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05/6/24 ランナーの生育 空梅雨の状況で雨の少ない状態となっています。4月に植えつけた親苗はほぼ順調な生育となっています。今冬は寒さと乾燥が厳しかったためか親苗の冬越しが上手くいかず、傷みのひどい状態で植えつけたため、例年になく初期成育の悪い状態で内心心配していたのですが、ここにきて平年並みの生育に回復してきました。幾らかの「うどんこ病」の発生が見られますが、害虫の発生は殆ど無くまあまあと言ったところでしょうか。今後は病害虫の発生に注意しながら、来月中下旬の苗取り作業までを過したいと思います。


05/6/9 11年連続日本一 昨日の新聞報道によると2005年栃木県産いちご(04年10月〜05年6月)は、出荷量前年比104%販売額は105%と前年産を上回り、販売金額229億円とライバル福岡県の145億円を大幅に引き離し11年連続日本一が確実となりました。需要の旺盛なクリスマス時期は出荷量は順調だったが価格面で伸び悩んだが、年明けからは順調に推移し、また3月以降は気温が低い日が続いたことで品質が維持でき、生産販売環境が良かったということです。だだ過去最高の販売額を記録した2000年産に比較すると十数億円少なく、経済情勢があまり良くない中苦戦を強いられた状況が続いています。
05/5/31 ありがとうございました 本日をもって半年間にわたる今シーズンの営業を終了いたしました。ありがとうございました。平成7年に観光いちご園としてオープン以来、10年間が無事終わる事が出来たのも多くの皆様のご支援ご愛顧の賜と心より感謝申し上げます。来シーズン以降は心機一転、新たなる気持ちでより良品質のいちご生産と、サービスの提供に最大限努力していくつもりですので、今後共よろしくお願い申し上げます。
 6月は年間で最もゆとりある時期ですので、心身をリフレッシュして来シーズンに向けての作業に取りかかりたいと思います。

05/5/8 ゴールデンウィーク無事終了 4月29日からの連休も今日で終わりになりましたが、天候に恵まれ「いちごがり」来園者もまあまあの状況でした。4日が最も混雑しましたが、いちごの実が十分にあったため、入園締め切りはせずに済みホッとしているところです。
 例年のことですが、この連休で今シーズンは終了したも同然で、「いちごがり」入園者、「直売いちご」をお買い求めのお客様が極端に少なくなります。この時期は、「ダニ」「オンシツコナジラミ」「うどんこ病」といった病害虫が多く発生し、良質のいちごがあまり採れなくなってきますので、生育の思わしくない所から少しずつ片付け作業に入ります。また、ジャムつくり作業も集中して行い、来季当初に販売する数量を確保いたします。(数量が多いためジャムつくり作業は数日を要します。)

05/4/14 親苗植え付け 寒暖の変化が激しく、初夏の気候が続いたと思ったら今度は冬の気候に逆戻り、今日やっと春らしい陽気となりました。予定より遅れていた親苗の植え付けを行いました。全ての植え付けは終わりませんでしたが、近日中には終了すべく作業を進めたいと考えています。
 本日の新聞報道によると、台風、長雨による定植の遅れや、年明けからの冷え込みで、今年産のいちごは全国的に作柄が良くなく、12月から4月上旬までのし累計出荷量は過去5年間で最低となっており、特に3月の出荷量は前年比−9%と大きく減少しているということです。そのため、単価がここ数年に比べ高く、昨年より5%高となってるいるとのことです。

05/3/22 来シーズンに向けてスタートです この三連休のいちごがりは予想通り大変混み合いました。特に中日の21日(春分の日)は数年来最高の入園者数となり、駐車場も一杯なってしまい一部お客様ににはご迷惑をお掛けして申し訳ございませんでした。
 この時期から来シーズンに向けての作業をスタートしました。先ず育苗ハウスの被覆フィルムの張替えを行いましたが、この後、親苗を植え付けるための準備に取り掛かり、収穫・パック詰め作業と並行して親苗の植え付けへと作業を進めて行きます。

05/3/5 「とちひめ」は大粒でおいしい品種です 昨日は3月だというのに大雪になり15cm位の積雪を記録しました。今日は太陽が顔を覗かせたものの気温は低く、雪は融けきらず残ってしまいました。12月は暖かい日が多く暖冬傾向でしたが、その後は平年並みの寒さのようで、このところは平年より寒い日が続いていて「啓蟄」とは名ばかりの一日となりました。
 昨年登場した新品種「とちひめ」は二作目となり、品種の特性も少しずつ分かりまあまあの品質のいちごを生産出来るようになりました。果肉がやや軟らかいものの食味はジューシーで、一度食べると虜になってしまうと言う方も居るくらいです。大粒の実が収穫出来、見た目が立派なのも喜ばれる要因かもしれません。だだこの品種は市場出荷をしてはいけないため、県内の観光いちご園での販売になっており(一部いちご狩りを実施している農園もあるようです)、多くの方に食べてもらえないのは少々残念なことです。

05/2/14 いちごがりは混み合いました 朝夕の冷え込みは相変わらずですが、日差しは随分と強まり春の気配が感じられるようになってきました。この三連休のいちごがりは大変混み合いました。元来作柄があまり良くないところに沢山のお客さんがお越しになり、途中で入園締め切りになってしまいました。こういった状況のため、本日は今シーズン初めて臨時休園とさせていただきました。いちごの実が少なめな状況は当分続くものと思われますので、ゆっくりと楽しんでいただくためにも、これから予定を立てる方は是非4月以降にしていただきいと思います。
05/2/6 日差しが強くなりました 12月末の2回の降雪以降平年並みの気候になり、10ヶ月も続いていた平年より気温の高い状態に終止符が打たれました。朝晩の冷え込みは続いていますが、太陽の位置が高くなり日差しが大分強くなって、いちごの生育条件もだんだん良くなってきました。一時の生育状況よりは回復しつつあり、品質も向上してきましたが、まだまだ本来の生育ではないように見えます。これからは、日増しに生育条件が良くなることでしょうから、今後の生育に期待をかけたいと思います。
05/1/8 作柄は悪いです 昨年の年間平均気温が史上最高の地点が多かったという報道がありましたが、昨年は本当に気温の高い一年でした。育苗期間の高温は大きな問題は無いのですが、定植期以降の高温は悪影響が多いようで、昨年の気候は人間が感じている以上に作物は敏感に反応しているようで、いちごの作柄は悪いようです。粒の肥大が悪く、例年になく小粒の実が多く収穫量も少なくなっています。こういった状況は過去にあまり経験がなく、今後の生育がどうなっていくのか予想もつきません。こんな状況ですので、「いちごがり」「地方発送」「直売」のお客様にはご迷惑をお掛けしていますがどうぞご了承ください。
04/12/29 初雪 ここ一週間はやっと冬本来の気候となり、暖かかった冬に終わりを告げるかのように今日は雪の一日となりました。いちごの生育は、夏以降の高温で例年の生育パターンとは大いに異なり、かつて経験したことのないような状況となっています。高温で生育が前進化し、小粒で着色成熟していまい、品質も今までに無く良くないよで、この後どの程度回復し、本来の状態になるのか予断を許さないところです。
 今年も残りわずかですが、新しい年がよりよい年であることを心から願ってやみません。

04/12/12 地方発送作業 相変わらず平年より気温の高い状態が続いており、小粒傾向でいちごの色づきが早く、全国的に作柄も良くないようで、味もイマイチといったところのようです。
わたなべいちご園ではこの時期いちごの地方発送作業におわれています。メール、ファツクス、電話でいただた注文をパソコンに入力し伝票をつくります。毎日朝のうちに収穫したいちごをパック詰めし順次梱包、伝票の商品名と照合しながら貼り付け、夕方集荷に来るクロネコ便にお願いします。この時期はお歳暮やクリスマスプレゼントで沢山の注文をいただいており、商品によってはしばらく待っていただくものもあります。あと10日間位は発送作業におわれそうで、一息つけるのはその後になりそうです。

04/12/5 12月なのにどうなってるの今年の天気 全国的に大荒れの天気でしたが、この天候はどうなっているのでしょうか。当地の今日の最高気温は23.2℃を記録、平年より10℃以上高く9月下旬の気温となりました。地球温暖化が叫ばれて久しくなりますが、正にそれを象徴するようなこのところの天候で、いちごの生育にも大いに影響を及ぼしているようです。生育がドンドン前身化いてしまい、小粒のまま着色してしまう状況で、例年の生育振りとは大違いです。この秋以降の天候が多くの農作物に大きな影響を与えており、自然相手の仕事の難しさを痛感してます。より良いいちご生産のために毎年最大限努力しているつもりですが、なかなか良い結果に結びつかないもので、ある種の「もどかしさ」を感じてしまいます。
04/11/30 初収穫 今日、今シーズンの初収穫となり、来年5月末まで6ヶ月の長い収穫期間のスタートです。暖かい11月だったため、予想以上に早い色づきでやや小粒での収穫となりました。成熟期間が短かったため、味も「いまいち」といったところで、寒さが加わって早く本来の風味になって欲しいものです。地方発送も今日からスタートしました。
04/11/25 色づき始めました 相変わらず暖かい日が続き、遅れていたいちごの生育が逆に早めなってきました。早いものは色づきはじめ、12月を待たずに収穫期を迎えそうで、2〜3日中に初収穫となりそうです。もう少しゆっくりと成熟した方がおいしいいちごになるのでしょうが、自然の気象条件で致し方ないのでしょう。早く平年並みの気候になって欲しいものです。
04/11/16 二重被覆作業 平年よりずっと気温の高い日が続いており、昨年同様ハウスの二重被覆準備はいつもより遅い時期の作業となり、今日で全て終了しました。保温力を高めるため、ハウスの内側にもう一枚の保温資材を張り(内張りやカーテンと呼んでいます。)朝開け、夕方に閉める作業をするのですが、今年はまだ閉める作業は開始していません。当地の平年の最低気温はこの時期約4℃ですが、平年より高い日が続き、遅れ気味だったいちごの生育も大分回復し、現在、頂花房(一番目の花房)の花盛りの時期となっています。ただ、あまり気温が高いと、いちごの成熟が早まり、短期間で成熟してしまうため、本来の風味や甘さが不足気味になっていまうことが多いようです。いちごの成熟は品種によって差はありますが、通常開花後の積算温度600℃で成熟するといわれ、平均気温が高くれば短期間で、低くれば長期間で成熟することになります。(平均気温20℃で30日間、15℃で40日間となります。)この場合、短期間で成熟したものより長期間かけて成熟したものの方が味が濃密になると言われており、私の経験上からも、この時期のいちごより寒さの加わる12月中旬以降のいちごの方が数段美味しいと確信しています。現在は早出しの技術も確立され、当地では10月初旬からの収穫に取り組んでいる方もおられますが、私は食味や風味を重視する考えからあまり早出しはせず、12月初旬収穫初めのいちご栽培に取り組んでいます。
04/11/5 穏やかな秋晴れ 異常に雨の多かった10月でしたが、ここにきてやっと安定した秋晴れが続くようになり、いちごの生育にとっても好条件となってきました。朝夕はやや冷え込むものの日中は20℃前後まで気温が上昇し、ハウスの中はいちごにとって最適で、10月の悪天候で遅れた生育を取り戻しつつあります。それでも、例年より生育は遅れ気味のようで、市場への出荷量は少なめになっているようです。また、10月に太陽が顔を見せない日が続いたため、ミツバチが活動せず、この時期に開花したものは受粉がうまく行われなかったようで、今後の収穫量に影響してきそうで心配されるところです。
 例年この時期はハウスの二重被覆の保温作業をするのですが、今年もまた暖かい晩秋となっており、もう少し寒さが加わってからの作業となりそうです。

