷え、夜冷育苗効果も現れやすいと期待しています。定植は9月9日頃からを予定しているため、それに向け諸々の準備を進めたいと考えています。
 

19/7/29 やっと梅雨があけました 6月下旬以降日照時間が極めて少ない状況が続き、農作物は軟弱に生育しており、大きな影響が出ておりましたが、ここに来てやっと日照が回復し、今日は梅雨明けのニュースが報じられました。当鹿沼の梅雨期間中(6/8〜7/28)雨量は平年比183%の688ミリということで、我々の実感通りの雨の多い梅雨でした。これから暑さが厳しくなるとは言え、太陽の大事さを知っている農家にとっては嬉しいこととなりました。
 苗取り作業は予定通り10日から始まりましたが、日照不足でかってない軟弱な生育状況で、根の張りも思わしくなく、早くの天候回復を願っていました。苗取りは27日までに全て終えましたが、例年にない天候で潅水等の管理に気を揉んでいる毎日です。
 また、連日雨模様の日が続き、ハウス内の土壌水分が多い状態がとなっているため、例年ならこの時期に実施している薬剤による土壌消毒も手付かずの状況となっており、作業手順に狂いが生じています。
 梅雨明け宣言が出され、安定した夏空が続き、作業予定が立てやすくなりましたので、着々と作業を進めて行きたいと考えています。



19/6/27 来季に向けゆっくりと始動しました 5月下旬のとてつもない暑さにはびっくりさせられましたが、6月に入ってからはほぼ平年並みの気温で推移しているようです。しかし当地(鹿沼)では雨量が多く、月間雨量は過去40年間で今日現在2番目に多いとい うことのようです。
 この時期に予定していたハウスの補修作業は早々に終わり、のんびりとした日々を送っていましたが、梅雨の合間をぬって育苗ポットへの用土詰めを始めました。本格的な作業は来月10日頃から開始予定の「苗取り作業」ですが、来季に向けゆっくりと始動しました。ランナーの生育状況はほぼ順調ですので、気を許すことなく生育管理に努めたいと考えています。
 先日は栃木県が近年開発した「栃木i37号」の来季作付け希望申し込みの用紙が届きました。現在の主力品種「とちおとめ」より大粒で収量も3割程多いという期待の品種のようですが、無仮植苗(ランナー)での配布で、現地での実績が乏しい等、直ぐに手を上げなくてもよいだろうとの結論に達し、作付け希望の申し込みは見送ることとしました。我が家では来季も今年同様「とちひめ」「女峰」の2品種の作付けで行きたいと思います。

今日現在の苗の状況はこちらです。「とちひめ」 「女峰」
 

19/5/19 充電期間です 5月6日に今シーズンの営業を終えてから、のんびりとした日々を送っています。生育中の農作物は待ったがききませんので、日々の管理や収穫作業は休むことが出来ず、何かと忙しいのですが、この時期は来季用の親苗の管理だけですので、心身ともに休まる期間となっています。
3月11・12日に植え付けた「とちひめ」の親苗はほぼ順調な生育で、ランナーも数本ずつ出てきており、これからの高温長日の条件下で生育スピードも早まるものと思われます。
来季用の苗取り作業は7月10日頃からを予定いていますので、それまでは比較的ゆったり出来るので、しっかりと充電、リフレッシュしたいと考えています。
ただ、この期間にしか出来ない作業も予定されているため(パイプハウスの改修作業)休みながらも計画的に作業を進めて行きたいと思っています。

現在の「女峰」の苗の状況はこちらをご覧ください。

19/4/2 「とちひめ」のいちごがりは盛況でした 3月30日、31日は二日間限定の「とちひめ」のいちごがりを行いました。「とちひめ」の特性が認知されたこともあり、今シーズン一番の入園者となりましたが、幸い赤い実が充分にあったため、3時の受付終了まで入園を断わることなくに終了することが出来ました。来シーズンにつきましても検討を加え是非実施したいと考えています。
  4月に入ったとはいえここ数日は寒い日が続いており、露地状態に近い圃場への、「女峰」の来季用親苗の植え付け(全体の25%)を2、3日延期していますが、数日中にはこの作業も終えたいと考えています。
 11月末から実施していた地方発送は31日で終了いたしました。多くの皆さんにご利用いただき、予想より多くの発送件数となり、無事終了できホッとしています。来シーズンも多くの皆様のご利用をスタッフ一同お待ちしております。
 