04/10/28 開花・ミツバチ導入 やっと日照時間が安定して多くなってきました。ビニール被覆とマルチングの保温作業は予定よりかなり遅れて23日に一段落つきました。また、9月8日から10日に定植した20アールの連棟ハウスの「女峰」が25日頃から少しずつ開花し始め、ミツバチを導入しました。この後、各ハウスとも順次開花するものと思われ、11月初旬には全てのハウスで開花し、12月初めには収穫期を迎える予定です。日照時間の多さが良品質のいちご生産の鍵を握っていますので、今後、好天が続くことを願っています。
04/10/22 保温作業 相次ぐ台風の襲来で保温作業が遅れており、あと1、2日頑張らないと一段落となりません。台風の大きな被害や犠牲者の報道を聞くにつけ、心からお見舞いとご冥福を祈らずにはいられません。当地では雨は多いものの、直接的な被害は殆ど無い状況ですので、作業の遅れなどを嘆いていてはいけないのでしょう。ただ、10月に入って雨の降らなかった日は3分の1の7日だけで、野菜が傷め付けられて異常な高値になっているようですが、現在生育中の作物も何ヶ月後かの収穫期には何らかの影響が出るものと心配されます。私のところのいちごも日照不足のためか、「うどんこ病」が過去に例を見ないくらい多く発生しており、懸命に防除しているところです。
04/10/10 雨には参りました 3日間の雨の後、2日の晴天を挟んで又2日間の雨となり、今月に入っての雨量は約330ミリを記録、田畑は水浸しになってしまいました。前回の雨でいちごの畝が幾らか崩されたところに、乾く間もなく台風22号の大雨の追撃ちで、大分畝が崩されてしまいました。手直しに余分な手間が掛かってしまい、良品質のいちごを生産するうえで大事な「適期の作業」が予定とは少々ずれてしまいそうです。例年この時期は晴天の割合が高いのですが(40年前の東京オリンピックの開会式も快晴でしたよね。)台風一過の今日も曇りがちで、時々霧雨の降る天気になってしまい、春以来ずっと日照時間の多かったのを調整でもしているかのかと思ったりしています。この後は、雨で作業が遅れた分休日返上での保温作業になるかもしれません。
04/10/7 マルチング作業を始めました 3日に降りはじめた雨は、止むことも殆ど無く3日間降り続けました。降水量は160ミリを越え今年一番の大雨となり、一日(5日)の降水量も100ミリ近くに達しました。大雨で畝の一部が崩されましたが被害は軽微で済み、天候の回復を待って今日からマルチング作業を始めました。この後は天候を見ながらマルチング作業とビニール被覆作業を併行して進め、20日頃には終了する予定ですが、南方海上の台風22号が本土をうかがっているのが気懸かりなところです。
04/9/30 古ビニールはがし 台風21号は各地に大きな被害をもたらしましたが、さいわい当地では大きな影響が無く、胸を撫で下ろしているところです。台風襲来で予定を延期していた古ビニールはがしの作業を行いました。昨年から張ってあったビニールは、土壌消毒や畝つくり定植作業を適期に行ううえで雨よけ効果があり、定植が終了するまで張ったままにしておくのが通常です。この時期にタイミングを見計らってはがすのですが、台風21号の情報があり、作業を延期していたものです。この後は自然条件下でいちごを生育させ、腋花房(2番目の花房)の分化生育を促し、新しいビニールを被覆したり、マルチングの作業に移行していきます。
04/9/17 定植作業終了 8日から進めていた定植作業は、予定より早く今日の午前中で終了しました。例年のこの時期は降雨量が多く、台風の影響等もあり、予定通りの作業の進行は難しいことが多いのですが、今年は珍しく晴天続きで思ったより早く作業を終えることが出来ました。品種別の作付けは、「女峰」35アール(約25000株)、「とちひめ」7.5アール(約4500株)、「とちおとめ」2.5アール(約1500株)となり、昨年に比べ「とちひめ」の作付けを増やし、「とちおとめ」の作付けを減らしましたが、「女峰」が主体であることは変わりありません。
この後は、10月の保温作業(ビニール張り、マルチング)に向け種々の準備を進めていきます。

04/9/8 定植作業開始 台風18号は全国各地に大きな被害をもたらしましたが、さいわい当地では10mくらいの強風が吹いただけで、被害はほとんどありませんでした。農作物にもかなりの被害が出ているようで、被害を受けられた方々には心よりお見舞い申し上げます。
当地では、南西の山越えの乾いた風(フェーン現象)が吹き、最高気温は34.2℃を観測しました。そんな中、我が家では予定通り今日から定植作業を始めました。前もって作ってあった植付け床(通常ペットと呼んでいます)に2条に植え付けていきます。ハウスは雨よけ用のビニールが張ってあって暑く、腰をかがめた作業は結構ハードで、一日頑張ると夕方はヘトヘトになってしまいますが、極めて重要な作業ですので手を抜かずに適期に進めたいと考えています。今日一日で約6500本ほど植え付けましたが、12月上旬の収穫開始に合わせて、18日頃までには全ての植付けを終了したいと思っています。

04/8/27 施肥と植付け床つくり 定植前の準備作業として、ハウス内に肥料(有機質肥料を中心に土壌改良剤等を散布します。)を施し、トラクターで細かく耕耘した後、畝上げ機で植付け床を作る作業に取り組んでいます。この作業には専用の「畝上げ機」が大活躍しますが、来年の5月までいちごを育てる大切な圃場ですので、細心の注意を払って丁寧に作り上げていきます。これらの作業を終了した後、定植作業に取り掛かる予定です。
04/8/20 夜冷育苗開始 9月8日頃定植開始予定の苗の夜冷育苗を昨日(19日)から開始しました。日長を8時間にコントロールし、夜温を12℃にすることにより、花芽分化を早め収穫期を12月初めにすることが出来ます。約15日間夜冷処理をした苗は花芽分化を確認後、順次定植していきます。苗は9月上旬まで3回に分けて夜冷処理を行い、9月20日頃までには全ての定植を終了する予定です。

04/8/14 苗の切り離しは終わりました 暑い日が続いていますが、一時期の暑さよりは少し和らいできたように感じます。最低気温も20℃を割りこむ日があり、幾らかずつ秋に向かっているのでしょう。(8/16当地では今朝14.8℃の最低気温を観測しました。これは平年の9月末の気温で、急激な温度変化に驚いています。)
 盆休み前に予定していた苗の切り離し作業は、昨日(13日)で全て終了しましまた。高さ70cmのベンチの上に等間隔に並べた苗は、この後、下葉取りや病害虫の防除を行い、20日頃からの夜冷育苗開始に向けて管理を進めていきます。また、暑い時期ですので潅水作業も重要な仕事となります。

04/8/4 栃木18号 四季なり性が強く、夏秋どりに適した、いちご新品種「栃木18号」を栃木県が育成し、7月に農林水産省に品種登録出願しました。品種の特徴は@四季なり性が強く、夏秋期に連続して開花するため、収量性が高い。A果皮及び果肉が硬く、夏秋どり栽培で問題となる痛み果の発生が極めて少ない。B果実の大きさは平均11グラム程度で、果実は円錐形、果肉は鮮紅色。C果実は甘みと酸味のバランスがとれ、食味がよい。以上のように、国内で栽培されている四季なり性品種に比べ、格段に優れた特性を有しています。今年度は栗山村で試験栽培され、7月12日から出荷が始まり、10月頃まで出荷される予定になっています。高温による生育不良や害虫の被害を避けるため、夏場冷涼な地域が栽培適地になることから、準高冷地(標高500メートル以上)における普及が期待されています。
04/7/21 苗取り作業 予定通り先週から苗取り作業に取り掛かっています。ビニールハウスの中での作業は大変暑く、立った姿勢での作業とはいえ厳しい条件での作業となってしまいます。そこで考え付いたのが日除けの元での作業で、発砲スチロールの板を頭上に置き、日影での作業を行うこととし大分楽になってきました。とはいえ、ここ数日の暑さは異常で作業能率も低下してしまいます。それでも、今日までに予定本数32000本の約60%を取ることが出来、予定通り進行しています。用土の入ったポットに苗をピンで押さえ、約20日後、根の張った時期を見計らって親苗から切り離し独立させ育てていきます。苗をポットに押える作業は来週には終わり、土壌消毒作業や堆肥の投入といった作業に移っていきますが、暑さの厳しい時期ですので、休憩を取りながらの作業となります。
04/7/6 来シーズンに向けて本格的に作業開始 梅雨時とは思えない日が続いていまいす。日照量が多いのは作物にとって悪いことはないのでしょうが、連日の暑さには少々まいってしまいます。
7月に入り来シーズンに向けての作業が本格化してきました。ハウス内の土壌消毒作業、育苗用ポットへの用土詰め作業等に連日汗を流しています。この後、苗取り作業に取り掛かり、9月の定植期に向けて気の許せない日々となりそうです。

04/6/15 栃木のいちごV10確実 今日付けの日本農業新聞の報道によると、本年産の栃木のいちごは出荷量前年比98%、キロ単価96%と、昨年夏以来の不順な天候の影響もあって昨年比15億円減となったものの、220億円の大台を確保、福岡、熊本、佐賀、長崎、静岡を大きく引き離し、10年連続でいちご生産量日本一を確実なものにしたと報じています。
生鮮食品の価格低迷のなか、前年を割りこむ販売金となってしまいましたが、来シーズンは是非とも今年を上回る結果を残したいと願った次第です。

04/5/31 今シーズンの営業を終了 本日をもちまして今シーズンの営業を全て終了いたしました。6ヶ月の営業期間中大きな問題も無く終了し、ホッとしているところです。6月は片付け等の作業のみでゆっくりできますので、心身をリフレッシュして、来シーズンに向けての作業に取り掛かりたいと考えています。来シーズンもお客様のご要望にお応え出来るよう、良品質のいちご生産のために全力投球する所存ですので、皆様方のご愛顧をお願い申し上げます。
5/23 ランナーの生育は順調です ここ20日間は4月の晴天続きと違い、日照時間が少なく気温も低い日が多くなっています。3月31日、4月1日に植えつけた来シーズン用の親苗は、順調な生育振りでランナーを伸ばし始めています。この時期の親苗の管理は、余分な芽を整理することくらいであまり多くの手間は掛かりませんが、天候に応じたハウスの開閉作業は大事な日課になっています。養水分は株元に設置されたチューブを通して自動的に供給され省力化が図られています。
5/5 連休は無事終えました 今年の連休は前半は天候に恵まれたものの、後半はあまり良い天候ではありませんでしたが、曜日の配列が良かったためか、多くの来園者で例年にない混雑となりました。ごく一部の方にご迷惑をお掛けしたものの無事連休を終えることが出来ホッとしています。
 この後は来園者もぐっと少なくなりますので、田植え作業に取り掛かり、その後少しずついちごの片付け作業に移りたいと考えています。

4/22 暑すぎます 4月とは思えない暑い日が続いています。いちごにとってこの暑さは過酷で、短期間でいちごの実が成熟してしまい、甘みののりが不十分のまま色づいてしまいます。例年この時期のいちごの味はまあまあおいしいのですが、今年は暑さのためか若干薄味の感がします。明日以降気温が下がるという予報が出ていますので、いちごもホッと出来るのではないかと思います。まもなくゴールデンウィーク、いちご君にももう少し頑張っておいしいいちごを稔らせてもらいたいものです。
4/14 ジャムつくり作業 春休みが終わり、いちご狩りのお客さんも大分落ち着いてきました。気温の上昇でいちごの色づきは早まっており、過熟のものを使ってのジャムつくり作業に励んでいます。この時期から5月にかけてまとめてつくり、品質低下を最小限にするため冷蔵庫に保管しています。強火で短時間でつくったジャムは風味が良く、ご好評いただいています。
4/1 親苗の植付け作業 いちご園の定休日を利用して来シーズン用の親苗を植え付けました。前もって65型のプランターに培地(ロックウール)を入れて準備しておいた所に、4本ずつ植付けていきます。今日一日で約1,400本植えることが出来ました。この後は養液(液肥)を定期的に供給し、ランナーの発生を促進させます。ベンチ上での作業となり、立ったままの姿勢で全ての作業が行えるため、腰への負担が少なく、作業能率が向上します。また、タンソ病の発生も極めて少なくなります。
3/12 来シーズンへのスタートです  昨日の当地の最高気温は23.2℃で5月末頃の気温を観測しました。先日最低気温が−6℃を記録したばかりで、真冬から初夏への急激な気象変化で人間もいちごもビックリ状態ですが、確実に春への歩みを加速しているようです。それでも、12月以来雨らしい雨はほとんど無く、乾燥注意報が出っぱなしで、田植えシーズンの水不足が懸念されます。そんな中、いちごの生育も徐々に回復してきていますが、そろそろ来シーズンの準備に取り掛からなければなりません。第一歩は親苗の植付けですが、日常の作業の合間に植付け場所の用意を少しずつ進めていき、今月末から来月初旬には植付け作業を行う予定でいます。
3/5 数年ぶりの不作です この時期、収穫量が極端に少なくなっており、回復のきざしも見えません。以前にも中休みのひどい年がありましたが、今年ほど顕著に現れたのは久しぶりのことで、昨年夏以来の不順な天候が影響しているようで、全国的な現象のようです。7、8月の低温と日照不足、9月上中旬の異常高温、9月末から10月初旬の低温、11月の極端な日照不足と高温、これらの気象条件が作物に大きな負担を与えたようで、いちご以外の農作物も水稲を初めとして不作のものが多いようです。作物は悪条件に遭遇すると、数ヵ月後に実際の症状が現れるのが通常で、今シーズンのいちごは、次々と押し寄せる悪条件に耐えきれなかったのかなと考えています。さいわい2月は好天に恵まれ、日照時間は多く気温も高めでしたので、いちごの株の力も次第に強まってくるでしょうが、本格的に回復するのは4月以降になってしまいそうです。
2/22 いちごがりは混みあいました 今日は朝から暖かく4月の陽気となりました。そんな中、いちごかりのお客さんも沢山お出でになり、個人の方の入園者数は今シーズン一番となりました。幸い入園締め切りはせずに済みましたが、2月に入ってから週末度に沢山のお客にお出でいただいており、いちごの実が少ない状況が続いています。作柄が思わしくないので、当分こんな状態が続くものと思われます。
2/12 中休み状態 1月末頃からいちごの収穫量が減り始め、この時期例年より少ない収穫量となって俗に言う「中休み」状態がみられています。東京市場への入荷量も少なめで全国レベルでも作柄はあまり良くないようです。もろもろの条件で「中休み」状態になるのですが、去年の夏以降の天候が大きく影響しているようで、休まずに連続的に収穫できるのが理想ですが、実際はなかなかうまくいきません。こんな中、いちごがりのお客さんは2月に入り急増しており、いちごの成熟が追いつかない状況で、昨日(11日、建国記念日)は12時頃には入園締め切りとなってしまいました。陽射しの強さが増すとともに樹勢が回復しつつあるので、3月には良いいちごの状態になることを期待しています。
2/1 NHK放映の反響 一昨日(1/30)夕、6時50分頃の首都圏ニュースで、栃木県南那須町の観光いちご園が紹介され、新品種「とちひめ」が取り上げられました。大粒でジューシー、そして甘いというこどで、視聴者の方々も大きな関心を持って観ていたようで、ここ二日間「とちひめ」に関する問い合わせの電話がかなりの本数に上りました。あらためてマスメディアの影響の大きさを痛感しました。我々視聴者は、マスメディアの報道に動かされながらの生活をしているのかなと、思ったりしていますが、「とちひめ」はまだ県下での栽培面積もほんの少しですので、消費者の皆さんが口にする機会はあまり無さそうです。私のところでも全体の8%位の作付けで収穫量も少ないので、当分の間は店頭販売のみにしたいと考えています。今シーズンの栽培で品種の特性をつかむよう努め、来年以降はそれを引き出すような栽培法方法に取り組みたいと考えています。
1/22 冬至から一ヶ月 大寒を迎え寒さが続きますが、陽射しはだいぶ強くなって、日中のハウス内の気温や地温の確保が容易になってきました。いちごの生育にとって強い太陽光線、高い気温、地温は欠かせないもので、ここにきて、最悪の条件からは脱しつつあるようで、順調な生育の株は3番目の花芽が開花してきています。最初の花芽は10月下旬に開花し、12月初めから収穫でき、2番目の花芽は12月初め頃から開花し現在収穫していますが、この時期に開花したものは2月下旬から収穫することが出来ます。このように順調に花芽が生育すると、収穫が途切れることなく続くのですが、もろもろの条件で順調に生育せず、収穫量が極端に少なくなる時期が出来てしまうこともあります。どの時期にも平均した収穫量を確保できるのが良いのですが、実際は多く収穫出来る時期とそうでない時期とがありなかなか難しいものです。
1/16 寒さが続きますが・・・ 暖かなお正月でしたが、ここにきて本来の寒さとなり、昨日の当地の最低気温は−6.3℃を記録しました。この厳寒期はいちごの生育にとって最も厳しい時期となります。果実を育てるために養水分を供給し続けながら、自ら株の生育もさせていかなければならないからで、株への負担が極めて大きく、地温が低く、日照も弱いため、生育停滞を起こすこともあります。その結果として2月中旬から3月下旬の収穫量が低下し、俗に言う「収穫の中休み」となることがあります。厳寒期に生育停滞から回避するために気温、地温を確保し、樹勢を維持するたの努力、工夫が各農家でなされ中休みを最小限にしています。冬の日照時間には恵まれているものの、気温の低い当地方では、西南暖地の産地より厳しい気象条件の中でのいちご栽培となっています。
04/1/1 新年あけましておめでとうございます 悲喜こもごも、いろんな出来事のあった平成15年でしたが、新年がよりよい年となるよう願ってやみません。
平年より暖かい気候のためか、暮れいっぱいいちごの収穫作業に追われてしまい、あわただしいまま新年を迎えてしまいましたが、健康に留意しながら、より良いいちごの生産に精進していこうと、思いを新たにしています。皆様にとってもすばらしい一年となるようお祈り申し上げます。

03/12/11 発送作業に追われてます 暖かく不順だった天候もやっと平年並みとなり、日照時間も増えてきました。ここにきていちごの品質も向上し、本来の味になりつつあります。日照時間の増加とともにいちごの収穫量も増え、発送作業も順調に進んでいますが、まだ、受付から一週間ぐらいあとの発送となっています。これからクリスマスまでは連日発送作業に追われ、一息つけるのはその後となりそうです。
12/2 直売と地方発送始めました 予定通り昨日からいちごの直売と地方発送を始めました。例年ない暖かい晩秋で、雨量も多く、日照時間が大変少ないため、いちごを初めとしたビニールハウスの農作物は軟弱に生育しており、病気の発生が心配されます。今日の最高気温は18℃と一ヶ月前の頃の温度で、師走とは思えない陽気です。いちごは色つきが早まり小粒傾向の生育となっており、作柄はあまり良くないようです。早く例年のような乾燥した晴天が続く天候になってほしいと願っています。
 発送の注文は特選いちご「はこいりむすめ」に集中しており、発送まで相当の日数待っていただく状況となっています。3L、2Lについては比較的早目の発送となりそうです。

11/26 色づいてきました 相変わらず暖かい日が多くなっています。特に朝夕の冷え込みは弱く、ハウス内のいちごの生育は例年に無く前進しているようで、我が家のいちごも色づいてきました。いちごの成熟は開花からの積算温度で決まるといわれており、高温だと短期間で色づき、低温だと長期間かかって成熟します。この時期は昼夜とも高めの温度で推移するため、成熟日数は短めですが、特に今年は色づきが早まっているようです。成熟日数が短いと甘みと風味がやや少なめになってしまい、寒さが加わって成熟日数が長くなった方がおいしいいちごが採れようです。長年の経験からすると、12月中旬頃からいちご本来の味になってくるようですが、早い時期のいちごは珍しさも手伝って結構人気が高いようです。
11/21 今年産いちごの作付け面積ランキング(JA全農発表)
No 生産県 面積・ha 前年比 No 生産県 面積・ha 前年比 主産県の順位は前年と同様になっている。
全体の作付面積は3,700haで前年比横ばいとなっている。
1 栃木県 575
101 6 静岡県 238 99
2 福岡県 422 98 7 愛知県 196 99
3 熊本県 336 100 8 宮城県 150 99
4 佐賀県 300 98 9
茨城県 136 97
5 長崎県 273 101 10 埼玉県 135 96

11/17 二重被覆 昨日の当地の最高気温は23℃と平年より8℃も高く、9月末頃の気温を観測、相変わらず暖かい日が多く、初霜もまだ観測されていません。例年この時期は二重被覆の保温材を朝夕開け閉めし、夜間の保温に努めていますが、今年は夜温の高い日が多く、二重被覆の準備は整っていたのですが、外側のビニールのみの保温で対応していました。しかし、ここにきて大陸の高気圧が勢力を強め、気温が低下するとの予報も出ているので、今夕から二重被覆することにしましたが、例年にない遅い時期のスタートとなりました。
11/7 暖かな毎日 9月下旬から10月中旬までは平年より低目の気温の日が多かったのに、下旬以降は一転して暖かな毎日になっています。当地での初霜の平年値は10月27日頃ですが、今年はまだ初霜は観測されておらず、10月上旬頃の気候です。あまり暖かいので、例年この時期に行っている二重被覆の保温作業は見合わせています。昼夜とも温度が高いといちごの成熟は早まり、果実の色つきは早くなりますが、実があまり大きくならず、また甘みも少なめになってしまいます。やや低目の温度でじっくりと成熟したほうが味が濃密になるようで、寒い時期のいちごがおいしいのはそのためです。
 いつまでも暖かい日は続かないと思いますので、気温変化を観察しながらタイミングを見計らって二重被覆作業に取りかかる予定です。

10/27 開花はじめ(ミツバチ導入) おおむね順調な気候が続いていますが、いちごの生育は全体的に遅れ気味のようで、早い株で例年より5日位遅れて開花してきました。秋分の日以降の低温が生育速度を遅らせたようです。ハウスには開花に合わせて「ミツバチ」を導入し、いちごの受粉の手助けをしてもらいます。ハウス内は湿度が高い上、訪問昆虫もなく、「ミツバチ」は形の良いいちごを生産するために欠かせないものとなっています。「ミツバチ」の巣箱は通常レンタルで、来春(4,5月)まで借り受けハウス内で活躍してもらいます。いちごの花には蜜はほとんどない上、多湿の劣悪な条件のため、ハチの数は増えることなく逆に減る一方になり、春先には小さな群になってしまうのが普通です。
10/18 保温作業終了 予定より早めにスタートした保温作業(マルチング・ビニール被覆)は今日で第一段階を終了しました。日光の男体山も昨日例年より早く初冠雪を観測し、例年より気温の低い日が多いので、早めの保温で良かったと思っています。第二段階の保温作業(ハウスを二重にして保温力を高める)は11月上旬に予定しています。来週以降は、ランナーや余分な葉を取ったり、病害虫予防のための薬剤散布を予定しています。
 ハウスはビニールで被覆され晴天の日は高温になるため、温度管理に気を配りながらの毎日になりそうです。