19/3/11 来季用親苗の植え付けです 「春に三日の晴れなし」の言われの通り天気の変化が早く、まとまった雨もあり水不足の心配も解消されつつありあります。
 収穫、パック詰め作業の合間を縫って来季用の親苗の植え付け作業を今日から始めました。60型プランターに4本の親苗を植え付けますが、今日は「とちひめ」の植え付けを行い、60%程を終えました。用土は今年更新した植物栽培用粒状綿(ロックウール)を用いており、中央に設置したチューブを活用して液肥を自動供給するつもりです。
 いちごの収穫量は徐々に少なくなってきており、気温の上昇に伴い着色が早まって、品質管理が難しくなりつつあります。
 「地方発送」はクロネコのクール便を利用して連日発送していますが、より高温になる時期(4月以降)には終了する予定でいます。
 
19/3/1 来季の準備スタートです 暖かな日が多く、今年も桜の開花が早くなりそうだとの情報も流れて、本格的な春の到来もそう遅くはなさそうです。
 今シーズンは、我が家の「とちひめ」が暮れに新聞報道されたこともあり、「とちひめ」に対する評価がより高まってきて、指名買いをされる方が増えてきています。果肉が柔らかく、やや傷みやすいという欠点を持つものの、酸味のない甘い食味が評価されているのかなと考えており、「とちおとめ」や「スカイベリー」にはない特徴を有しているものと思います。
 いちごの収穫は中盤を過ぎ、残り二か月となりました。この時期になると例年のことながら、収穫作業のかたわら来季の準備作業を始めなければなりません。スタートは親苗の植え付けですが、今月中旬には「とちひめ」の苗の植え付けを予定しており、その後、「女峰」を植え付けを考えています。そのための準備作業を早々に始める予定で、収穫、パック詰め等の作業の合間を縫って進めていきたいと思っています。
 
19/1/23 陽射しの強さを感じてきました 冬至から一か月が経過し、日没時刻が35分程遅くなり、日中の太陽の位置も大分高くなってきました。
ハウス内のいちごの生育環境は一時期の最悪の状況からは脱しつつあり、生育スピードも少しずつ早まってきました。ハウス内は日中25℃位に管理し、夜間は5℃で暖房機が稼働するように設定しているため、温度差は20℃程あります。実はこの温度差がいちごの味を良くする要因と考えられます。この時期は開花後の成熟日数が多く要するため、味が良くなると言われており、「寒さの厳しい時期がいちごの美味しい時」と言われる所以となっています。
 
18/12/15 本来の気候になってきました 秋以降長く続いていた暖か過ぎる気候も、ここにきてやっと本来の気候になり、最低気温がマイナスを観測する日が多くなりました。この時期は例年のことながらいちごの贈答便の発送作業に追われています。
 重油の価格が高く、暖房機の稼働時間が多くなるのは困りものですが、ハウス内の昼夜の温度差が大きくなることにより、いちごの品質が少し良くなってきました。開花後の積算温度でいちごの実の成熟期間が決まるため、気温の低くなるこの時期から成熟日数が長くなり、品質(甘みや風味)が徐々に向上してきます。今後は気温がどんどん低下していき、厳寒期の1月中旬から2月中旬頃に最もおいしいいちごの時期となるでしょう。
 
18/11/23 初収穫となりました 先日例年より約20日遅く初霜を観測、やっと本来の気候になりつつあります。
10月以降平年より暖かな気候が続き、いちごもかなり前倒しの生育となっており、予定より1週間近く早く、「とちひめ」が本日初収穫となりました。気温の高い影響で、成熟日数が短く、品質的に納得のいくものとはなっていませんが、いよいよ5か月以上にわたる収穫期となります。本来の気候になれば、より品質の良いいちごになることを期待して仕事に励みたいと考えています。
 