10/6 マルチング作業 9月以降の天候は晴天が多く、例年台風や秋雨前線の影響で年間で最も雨量が多いのが嘘のような日が続いています。また、9月末以降朝夕の冷え込みがあり、当地でも10℃を割りこむ日が多くなっています。例年の最低気温が13℃位ですので、気候が前倒しの傾向にあるようで、いちごのマルチング作業も例年より早めに始めました。畝を黒いポリフィルムで覆い、いちごの株の真上に小さな穴を開け葉を傷めないように引き出します。マルチングをすることにより、地温の確保、雑草発生の防止、いちごの実と土が直接触れることがなく泥が付いたり腐ったりするのを防ぐ等の効果があります。
 病害虫防除、ビニール被覆、マルチング作業を組み合わせながら仕事を進め、20日頃には保温作業を一段落させたいと考えています。

9/29 菜の花の種まき 秋晴れに恵まれた本日、いちご園に隣接した畑に菜の花の種をまきました。ブロードキャスターという肥料散布機で肥料を散布した後、自家採取した種を手でまき、トラクターで浅く耕しで終了です。約4,500uの面積にまきましたので、来春(4月)には数万本の菜の花が開花する予定です。減反政策による転作作物の一つで水田に蒔きつけたものです。
9/18 定植終了 8日から始めた定植作業は今日(18日)午前で全て終了しました。約31,000本の苗を植えつけました。品種内訳は「女峰」25,200本、「とちおとめ」2,900本、「とちひめ」2,900本で、雨等の影響も無く当初の予定より早めの作業終了となりました。この後は潅水に注意を払いながら発根の促進を図り、生育が順調に進むように気を配っていきます。また、10月の保温開始までの間、病害虫の防除作業を行います。
9/15 定植作業は順調です 8日からはじめた定植作業は雨などの影響もなく順調に進み、昨日までに全体の約75%の24000本を植え付けました。9日以降は真夏を思わす高温で、雨よけハウスの中での作業は汗だくで、7,8月に出なかった分の汗をまとめて出した感があります。それでも、太陽光線は作物にとって何ものにも替えがたい大事なものですから、これまでの日照不足を思えばこの暑さも我慢我慢といったところでしょうか。
 今年のいちごの苗は「タンソ病」の発生も全くなく、かなりの本数が余る見込みとなりましたので、以前にもご紹介したとおり、ご希望の方に販売したいと考えています。詳しくはこちらをご覧下さい。

9/8 定植作業 予定通り今日から定植作業をはじめました。一昨日までに定植用の植え床(通常ベットと呼んでいます。)は作ってあり、潅水用のチューブをセットし定植を開始しました。写真右側のベット上に見えるのが潅水用チューブで、霧状の潅水が可能なので、植え付け前と植え付け後活着までこのチューブを活用して潅水しています。今日一日で約5000本の定植を終え、途中他の作業をはさみ19日までには全ての定植を終了したいと考えています。
8/30 パソコンダウン 相変わらず曇天で涼しい日が多い毎日ですが、24日夕は突然の雷でパソコンを初め家電製品が壊れてしまいました。すぐに修理の依頼をしましたが、果たしてデータが修復出来るのかどうか心配です。さいわい、ホームページについてはCDにバックアップを取っておいたので九死に一生を得ました。急きょ他のパソコンで対応することになり、テンヤワンヤしてやっとホームページの更新までこぎ付けました。しばらくの間ご迷惑をお掛けするかもしれませんがご了承ください。
 ここにきて中旬よりは良い気象条件となり、いちごの苗も大分シッカリとしてきました。古葉かきの作業も一巡し、まあまあの生育振りですが、この時期の低温と日照不足が後々のいちごの生育にどんな影響を及ぼすのか不確定で気がかりです。
 苗は定植予定の本数より多く確保できましたので、定植が終わった時点で余った苗を販売したいと考えています。価格については1本100円を予定していますが、定植終了時に正規の価格等をホームページ上でご紹介したいと考えています。

8/18 太陽が恋しーい 旧盆が終わり平常ペースの仕事になりましたが、相変わらず雨天で気温の低い状態が続いています。8月に入っても太陽が顔を見せた日は少なく、農作物への影響は避けられそうにありません。
 今日からいちご苗の古葉を取る作業を始めましたが、苗は日照不足で例年に比べ軟弱な生育になっており、葉も薄っぺらで思ったような生育にはなっていません。一日も早く夏の太陽が戻ってほしいと願ってやみません。

8/4 苗の切り離し作業 ポットにランナーを押えてから20日位で根が伸び出した時点で、順次親苗からランナーを切り離し独立させます。その後は潅水に気を配りながらしっかりとした苗に育てていきす。この間必要に応じ追肥を施したり、古葉の整理、病害虫の防除といった作業をしながら、9月の定植期に向けて健苗育成に努めます。
 昨日、今日は真夏本来の暑さになり、農作物もそれに反応した生育状況となってきました。

8/2 堆肥施用 土壌消毒の終わったハウスには完熟の堆肥を施用します。わたなべいちご園では10e当たり約4トンの堆肥を施用しいちごの生育に適した土壌を作り上げるよう努力しています。完熟堆肥の施用は、おいしいいちごを作る上で欠かすことの出来ない重要な作業で、余裕を持って定植1ヶ月前のこの時期に例年施用し、トラクターによる耕耘で土中に混和し、定植までに土に十分馴染ませておきます。
7/27 寒い真夏 マスコミでも報道されているように、涼しいを通り越して寒い真夏になっています。23日は大暑でしたが、鹿沼の気温は最高が18.6℃、最低が15.8℃で4月の陽気で、近年にない寒い夏になっています。オホーツク海の高気圧の勢力が衰える気配は無いので30℃を越す気温の日はそう多くはなさそうで、農作物への影響は必死の状況となっています。米が大凶作でタイから緊急輸入した平成5年のようなことにならないことを願っていますが、ここ1週間くらいの天候によっては再来になってしまいそうです。
 いちごの生育は日照不足と低温で茎葉の生育が貧弱で充実度が不足し、今後の生育に影響が懸念されています。若干の低温は何とかなるにしても日照不足は手の打ちようがなく、早く真夏の太陽が顔を出すことを願っています。
 苗取り作業は順調に進んでおり、昨日までに約27,000本の苗を取ることが出来ました。

7/17 苗取り作業 14日から苗取り作業をしています。例年この時期は真夏日続きで、ハウス内は猛烈に暑くて汗だくの作業になりますが、今年はどうしたことか涼しい毎日で、作業をするのには汗も出ずに楽ですが、低温で日照不足ですと農作物への影響が心配です。今日までに全体の3分の1の約1万本の苗を取ることが出来ました。立った姿勢での作業で体への負担は少ないのですが、苗取り作業は今月いっぱいかかってしまいそうです。
7/8 ハウス内の土壌消毒作業 施設化したハウスではいちごは連作を余儀なくされ、薬剤による土壌消毒で連作障害を回避していますが、例年この時期に消毒作業をしています。作業手順としては、トラクターで深く耕したところに薬剤を注入又は埋め込み、ポリフィルムで地表を被い密閉しガス化した薬剤を土中に閉じ込め殺菌します。液剤は高温ではガス化が極めて早く刺激も強いため、早朝の気温の低い時間帯に土中への注入作業をせねばなりません。そこで、私のところでは錠剤(クロールピクリン錠剤)を使用しています。錠剤は水分を含むと溶けてしまう性質のテープに包まれており、テープが溶けた後に錠剤がガス化するため、土中に埋め込み後数時間はカズ化せず、日中の気温の高い時間帯でも安心して作業を進めることが出来ます。写真は専用機を使って埋め込み作業をしているところで、ロール状の錠剤を一定間隔で埋め込んで行きます。10アールに約1万錠埋め込み、ポリフィルムで地表を10〜15日間被覆密閉し土中の殺菌をします。作業性が極めて良いのですがコスト高が難点となっています。(錠剤は液剤の約2.5倍の経費が掛かります。)
7/4 育苗用土のポット詰め作業 苗取り作業を前に、育苗用土のポット詰め作業をしています。今年の育苗用土は、鹿沼土の細粒をベースに、サンライム、キッポPX、薫炭といった土壌改良剤を混ぜ合せたものを用意しました。ポットは9cmのものを主体に、10.5cm、7.5cmと3種類のものを使用する予定でいます。品種と作型でポットの大きさを使い分けようと考えています。用土詰めは簡単な道具を使い作業を進めますが、1日で1万個以上のポット詰めが出来、約3日間で終了します。
6/29 「とちおとめ」VS「あまおう」 かつて「とよのか」を開発し栃木県の「女峰」を圧倒、いちご生産日本一に君臨した福岡県が、過去9年間「とちおとめ」を開発した栃木県の後塵を浴び、トップの座を明け渡したままの状態が続いていましたが、ここにきて新品種「あまおう」を開発し、強烈な巻き返しを図ってきています。福岡県総合農業試験場で開発された「あまおう」は2001年に品種登録され、昨シーズンから市場出荷され始めましたが、「あまい」「まるい」「おおきい」「うまい」の頭文字を取って命名されたとあって、市場の評価も良く高値での取り引きとなり、我が栃木県にとっては大いなる脅威となっています。私の予想では、来シーズンは作付け面積を大幅に増やし、「打倒栃木県」の合言葉のもと生産、出荷に取り組んでくるものと思われ、「とちおとめ」VS「あまおう」の構図がはっきりとしてくる模様です。受けて立つ立場の栃木県では、より高品質のいちご生産に励み、消費者の皆様に満足いただけるよう精進したいと考えています。お互いの切磋琢磨が結果として消費者の満足度をの高めることになると確信しています。
6/16 ランナーの生育は順調なです 親苗を植え付けてから2ヶ月半が経過しましたが、順調な生育をしています。ランナーの発生もほぼ予定通りの状態で進んでいます。土を使わない溶液栽培は病気(タンソ病)の発生が少なく、立ち姿勢での仕事は体への負担が少なくて良いのですが、梅雨時などに曇雨天が続いたあとに真夏日があったりすると、葉からの蒸散と根からの養水分の吸収のバランスが崩れ、新葉やランナーの先端が脱水状態で先枯れを起こすことがあります。養液の濃度や給液回数と時間等、小まめな管理でこれらを回避するのは結構神経を使い、天気予報が気になるこの頃です。

6/5 
9年連続日本一 本日の新聞報道によると、本年の栃木県産いちごは5月末現在販売額234億円となり、ライバル福岡県の158億円を大幅に引き離し、9年連続日本一が確実となりました。初冬以降、降雪や気温の低い日が多く、出荷量は前年を下回ったものの、キロ単価が前年を7%上回り、3年ぶりに販売額が上昇する結果となりました。
また、昨年発覚した無登録農薬使用問題は、苗の全戸調査を実施し、出荷前に対策を終えたことで販売に影響は無かったということです。


03/5/31 今シーズンの営業無事終了 12月1日から営業していた「わたなべいちご園」は本日をもって無事終了いたしました。多くの方にご来園いただき誠にありがとうございました。この後は来シーズンに向けて育苗作業、ハウス内の土づくりといった作業になり、9月には定植、10月にビニール被覆、その後開花結実(収穫)へと仕事を進めていきます。いちご栽培は年間を通して仕事はあるのですが、6月は年間で最も仕事量の少ない時期で、心身をリフレッシュする大事な時期となります。少しの間のんびりした後、より良いいちご生産のために又全力投球したいと考えています。
 余談になりますが、私のところのような田舎では諦めていたインターネットの高速通信が、ヒョンなことから利用できるようになりました。この地域は東京電力の高圧送電線が近くを通っており、テレビ受信に電波障害が出るため共聴ケーブルを使った受信となっていましたが、今回、鹿沼ケーブルテレビとの接続が完了し、高速通信の利用が可能となったのです。インターネットを利用する者にとっては思いもよらぬ事で、以前よりずっと安い料金でサービスを受けられ大満足です。 
 ところで、「わたなべいちご園」のホームページは現在OCNさんの間借り生活をしていますが、一戸建てに住み替えをするための準備をしています。住まいが完成し引越しの折には皆様に新住所をお知らせいたしますので、時々遊びにお越しくださることを心よりお待ちしております。
 来シーズンもどうぞよろしくお願いいたします。


5/22 
害虫の発生と片付け作業 10日間程曇天が続き気温が低目でしたが、昨日から又暖かい日となり、ハウス内は大きく換気をしても30℃を越す暑さとなっています。高温のこの時期は、ダニ、オンシツコナジラミ、アブラムシ、アザミウマといった害虫の繁殖が極めて早く、農薬の散布を少なくして栽培していると、たちまち大発生となってしまいます。我が家のいちごもダニやオンシツコナジラミが沢山繁殖してしまいました。(農薬散布を極力控えているためかも・・・・)
来園者の少なくなったこの時期は、ハウス内全部を収穫、管理するのは難しいため、いちごの片付け作業に入っています。いちごの株を鎌で地際から刈り倒し、ベッド(マルチング)の上に並べ数日間放置し、乾燥後ハウス外に搬出します。この作業を病虫害のひどいハウスから順次行い、6月上旬には全てのハウスを終了する予定です。


5/12 
ジャム作り作業 いちご園も営業の最終盤を迎え、しめくくりの作業に取り組んでいます。その中でもジャム作りは大事な作業で、この時期にまとめて作っています。作り方はこちらを参照していただけれはお分かりいただけますが、強い火力のガスを使用するため熱い作業となります。ペクチン等の添加物を使用しないジャムは、「わたなべいちご園」の隠れたヒット商品で、まとめて作りおきし大型冷蔵庫に保管しています。常温保管でも何の心配もありませんが、折角の冷蔵庫なのでその中に保管し、品質の低下を最小限に抑え来シーズンの販売に備えています。尚、ジャムは年間を通して地方発送していますのでご利用をお待ちしております。

5/5 
暑い連休も無事終了 今年の連休は好天に恵まれましたが、夏を思わせる気温の高い日が続き、いちごがりのお客様にとってはハウス内での暑いいちごがりとなってしまいました。それでも、雨が降って足元がぬかるむよりは良かったと思います。今年のゴールデンウィークは曜日の配列の関係で、例年ほどの混雑にはならなかったため、いちごがりのお客様にとっては良かったのではないでしょうか。駐車場が満杯になったり、入園締め切りになることもなく無事連休を終えることが出来、私どもでもホッとしているところです。この連休でいちごがりもほぼ終了といったところで、この時期以降来園者もめっきり少なくなってきます。田植え作業の準備をしながら、いちごも少しずつ片付ける作業へと移っていきます。

4/23 
韓国からの視察 今日は韓国から(釜山に近い慶尚南道・晋州市)いちご農家の方17名が視察に訪れました。2週間程前に国際電話で旅行会社から視察申し込みの依頼があり、国際交流の一環として受け入れさせていただきましたが、わたなべいちご園についてはインターネットで調べたと言ってました。以前にも海外からのお客様の受け入れ経験はありましたが、海外からの直接の問い合わせ等は初めてでびっくりしてしまいました。そういえば、先週は香港からいちごがりのお客様も見えられましたが、やはりインターネットで調べたと言ってました。インターネットが凄い力を持っていることを痛感するとともに、国際化が着実に進んでいることを実感いたしました。
今日は韓国のいちご農家の方々に接して、いちご栽培への情熱を強く感じ、我々日本のいちご農家も、より一層の良品質のいちご生産に精進せねばと感じたところです。


4/17 
葱の混植 来年用の親苗の植付けは3月一杯で終わり、順調に生育していますが、先日、その親苗のところに葱を植え付けました。1プランターに1本の苗を植えてみました。一昨年までは、委黄病(イオウビョウ)が発生して悩まされていましたが、昨年、葱を混植してみたら全く発生しませんでした。先人の知恵で、半信半疑で取り組んでみましたが、絶大な効果でびっくりしてしまい、今年も植え付けました。科学的根拠があるのかどうか分かりませんが、葱の根が土中で何らかの作用をしているものと考えられます。農薬に頼らないこの方法は、環境や作物にも優しいのでお奨めです。

4/8 
新品種「とちひめ」の試作 栃木県で育成し農水省に品種登録された「とちひめ」を試作することなりました。「とちおとめ」と兄弟分にあたる「とちひめ」は「女峰」の後継品種候補として最後まで残った品種で、輸送性の面で優れている「とちおとめ」が選ばれたが、「とちひめ」の優れた点を生かすべく観光農園用として、県では売り出していきたい考えのようです。わたなべいちご園では、来シーズンの収穫をめざして親苗の植付けを済ませ、全体の5%位の作付けを目標に苗作りに取り組んでいます。
以下、「とちひめ」の特徴を列記してみます。
1.果実が大きく、平均果重は17グラムと「とちおとめ」より2グラム重い。
2.収量が多く「とちおとめ」より10〜20%多収となる。
3.果皮が軟らかくジューシーで輸送には適さない。
4.草勢が強く、栽培し易い。


3/30 
韓国のいちご事情 本日付けの日本農業新聞報道によると、韓国で栽培されている品種は、日本で育種、登録されたものが殆どで、「レッドパール」が60%、「章姫」が30%を占め、「とちおとめ」「さちのか」も栽培されているということです。このほとんどが無許可栽培で、違法に日本輸入している疑いのある業者を品種育成者が訴訟している例もあるとのことです。韓国の栽培面積、生産量は日本とほぼ同じということで、近年施設化(ビニールハウス)進み、国内消費も順調で、日本への輸出が今以上に活発になることはないだろうとの見方を示しています。

3/27 来シーズン用親苗の植付け ここ2、3日は平年を超える気温となり、やっと春らしい気候になってきました。この冬は10月末から3月中旬までの約5ヶ月間気温の低い期間が続き、農作物の生育には悪条件となり、野菜類の市場価格も例年になく高値のようです。
私のところでは、この時期来シーズン用の親苗の植付けをしています。プランターに植え付け、その後は給液装置により自動的に肥料分を供給し、ランナーの発生を促進させます。いちごの収穫作業の合間の仕事となり、植付けが終わるまでに数日かかりそうです。


2/20 中休み状態 先週からいちごの収穫量が急激に少なくなってきました。俗に言う「中休み」でしょうか。いちごの株が元気になり力が付いてこないと収穫量が増えてこないようです。ここ何年間かは中休みがなく収穫できていましたが、今年は久しぶりにハッキリとした中休み状態になりそうです。原因として考えられるのは、10月下旬以降の急激な冷え込みや、それに続く日照不足で株の負担が予想以上に大きかったようで、例年にない長い悪条件下(低温、短日、日照不足)が災いしたようです。当地では全体的にこの傾向にあるようで、自然条件の微妙な変化が作物には大きく影響するものだと改めて感じている所です。


1/30 
寒さが続きますが・・・・・・・ 10月下旬以降、平年より寒い気候が続いています。当地ではここ10日間で4回の降雪がありました。(さいわい雪は一日で解けましたが、ゴルフ場の北側斜面は真っ白です。)いちごの市場への入荷量は昨年より少ない状態が続いており、この傾向は今後も続きそうです。冬の間はいちごの生育にとっては極めて厳しい気象条件となります。低温、短日は地温の低下をも招き、生育が停滞してしまいます。12月の日照不足(気温、地温の低下)からは開放されたものの、気温の低い日が続いています。さいわい、日照時間が増えてきたのと、日長が長くなり陽射しが一時期より強くなってきたのが救いで、最悪の条件からは脱しつつあるようです。これからは、日毎に陽射しが強まるでしょうから、いちごの生育も少しずつ促進されるでしょう。この時期、来シーズン用の親苗は寒冷紗の下で寒さに耐えています。収穫後の株からもランナーは出ますが、病気や害虫を持ち越し易い上、ランナーの本数もあまり期待出来ません。殆どの農家では専用の親苗を確保しておき、早春に畑等に植え付けます。寒さに十分遭遇した苗は、水分、肥料、温度が適度に管理されると盛んにランナーを伸ばします。私の所では3月に植え付けを予定しています。

03/1/2 
謹賀新年 暗いニュースの多かった昨年でしたが、今年こそ良い年になるよう祈って止みません。今朝は思いがけない雪の朝となりました。3cmほどの積雪があり、葉の落ちた枝に白い花が咲いたようでした。昨年来の不順な天候の流れなのでしょうか?天気の変化が早く、冬型の天気も長続きせず農作物への影響が大いに懸念されるところです。自然の気象に対して為すすべのない我々ですが、せめて安定した天候が続くよう祈っています。                                    

02/12/26 最悪の天候 相変わらず日照時間の少ない状況が続いており、いちごにとっては最悪の気象条件となっています。平年なら乾燥した晴天が続くこの時期ですが、中旬に何日か続いただけで、1日照ると2日曇りといった繰り返しになっています。いちごは生育が停滞気味で収穫量も極端に少ない状況となっています。
10月下旬の急激な寒さ以来、1ヶ月前倒しのような気候となっています。私も長年いちご栽培をしていますが、こういった年は経験した記憶がありません。当然いちごは「不作」となると思われます。


12/8 天候不順・農作物(いちご)は不作? 昨日今日は太陽が全く顔を出さず厳しい寒さとなり、昨夕は雪も降りました。この夏以来不順な天候が続き、農作物全般にわたって生育が悪く、冬野菜の値も高くなってきており、今後はもっと高くなるだろうと予想されています。白菜、大根、キャベツ、レタス、ニラといった野菜は生育不良から値を上げており、今後は市場への入荷量も減る方向になると予想されています。
いちごも例外でなく、生育はかんばしくなく生育の遅れと共に実の肥大も良くない状況のようで、市場入荷量も例年より少なく、価格も高めに推移しているようです。
良品質の農作物を生産する上で太陽光線は不可欠のもので、日照時間が多すぎて作物の出来が悪くなったという話は一度たりとも聞いたことがありません。この時期の不順な天候はいちごにとっては大きなマイナスで、地温を低下させ生育成熟を遅らせた上に、甘味ののりを極端に悪くしてしまいます。例年この時期から甘味がよりのってくる時ですので太陽の光が恋しくなってしまいます。農家の方は、果物や野菜が晴天が続いた後の方が味が濃密になるのを、長年の経験の中でで実感しているものと思います。


11/27 2003年産いちご作付け状況(JA全農26日発表)
NO 県名 作付面積・ha 前年比 NO 県名 作付面積・ha 前年比 主産県の作付面積、順位は昨年と大きな変化はない。
作付品種は更新が進みつつあり、「とよのか」「とちおとめ」が約30%ずつ「さちのか」「章姫」も面積を広げている。
数年前まで面積1位を誇っていた「女峰」は前年比−46%と減少、全体に占める割合は5.2%と5位に転落した。
栃木県 570 101 静岡県 244 99
福岡県 427 98 愛知県 197 99
熊本県 333 100 宮城県 152 98
佐賀県 308 99 茨城県 142 101
長崎県 269 104 10 埼玉県 140 97

11/23 色づいてきました 今年のいちごは全国的に生育が遅れ気味で、京浜市場への入荷量も少なめのようです。当地の「JAかみつが」が東京大田市場に出荷しているいちごは1パック2,000円を超える値を付けており、この時期としては近年にない高値となっています。夏の高温で花芽の分化とその後の生長が遅れたのと、寒さの早い到来で開花、成熟に日数を費やしているためかもしれません。例年この時期になると九州方面から東京市場に相当量入荷しているのですが、今年は少ない量で推移しているようです。わが家のいちごの生育も同じように遅れ気味ですが、気温は低い毎日ながら比較的日照に恵まれ早いものがやっと色づき始めてきました。12月1日からの営業に滑り込んで間に合いそうです。私の長いいちご栽培の経験では、昼夜の気温の高めなこの時期のいちごより、気温、地温が低下し成熟日数を多く必要とする、12月下旬から2月初め頃の方が本来のいちごの味を堪能できると考えています。ただ、いちごの珍しいこの時期に皆さんの関心が高まるのは当然のことなのでしょうね。