18/11/13 暖か過ぎです 異常に暖かい日が続いています。当地(鹿沼)の10月の平均気温は過去40年で3番目に高かったそうで、11月に入ってもその傾向が続き、未だに初霜も観測せず、この様子ですと記録的に遅い観測になりそうです。そういえば、北海道でも初雪の観測が無いとのニュースが流れていました。
 暖かい気候に対応して、マルチング、ビニール被覆といった一連の保温作業は、例年より遅く実施ししましたが、早く開花したものには一部着色したいちごが見受けられ、余りの早さにどのように管理(温度管理や水管理)して良いのか悩ましい日々となっています。
 我が家では食味重視のいちごづくりを目指していますが、今年のような気候の年は、成熟日数が短くなり、味の薄く甘みに乏しいいちごになってしまいます。本当においしいいちごの時期は、例年寒さの厳しい1月中旬から2月下旬頃ですので、味を重視される方はその時期にご利用をお勧めいたします。いずれにせよ早く本来の気候になって欲しいものです。
 
 
18/10/30 開花期を迎えミツバチを導入しました 9月以降秋晴れの日がが続かなかった天気も、やっと本来の安定した気候になり凌ぎ易い日々となっきました。
 マルチング、ビニール被覆といった保温作業が終えると共に、全ハウスでいちごの開花期をむ迎えました。そのため、受粉に欠かせないミツバチを導入しました。これらのミツバチは養蜂業者から春先まで借りるもので、レンタル料金も安くはなく結構な出費になりますが、きれいな形のいちごを収穫するうえで不可欠のものとなっています。
 台風24号の影響で植え付け床が崩されるアクシデントがありましたが、現在は概ね平年並みの生育となり、約一か月後には収穫初めとなりそうです。
 
18/10/19 マルチング作業を終えました 例年なら乾燥した晴天の続くことの多いこの時期ですが、今年は日照時間の少ない状況となっています。
 栃木県産(鹿沼産)の「とちおとめ」の出荷が始まったとのニュースが流れ、いよいよいちごシーズン到来といったところでしょうか。それでも出荷が本格化しスーパーの店頭にお目見えするのは来月になってからかと思われます。
 我が家では11月末からの収穫を予定しているため、作業のペースは他の農家より遅く、昨日でやっとマルチング作業を終えることが出来ました。先日の台風24号の影響で、定植の済んだ植え付け床がかなりの部分で崩され、手作業で補修しながらの作業だったため、例年の倍近い労力がかかってしまいました。
 残された保温作業はビニールによるハウスの被覆作業になりますが、比較的気温が高く、いちごの開花もまだですので、慌てることなく順次進めて行きたいと考えています。
 
18/10/1 台風襲来 今回の台風24号には参りました。当地では上陸直前まで風雨とも穏やかで、大きな影響や被害は考えていませんでしたが、予想を超える強風(当鹿沼では過去10年で最高値の26.9mの最大風速を観測しました。)や強い雨のため、ビニールが剥がされハウスが変形したり、植え付け床が崩される等の被害が出ました。(我が家では定植後被覆材は剥がして自然条件下においているため、ハウスの被害は免れましたが、植え付け床が崩される被害が出ました。)
 農業は日々自然と向き合っての生活の中で、多くの恩恵を享受することが出来ますが、反面、今回のような大きな痛手を被ることもあり、計画通りにはなかなか行かないものです。
 とは言え、立ち止まっているわけには行きませんので、仕事を一歩一歩前に進めて行きたいと考えています。
 
18/9/18 定植は終わりました 10日より始めた定植作業は今日で全て終了しました。今シーズンの作付けは「女峰」21アール(約14,000株)、「とちひめ」17アール(約11,000株)となりました。定植時期は、収穫初めの時期や茎葉の生育、果実の品質にも影響があるため、集中した作業になります。栽培全期間を通して最もきつい作業なので、終わってホッとしているところです。
 この後は、10月中旬の保温作業に向けて細々とした準備作業を進める予定です。
 
18/9/10 定植作業始めました 朝晩は大分涼しくなり、日没時刻も早くなって秋を感じる季節となりました。
 例年この時期に行っている定植作業を今日から始めました。定植前の準備作業として、堆肥を初めとした施肥作業や、トラクター耕、畝つくり作業を予定通り進めることが出来、先月23日から夜冷育苗をした苗が今日からの定植となりました。約25,000本の苗は全て夜冷処理を行っており、18日頃までには定植作業を終える予定です。
 