11/10 「産直くん」導入 今シーズンのいちごの生育は少し遅れ気味ですがまあまあ順調な生育をしています。12月に入る頃には収穫が始まり「お歳暮便」の注文も頂けるものと思います。地方発送の件数は年々増加しており、12月から4月まで北は北海道から南は沖縄まで「とちぎの味」を送り届けています。お客様の発送情報はパソコンで管理していましたが、ソフトが初歩的なものであったため少々不便をきたしており、今回ヤマトシステム開発(株)の「産直くん」を導入しました。このソフトはNTTのハローページに掲載してある全国4,100万件分の電話番号辞書を装備しており、電話番号で住所氏名が一発で呼び出し可能な優れものです。電話での発送注文等に大いに活用したいと考えています。勿論今までのデータも全て取り込みましたのでその点も安心です。
 まずは操作をマスターせねばならず、特訓の日々となりそうです。


11/6 栃木のいちご「安全宣言」 本日の新聞報道によると、栃木県の農協グループが全いちご生産農家の苗で実施していた無登録農薬の検査結果を公表し、自己申告分も含め合わせて35戸の農家が「ダイホルタン」を使用していたと発表したとのことです。これらの苗は焼却処分され、今年産のいちごについては全て安心であるとの「安全宣言」がなされました。
 食に関する安全性や不当表示等が大きな社会問題となっている時、無登録農薬を使用した農家の方には、食品を生産提供しているという自覚を持った行動を強く求めたいと思います。
 私たちもこれらを教訓に、今まで以上に注意を払い安全な農産物の生産に精進しようと考えています。


10/31 ミツバチ導入(開花はじめ) このところの急な冷え込みで先日初霜を観測、最低気温は1.6℃(30日朝)と冷えました。いちごの早い株は4,5日前から開花をはじめました。例年より5,6日遅れ気味で、天候の影響を微妙に受けているようです。この開花に合わせてミツバチをハウス内に導入しました。いちごのハウス栽培にとってミツバチは不可欠の物で、湿気が多く受粉しにくいハウス内で、一つ一つの花にまんべんなく飛来し受粉に精を出します。そのお陰でいちごの実は奇形果になることも殆ど無く育つのです。ミツバチは期間借り入れが一般的で、この時期から春先まで(4月頃)養蜂業者から借り受けています。ハウス内は劣悪な条件の上、いちごの花には蜜が殆ど無いためミツバチの群は小さくなる一方で、養蜂業者の方は砂糖水を与えて群の維持に努めています。ミツバチは農薬(特に殺虫剤)に敏感なため、これからの農薬散布は出来ればしたくないものです。


10/27 残留農薬試験結果 無登録農薬使用問題で、わたなべいちご園では検体(苗)を提出し検査を依頼していましたが、「残留農薬を検出せず」の報告書を昨日受け取りました。無登録農薬(ダイホルタン)は使用していませんので当然の結果ですが、皆さんにも安心していただけるのは大変うれしいことです。検査は国の指定検査機関である「財団法人福島県保健衛生協会」に依頼したもので、「試験成績書」なるものにその旨記されております。
 栃木県ではこれらの検査結果を踏まえ、近いうちに「安全宣言」が出され、消費者の皆さんに「安全・安心」のアピールがなされるものと思われます。


10/19 ビニール被覆 いちごは保温の適期を迎え、連日ハウスのビニール被覆作業を行ってましたが、今日でおおむね終了しました。細かいところが幾らか残っていますがそれらは追々片付ければよいことで、ホッと一息といったところです。ただ、ビニール被覆後はハウスの温度管理が大事な仕事となり、特にこの時期は晴天の日の高温に注意しなくてはなりません。
 今年のいちご花芽の生育は例年より遅れ気味ということで、6月以降の高温が微妙に影響しているのでしょうか。


10/14 マルチング作業終了 台風21号の影響で植付け床が崩される被害があり、その補修作業と並行してマルチング作業をしていましてが、昨日でその作業が終了しました。このところの穏やかな晴天続きで仕事も順調に進み、これからはビニール被覆作業へと移ります。
 8月下旬以降、無登録農薬(ダイホルタン、プリクトラン)問題で全国の農家は不安な日々を送っています。実際にこの農薬を使用した農家はほんの僅かなのですが、マスコミ等の情報により消費離れが起きやしないか大変不安です。栃木県のいちご農家では現在いちご苗の残留農薬の検査を実施しています。(わたなべいちご園でも700グラムの苗を検体として提出しました。)消費者不安を一掃するためにも早く安全宣言が出されることを願って止みません。
 それにしても、この報道であんなに騒いでいた中国からの輸入野菜残留農薬問題は、どこへ吹っ飛んで行ってしまったのでしょうか。


10/2 台風21号のツメアト 昨日は台風21号の進路情報に振り回されてしまいました。強風プラス大雨はいちごにとっても大敵です。当地では日中小康状態でしたが、夕方以降雨が強くなり一時は北からの強風を伴って大荒れの天気となりました。今朝起きていちごの圃場を一回りして見ましたが、案の定いちごの畝が崩されていました。手直し作業に相当の時間が掛かりそうで、改めて自然相手の仕事の難しさを痛感させられました。余分な仕事が増えた分、保温作業が若干遅れてしまいそうです。


9/18 定植終了 9日から進めていた定植作業は予定より少々早く昨日(17日)で終了しました。例年、9月上中旬は台風や集中豪雨等があったりして被害や影響をうけ作業が遅延したりするものですが、今年はそのような事も無く定植作業を終えることが出来ました。この間約3,1000本の苗を定植しました。品種の内訳は、「女峰」25,000本、「とちおとめ」6,000本となっています。定植の際苗のロスが若干あり、当初予定していた余り苗の販売は中止させていただきますので、ご了承をお願いいたします。一息ついた後、10月の保温に向けての準備作業にかかります。


9/9 定植 予定通り今日から定植作業をはじめました。花房の出る方向を確認しながら、実が外側に成るように植え付けて行きます。株間は25〜27cmで畝幅により異なってきますが、10アール当たり約6,500株を植え付けます。植付け後の活着が重要ですので1週間位は土壌の乾燥に気をつけ、こまめな潅水を心掛け活着を促進させます。この定植作業は20日頃まで続けられます。


8/31 畝作り作業 先週は涼しい日が多く秋めいた感がありましたが、今週は一転して残暑の厳しい日々となりました。ここ数日は定植前の最後の準備作業として、畝作りの作業をしています。肥料を施した後トラクターで細かく耕し専用の「畝上げ機」で植付け床を作って行きます。通路の中心から中心(畝幅と呼んでいます)はハウスによって少々違いがありますが、105〜120cmにしています。「畝上げ機」で盛り上げた土を手作業で軽く平らにし、潅水用のチューブをセットすると準備は終了します。作業を計画的に進めるため雨除けのビニールを張った中での作業となり暑さが身にこたえます。


8/25 施肥作業 17日を境に大分秋めいてきました。当地では21日朝12.8℃の最低気温を観測、札幌の14.8℃より低い気温となり、その後も朝夕は涼しい日が続いています。いちご苗は順調に生育しています。定植作業は9月9日頃からの10日チョットの期間を予定しており、準備作業として肥料を施す作業を始めました。堆肥をはじめとした有機質肥料、土壌改良剤、石灰等を施肥設計に基づき散布し、トラクターで土とよく混和します。その後、植付けのための畝作り作業へと進みます。


8/8 苗の切り離し作業 例年になく暑い日が続いています。当地(鹿沼)のアメダス観測地点は我が家から1km位の所にありますが連日33〜34℃を観測しています。(宇都宮よりは2℃位は低いようです。)こんな暑い中いちごの苗は順調に生育しています。ポットにピンで押さえたランナーは15〜20日で根を伸ばしてきますので、その時点で親株から切り離し独立させます。苗は1、2日は萎れ気味ですが、その後は自分の根で水分を吸収し、たちまちシッカリとしてきます。今月に入って始めたこの作業は今日までに約23,000本の苗を切り離し、あと数日で終了する予定です。その後は潅水と肥料分に気を配りながら育てて行きます。


7/25 苗取り終了 10日から始まった今年の苗取り作業は今日(25日)で終了しました。予定より2〜3日早く、約33,500本の苗を確保しました。この後、根の張るのを待って親苗からランナーを切り離して独立させ定植期まで管理して行きます。必要本数より1,000本位多い苗を確保することができたの、9月の定植期以降余った苗を販売する予定でいます。価格等具体的内容につきましては、後日ホームページ上でご案内する予定でいます。


7/14 苗取り作業 来シーズンに向けていよいよ苗取り作業を始めました。昨年より若干早めの10日から始め、4日間作業をし11,000本程の苗を確保しました。前もって育苗用土の入ったポットを用意しておき、ランナーのところにポットを置きピンで押さえ発根させます(苗の元に赤く見えるのが専用の押さえピンです)。約20日後には根が十分に伸びますので、切り離して独立させ9月の定植に向け肥培管理をしていきます。合計32,000本の苗を育てる予定で、苗取り作業は今月末頃まで続けられます。


  

6/25 土壌消毒作業 施設化したしハウスでのいちご栽培は連作を余儀なくされます。そこで、連作による病気等の障害を回避するために土壌消毒は毎年欠かせない作業となっています。収穫の終えたいちごの株を片付け、トラクターで耕運してハウス内を平らにし、土中に薬剤を施用します。(私のところではクロールピクリン錠剤を使用しています。)その直後にポリフィルムで密閉しガスが土中に充満するようにし、十日間ほどこの状態を保ちます。その後フィルムを剥がしガスを抜いた後堆肥や肥料を施して土を肥やし定植に備えます。一般に土壌消毒作業は7月下旬から8月上旬に実施する農家の方が大半ですが、私のところでは他の作業と重ならないこの時期に行っています。
写真は薬剤を施用後ポリフィルムで被覆したところです。(6月25日撮影)


6/18 ランナーは順調に伸びています 約一ヶ月後に苗取りを控えて、ランナーが順調に伸びています。土から隔離したところでの栽培ですので、致命的な病気タンソ病の発生する心配もなく、立ったままで作業が出来るため腰痛に悩まされることもありません。この時期の主な管理作業は定期的な農薬散布(アブラムシ、ダニといった害虫とうどんこ病の防除)と、ランナーが重なり会わないようにつるを配置する作業等となります。


6/11 8年連続日本一も販売金額は減少 本日の新聞報道によると、栃木県の本年産いちごの販売状況は、出荷量は前年比1.5%増えたものの、単価が前年比−6%と伸びず、販売金額224億円となり前年を5%割り込む金額となりました。ライバルの福岡県は166億円と、8年連続日本一は揺るがなかったものの、2年連続の販売金下落に、栽培農家は今後の経営で品質の向上やコストダウンに最大限努力する必要性が生じてきました。


02/5/31 本日で営業を終了しました 12月1日から営業していた「わたなべいちご園」は本日をもって今シーズンの営業を終了しました。半年間ご愛顧頂きありがとうございました。これからの半年間は、苗を育てたり植付けをしたりと、来シーズンに向けての準備期間となります。皆様方のご要望にお応えすべく、おいしいいちご作りに全力投球するつもりでいますので、来シーズンもご愛顧の程よろしくお願い申し上げます。