18/8/23 夜冷育苗開始しました 猛烈な暑さが4日間だけ(8/17〜20)休暇を取ってくれたため、凌ぎ易い朝夕(17日朝は13℃まで気温が下がりました)でしたが、また暑さがぶり返し昨日は36.2℃を観測しました。
 猛暑の中、育苗管理には例年より多くの気遣いが必要で、夜冷育苗の開始時期も少々悩みましたが、9月10日頃定植予定の苗を例年通り本日から開始することとしました。定植期間を9月10日から18日頃と予定しているため、定植用苗を順次夜冷庫に入れ、全ての苗を夜冷処理するつもりで、定植までの間に施肥、床作りの作業を順次進める予定です。
 

18/7/27 
暑すぎです 全国的に猛暑に見舞われていますが、当地も例に漏れず厳しい暑さが続いています。こちらの見ると明確に分かるのですが、6月下旬以降、最高最低気温とも平年を大幅に上回る状況となっています。過去の記録と比較しても日最高気温、日最低気温が上位にランクされており人にも作物にも厳しい夏となっています。
 この時期は例年苗取り作業ですが、厳しい暑さのため日中は作業できず、朝夕のみの作業で、昨日までにやっと終わすことができました(約26,000本を確保しました。)。我が家の苗取りは親苗から小苗を切り離さない方法のため、今年のような猛暑でもほぼ100パーセントの活着率ですが、小苗を切り離してポットやトレイに挿す(植え付ける)方法だと、活着までの遮光方法や潅水に細心の配慮が必要で、多くのいちご農家では大変な日々かと思います。また、いちごの花芽は低温短日に反応して分化するため、今年のような気象条件ですと例年より若干遅れるのではないかと思われます。
 いずれにしても、ここ数年は平年並みの気候の年が少なく、気候変動に敏感な農作物を作る農家にとっては、管理に気の許せない毎日となっています。
 6月初旬から進めていたパイプハウスの建設作業は90パーセント近く出来上がり、9月の定植期に向け細かい部分を仕上げる段階となっています。

18/5/28 連棟ハウスを解体しました 予定していた連棟ハウスの解体工事が終了し、耕耘作業も終え更地状態になりました。連棟ハウスを解体しパイプハウスに建て替える決断をしてから月日が経ちましたが、更地になり、いよいよ新しいパイプハウスを建てる作業に取り掛かることになりました。7月の苗取り作業が始まるまでは仕事の少ない時期ですので、その時期を活用して、自分たちで建設する予定です。
 パイプハウスに建て替えると栽培実面積は少なくなりますが、良品質のいちごが採れると思われますので今から大いに期待をしています。 
 
 
18/3/28 地方発送は終了いたしました ここ一週間は平年を上回る最高気温となり、特にここ三日間は22℃以上となって、5月中旬頃のような陽気となっています。北関東の山沿いに位置する当地は、春になっても寒暖の差が大きく、品質の安定したいちごが収穫できるのですが、ここまで気温が高くなると成熟する前に着色してしまうため、味ののらないいちごになってしまいます。また、味を重視し十分に着色させてから収穫すると、実が軟らかくなってしまい、発送には適しません。こんな状況のため、予定を早めて本日をもって地方発送を終了することと致しました。ご利用頂いた方には心よりお礼申し上げます。
 来シーズンは11月末からを予定しており、この時期から親苗の植え付け、管理等準備を着々と進めて行きたいと考えています。

18/3/12 久しぶりの更新です やっと春らしい気候になり心身とも伸びやかなになってきました。
 長らくご無沙汰していましたが、「いちご情報」もやっと平常を取り戻しつつあり、出来る限り以前のように様々な情報を提供していけたらと思っています。
 種々の都合により、今シーズンの作付け面積は例年の約3分の1と、大幅に縮小せざるを得ない状況となり、多くの皆様に多大なご迷惑をお掛けし、本当に申し訳なく思っております。
 
 例年この時期は収穫の合い間に来季用の親苗の植え付け準備ですが、今年は準備が順調に進み一昨日、昨日で「とちひめ」の親苗の植え付けを終了しました。今後は来季のため準備作業も少しずつ進めていく予定ですが、30年来栽培していた20アールの連棟ハウスを解体し、パイプハウスに建て替える予定でいます。このハウスは4年前の大雪の際、雪の重みで倒壊寸前となり、一部鉄骨が変形してしまったため、思い切って取り壊すことにしたものです。パイプハウスにすると栽培面積は減少することとなりますが、良品質のいちごが収穫できる期待も持てるため決断いたしました。

 これからも健康に留意しつつ、皆さんに「美味しい」と言っていただけるよう、いちご栽培に励みたいと考えています。