5/26 いちごの株の片付け作業 この時期、いちごがりのお客さんもめっきり少なくなり、また、おみやげを買いに来る方も少なくなってきました。気温も上昇し、45アールのハウス全部のいちごを管理し続けるのは不可能に近いため、不必要な部分からいちごの株の片付け作業を始めています。実際の作業は、稲刈り鎌を使っていちごの株元から切り取り、マルチングのフィルムの上に並べ乾燥させます。この株が乾燥して燃やせる状態になった頃、端から「のり巻き」のようにしてハウス外に持ち出し焼却処分します。厳密には「野焼き」は禁止されているのですが、当地域ではこの方法を取り入れている農家が結構多いようです。


5/10 ジャムつくり作業 連休中は大変な混雑となりましたが、この時期はその時がウソのような静かな日が続いています。例年のことながらこの時期は連日ジャムつくり作業に取り組んでいます。ペクチン等を加えない手作りジャムは「わたなべいちご園」の隠れたヒット商品となっていて、年間を通して販売しています。このジャムつくりのポイントは、出来るだけ短時間で煮詰めることで、そうすることにより、風味や鮮やかな色合いを保つことが出来ます。私のところでは、いちご15kgの入る鍋を使用し、業務用の高カロリーコンロで約1時間煮つめることによって製品に仕上げています。ジャムつくり作業は、田植え作業を挟みながら今月一杯続けられます。


5/2 地方発送終了 昨年の12月1日から取り扱っていた、いちごの地方発送は、4月30日で終了しました。おかげさまで、昨年の発送件数を5%ほど上回るご利用をいただきました。5月に入っても、強いご要望があれば例年同様発送させていただきますが、クール便使用とはいえ高温期ですのであまりお奨めはいたしません。
 来シーズンも12月1日から地方発送を開始する予定ですので、ご利用の程よろしくお願いいたします。


4/29 親苗は順調な生育です 親苗定植から約一ヶ月か経ようとしていますが、順調に生育しています。ランナーも幾らか伸び始めてきました。いちごの生育に適した気候ですので、今後は葉やランナーがどんどんと伸びるものと思われます。いちご栽培は収穫期間中から翌年の苗を準備を始めなければならないため、年間を通してなかなか気が抜けません。


4/15 貴重なご意見ありがとうございます アンケートによるジャムプレゼントサービス、並びに入園料割引サービスに対して、多くの方よりお答えをいただきありがとうございます。今日現在で約450枚ほどのアンケート用紙が集まりました。この中には、いちごがり等に関しての励ましやお叱りの貴重なご意見も多数あり、「わたなべいちご園」ではこれらのご意見を今後のいちご園経営に十分に活かしていきたいと考えています。そこで、この場をお借りしそれらのご意見を幾つかご紹介し、当いちご園の考え方も併せて掲載させていただきます。

ご  意  見 現時点での「わたなべいちご園」の考え方
入園料金に子供料金を設定して欲しい。(子供はいちごをあまり食べられない) 料金はいちごを食べる量では考えていません。確かに小さいお子さんはいちごを食べる数は少ないかもしれませんが、行動パターンを見ていると、ころんで実をつぶしたり、花や小さな未熟果を摘んでしまったりするケースも多々あります。それらを含めて入園料金を設定させていただいています。
近隣の日帰り温泉等、観光スポットを紹介して欲しい。 当いちご園の近隣にはスポットはあまり無いのですが、ホームページ更新の際に出来るだけご紹介出来るよう努力したいと思います。
その時々のいちごの状況をHP上で紹介して欲しい。 大まかな状況はご紹介出来ますが、細かな状況は入園者数等により刻々と変わってしまうため、難しいと考えています。尚、翌日臨時休園の場合はHP上でご紹介しています。
いちごがりを予約制にして欲しい。 諸々の都合で急にいちごがりの予定を立てたり、出先で日程の変更をされたりする方も多く、予約制でないほうが来園者の方々にとってメリットが多いと考えています。(実際、アンケートの中で予約制でないのが良いという意見も多数ありました。)

4/4 親苗植付け終了 28日から始まった来季用の親苗植付けは昨日終了しました。いちごの収穫作業と並行しての作業で、少々忙しい思いをしてしまいましたが、約500個のプランターに4本づつの苗を植え、合計で2000本の親苗を植え付けました。この苗からランナーを出し、7月中下旬には35000本の苗を確保する予定です。
 栃木県産いちごの出荷はおおむね順調に推移しているようで、3月末現在、前年比103%の出荷量を確保しているということです。したし単価がやや安いため、販売金額は前年比96%と、前年実績を若干下回る状況になっています。


3/28 来シーズン用親苗の植付け 昨日は農家にとって待望の雨がありました。まとまった雨は一月以来のことで、大地を潤してくれた雨に、思わず「ありがとう」と言ってしまいそうでした。天気予報では、明日も雨とのことで、やっとこの時期本来の気候になりつつあるようです。
 今日は来シーズン用の親苗の植付け作業を行いました。65型のプランターに昨年夏以来用意しておいた苗を4本づつ植え付けました。培地は土は使わずロックウール(粒状綿)を使用し、今後は点滴チューブ(写真で黒く見えるチューブ)を使って養液(液体肥料)を機械的に供給し苗を育て、ランナーの発生を促進させます。。土から隔離された状態なので、いちごにとって致命的な病気の「たんそ病」の発生は殆ど無く、農薬散布の回数も大幅に減らすことが出来ます。今日で「とちおとめ」の植付けを終え、この後「女峰」の植付けへと移りますが、いちご収穫の合間の作業となるため、植付け終了までには数日かかってしまいます。


3/21 一ヶ月先の気候 今年の天候はどうなっているのでしょうか?年明け以降、平年よりかなり気温の高い状態が続いており、当地の今月の気温は一ヶ月先の4月の気温です。また、雨の極端に少ない状況が続き、田畑は風が吹くたびに土ぼこりが立つ始末で、すぐ隣を流れる「黒川」の水量もメッキリ減って、まるで小川状態です。普通、気温の上昇と共に雨の降る日も増え、木々の芽吹きの手助けをするのですが、2月以降の雨量は微々たるもので、4月下旬に田植えを予定している農家にとっては深刻な問題となっています。
 この気候、いちごにとっては好条件で、元来水分に弱いいちごの実ですので、乾燥した晴天が続けば病気(この時期は通常菜種梅雨で、灰色かび病の発生に悩まされています。)が少なく、いちご農家にとっては好都合と言えます。ただし、この気候がいつまで続くかは分からず、必ずや反動があるのではと先のことを心配してしまう昨今です。


3/7 いちごの少ない時期 陽射しの強まりとともに、いちごの生育も活発化してきました。陽射しの強さはもとより、日長、地温、気温ともビニールハウス内のいちごにとっては最適になってきたためです。ただし、この時期のいちごは必ずしも多く色づいてはいません。この時期に色づくいちごは、1月下旬頃のいちごの生育にとって悪条件の時期に開花したものだからです。厳寒期に、いちごの株が果実を肥大させながら生育し続けるには、極めて悪条件(低い地温と気温、短日)で、生育も停滞しがちとなり、連続的に開花させるのはなかなか難しいものです。(収穫が途切れることを「中休み」と呼び、これを無くすことが農家の所得向上にもつながります。)特に北関東に位置し、最高最低気温とも低い当地では、厳寒期を如何に乗り切るかが栽培上の大きな課題となっています。技術的には、二酸化炭素を強制的に供給したり(1/10情報参照)温度管理に気を配ったりしていますが、思い通りの成果はなかなかあがりません。
 この時期にいちごが少なめなのは例年ののことで、いちご狩りにお越しの方や、地方発送、直売の面で、多少のご迷惑が掛かるかもしれませんが、どうぞご理解をお願いします。あと2週間も経つと、熟した実も順調に増えてくるでしょうから、いちご狩りをご予定の方はこの時期を避け、下旬以降に予定されたほうが良いかもしれません。


2/28 来季用親苗の管理スタート 一昨日の朝、いちごの収穫作業中に「ひばりのさえずり」を聞きました。はるーという感じで心が和みました。このところ気温が高めの日が続いており、動植物も春への動きを見せているようで、菜の花の葉も青みを少しずつ増してきました。
 来季用の親苗は3月末から4月初めに植え付ける予定でいますが、冬の間は寒さ、乾燥、風から株を保護するため、寒冷紗で二重に被覆していましたが、今日、被覆を剥がしました。これからは、日増しに気温が上昇し、今までのような寒さもないでしょうから、いちごの株も活動を開始し、黄色味がかっていた葉もどんどん青さを増すことでしょう。この後、薄い液肥を与え、株に少し力をつけて定植に備えます。


2/21 新品種「とちひめ」登場 栃木県で育成した新品種「とちひめ」が農水省に品種登録されました。「女峰」「とちおとめ」に続く品種で、観光農園専用の品種として栽培を進めていくというこです。「とちひめ」は「女峰」の後継品種を育成する段階で、「栃の峰」「久留米49号」の交配から生まれた株の中から選抜されたもので、「とちおとめ」とは兄弟分になり、「とちおとめ」と最後まで後継品種の座を争った品種で、「とちおとめ」は市場出荷用、「とちひめ」は観光農園用としての栽培を考えているようです。99年3月、栃木県が農水省に品種登録を出願、登録されたということです。
 「とちひめ」の特徴は、果実が大きく、「とちおとめ」より平均果重が2グラム重い17グラム。果皮が軟らかくジューシーで、収量も1、2割ほど多い。ただ「唯一の欠点は、果皮が軟らかいので傷みやすく、輸送に適さない。」(開発した栃木県農業試験場栃木分場の話)とのことです。
 「わたなべいちご園」でも親苗の確保に努め、出来たら来シーズンの栽培で、幾らかなりとも取り組んで、品種の特性をつかんでみたいと考えています。


2/14 香港からのツアー客 10日と14日の2回にわたり、香港からいちごがりのお客様が150名程お越しになりました。以前、韓国や中国のグループのお客様の受け入れはありましたが、これだけの外国の方の受け入れは初めてとなりました。何でも「グルメツアー」ということで、日本でおいしいものを食べ歩いているようでした。香港には多分いちごは無いでしょうから、良い体験をされたものと思います。日本語の分かる方はほんの数人だけだったので、ルール等の説明が十分に理解してもらえるか心配しましたが、皆さんマナーをしっかりと守られて、落ち着いた方々ばかりで、お国柄やお人柄が偲ばれました。国内のツアー客の中にはバックの中に摘んだいちごを入れてしまう人が結構いて、係りの者が困ってしまうことがよくあるのですが、今回はそういったことは全く無くて、対応した係りの者も大変気持よかったと言ってました。日本の方々にも是非見習って欲しいものです。


2/11 連休は混み合いました この三連休は天候にもまあまあ恵まれ、今年一番の混雑となりました。先週、先々週の日曜日が雨で「いちごがり」の予定を延期された方も多かったようで、中日の10日は特に混み合い、お客様にも種々ご迷惑が掛かってしまい、申し訳なく思っています。それでも、いちごの実が十分になっていたため、一度も入園締め切りをせずに連休を終えることができました。ご来園頂いた方には本当にありがとうございました。
 明日(12日)は通常通りの営業となります。ご来園をお待ち申し上げております。


2/5 暖冬or異常気象? 晩秋から初冬は例年より気温の低い日が続き、この冬は本格的な寒さになりそうな予感がありましたが、それも一月初旬までで、それ以降約一ヶ月間気温が高めの日が続いています。宇都宮地方気象台の発表では、一月の降水量は平年の26.8ミリに対し約4倍の106.5ミリを記録し、1890年に観測を開始して以来最も多かったということです。27日の日曜日には一日当たりの降水量が63ミリを記録、一月としては最高雨量となりました。また、21日には一月としては32年ぶりに雷も観測しました。一月の平均気温は平年の2.1℃を大きく上回る4.0℃となり、暖冬傾向が確実となっている様です。実際、ハウスの暖房用の重油の消費量が、一月初旬までは平年を上回るペースだったものが、ここ一ヶ月は例年を大幅に下回る状態となっており、厳寒期がこれだけ暖かい冬も珍しいのではないかと肌で感じています。
 このような気象状況下、栃木産いちごの出荷は順調で、一月末現在、販売金額は約99億円と、他の作物が販売に苦戦する中、おおむね順調な販売がなされているようです。


1/31 いちごのおいしい時期 お客様から「いちごの一番おいしい時期はいつ?」という質問をよく受けますが、私の長い経験から「寒さの厳しい時期がおいしいですよ」と答えることにしています。いちごの成熟期間は開花以降の積算温度で決まると言われています。品種によって若干は違いはあるのでしょうが、通常600℃といわれています。たとえば平均気温20℃で30日で成熟しますが、30℃ですと20日、15℃ですと40日となります。成熟日数が短いと甘味が十分に乗る前に色づいてしまいますが、日数が長いと甘味も十分ないちごに成熟するため、寒さの厳しい時期イコールいちごのおいしい時期ということになります。いちごの生育にとっては辛いこの時期ですが、いちごを食する人間にとっては、おいしいいちごが食べらける時期なのです。


1/24 韓国のいちご事情 韓国や中国らの農産物輸入が話題になっている昨今ですが、JAかみつが、かぬまいちご部会の反省会資料に掲載されていた情報を紹介してみます。
 韓国でのいちごの栽培面積は必ずしも増加傾向ではなく、横ばいに推移しているようで、地域で見ると慶尚南道、全羅南道、忠清南道といった南部地方で栽培が盛んなようです。気候的に必ずしも恵まれていないため、ビニールを何重にも被覆して栽培しており、重油の使用量も制限され、なおかつ高価なため灯油を混合して使用したり、練炭で暖房したりしてようです。また、水を利用できるところではウォーターカーテン(内張りビニールの上から水を散布し保温効果を高める方法)を用いている。韓国では国策として施設園芸を進めており、国や、地方自治体から高率の補助金が支出されているようです。
 品種は日本から持ち込まれたものがほとんどで、「女峰」「章姫」「レッドパール」「とちおとめ」といった日本でも名の知れた品種が栽培されている。栽培技術は日本と大差ないが、夜冷育苗はなく、高冷地育苗と冷蔵庫を利用する方法が主だったが、最近はランナーをポットに受ける育苗に変わってきている模様です。
 出荷は早いところで11月下旬からだが、1月以降出荷の産地も多いようです。日本向けいちごの輸出は最近政府指導で増加しているが、産地から釜山に配送し、そこで業者がパートを使って日本の流通規格に合わせてパック詰めし、フェリーで博多へ輸送しているようである。
 韓国では施設がやや貧弱なため、雪でハウスが潰されることがあり、被害を受けるといちごが品不足となり、卸値が高騰することがあるそうです。
 私感ですが、近年、韓国でも人件費を始めとしたコストが高くなってきており、なおかつ極めて傷みやすいいちごの特性からすると、爆発的に輸入量が増加するとは考えにくいが、輸送に耐えられる優れた品種が出現したり、物流のシステムが大きく変わってきた時には、新しい展開があるのかなと推測しています。


1/15 「ストロベリー」の語源 数年前、近くの英語塾のA先生から「ストロベリー」の語源について質問を受け、「ストロー」が麦わらで「ベリー」が果実であることくらいしか知らなかった私は、返答出来ずに困惑して以来、「いちご」がどうして「ストロベリー」と呼ばれるようになったのかが、頭の隅にコビリ付いていました。ところが、13日(日曜日)午後7時20分からのNHK総合テレビ「新・日本人の質問」で「ストロベリー」の語源が取り上げられており、見入ってしまいました。成蹊大学、大石五雄教授の説明によると、昔(18世紀頃?)のイギリスが発祥で、いちごのつる(ランナー)の状態がストロー(麦わら)に似ていたため「ストロベリー」と呼ばれるようになったとのことでした。また、一部に「いちごの実を保護するために麦わらを敷きつめた」という説もあるとも言っておられました。


1/10 厳寒期のハウス管理 当地では先日−6.4℃の最低気温を観測しました。雪雲の切れ間に見える日光連山の積雪量も例年になく多いようです。いよいよ年間で最も寒い時期を迎えますが、いちご生育にとっては最悪の条件となります。日長が短い上に陽射しも弱く、地温も低下して、実を肥大させながら生育し続けるのは、いちごの株には大きな負担となり、コマメな管理が必要となってきます。管理を一歩間違うと、いちごは生育停滞を起こし中休み状態になり、連続的に実を採ることが出来なくなります。特にこの時期の管理が春先の収穫量に大きな影響を与えるため、いろいろと工夫した管理をしなければなりません。まず潅水ですが、いちごの生育に水分は必要ですが、あまり多量に潅水したり、夕方に潅水すると地温の低下を招き、いちごの根に悪い影響を与えます。そこで、晴天の朝のうちに少量潅水し、日中十分に地温を上昇させるようにしてやります。また、ハウス内の温度管理は午前中高温に管理し、地温の上昇と炭酸同化作用の促進を図ります。この時、より同化作用を活発にさせるため、以前にもご紹介したように、プロパンガスを燃焼させて二酸化炭素を強制的に大量に供給し、空気中の濃度を通常の5〜10倍の濃度とします。これらの方法により、以前あった中休み状態は大分回避できるようになってきましたが、雪が降ったり曇天が続いたりすると、いちごには大きなストレスがかかり、その後の生育に大きな悪影響が出てしまいます。さいわい、この冬は積もるような雪はまだありません。気温は低くとも晴天が続くことを祈って止みません。なお、夜温の確保には、重油を燃料とした温風暖房機を使用しています。


1/6 臨時休園 2日以来「いちごがり」のお客様が沢山お出でになり、赤い実がなくなってしまいました。明日(7日)は「いちごがり」は臨時休園とさせていただきます。ご来園の際は直前に電話で確認されることをお薦めいたします。なお、直売と地方発送については平常通り営業いたします。


02/1/1 あけましておめでとうございます 平成14年は穏やかな幕開けとなりました。昨年は暗いニュースの多い一年でしたが、今年こそ嬉しいニュースの多い年であってほしいと願ってやみません。皆さんのご健勝とご多幸をお祈り申し上げます。
「わたなべいちご園」では明2日よりの営業となります。今年一年ご愛顧のほどよろしくお願い申し上げます。
「いちごがり」もスタートします。赤い実が沢山なっていますので、多くの方のお越しをお待ちしております。


01/12/12 いちごの発送作業 例年12月は「お歳暮」「クリスマスプレゼント」として、いちごの地方発送の注文が殺到し、連日発送作業に追われています。年々注文が増え、昨年は12月中に1600件を超す発送となりました。今年も沢山の注文を頂き、受付け順で順次発送作業を進めており、12月に入ってから今日までに650件の発送を済ませ、採りたての「いちごの味」を北海道から沖縄までまで届けています。これからクリスマス時期までが発送のピークとなり、その後は徐々に下降線をたどり4月一杯で終了する予定です。
発送作業では全自動の梱包機が活躍します。


12/1 本日オープン 「わたなべいちご園」は今日から半年間の営業を開始しました。売店のブラインドを今年初めて開ける時は期待感と不安感とが入り混じって、何とも言えない緊張を感じました。今月は地方発送におわれ、忙しい日々となるでしょう。1月2日からは「いちごがり」もスタートしますので、皆さんのお出でをお待ちしています。今シーズンもどうぞよろしくお願いいたします。


11/28 初収穫 例年よりやや遅れ気味の生育状況で収穫開始の遅れが心配されていましたが、11月の日照時間の多さに助けられ、今日初収穫となりました。実はやや小振りですが、品質的には例年になく良いようで今後が楽しみです。これから6ヶ月の長期間の収穫となりますが、健康に注意しながらがんばって行きたいと考えていますので、ご支援をお願いいたします。地方発送も今日からスタートとなりました。


11/24 いちごの品種別、県別作付状況(2002年産・JA全農22日発表)

No 品種名 作付面積(ha) 増減(%) 主な生産県 作付面積の上位三品種は前年と同じだが、かつて全国一だった「女峰」は減少の一途をたどり、「とちおとめ」「さちのか」が約25%増え、品種更新が進んでいる。
1 とよのか 1,430
-7 福岡・熊本・長崎
2 とちおとめ 1,052 26 栃木・愛知・埼玉
3 女 峰 347 −39 埼玉・茨城・愛知
4 さちのか 298 24
5 章 姫 295 静岡

No 県 名 作付面積(ha) 前年比(%) No 県 名 作付面積(ha) 前年比(%) 上位にランクされる県では作付が若干増えている。全国では3,872ha作付され前年比101%となっている。
栃木県では全作付の97%が「とちおとめ」残り3%が「女峰」となっている。
1 栃木県 563 103 6 静岡県 232 100
2 福岡県 441 101 7 愛知県 200 97
3
熊本県 334 102 8 宮城県 152 101
4 佐賀県 309 99 奈良県 152 96
5 長崎県 260 103 10 埼玉県 145 97

11/22 二酸化炭素の供給 秋も深まり日長もめっきり短くなり、気温、地温とも日に日に低下し、いちごにとってはツライ季節になってきました。弱光線下でなおかつ低温短日のもと、果実を連続的に肥大させながら生育し続けることは、いちごの株にとって大きな負担となります。そこで我々は炭酸同化作用を促進させるために、機械的に二酸化炭素を供給しています。写真はプロパンガスを燃料とした二酸化炭素の発生機です。タイマーにより、未明から早朝にプロパンガスの燃焼で発生させた二酸化炭素を、右側の筒からファンによってハウス全体に送り出します。これにより、通常300ppmの二酸化炭素の濃度を1500〜3000ppmの濃度まで高め同化作用を促進することが出来ます。このプロパンガスを使った二酸化炭素の供給法は栃木県では広く普及しており、高い効果も実証されています。通常11月から3月頃まで供給しています。私のところでも発生機を導入以降、厳寒期のいちごの生育停滞を最小限に抑えることが出来、良品質のいちご生産に大いに寄与しており、いちご栽培に欠かすことの出来ない機具となっています。またこの機具は熱効率100パーセントですので暖房効率の面からも「スグレモノ」と言えるのではないでしょうか。


11/16 ハウスの二重被覆 昨日、当地のアメダス観測地点(1キロ位のところにあります)で、今シース゜ン初めてマイナスの気温(−0.1℃)を観測しました。いよいよ冬到来の感がします。ハウス内ではいちごが順調に生育していすが、冬に向かうこの時期、ビニールハウスの内側にもう一枚の保温材を張ります。保温効果を高め暖房機の燃料費を押さえることが出来、全農家て゜実施しています。この内側に張った資材(何種類もありますが、光線の透過性が良く保温力の高いものが好まれています)は朝晩開閉し、日中は外側のビニール越しの太陽光線が作物に十分射し込むよう管理しています。夜間は二重になりますので(農家によっては三重になるようにしている方もいます)保温効果は高まりますが、最低気温が−3〜4℃位になってくるとハウス内もかなりの低温になるため、いちごの生育を停滞させないよう温風暖房機を設置しています。燃料は重油を使用しており、希望温度にセットしておけば自動運転しますので、ハウス内を一定温度に保つことが出来ます。
 この他に、地下水を利用した保温方法もあり広く普及しています。ハウス内の被覆材の上から地下水を散水し、その下側の空間を保温するものです。水温が高い程保温効果は高まりますが、13℃位の水温があれば十分保温出来るということです。


11/7 いちごの高設(養液)栽培 いちごは価格が比較的安定しており、単位面積当りの収入も多いことから、農家にとっては魅力ある作物となっていますが、収穫期間が長いうえ腰をかがめた姿勢での作業となり、体への負担が大きく栽培面積は年々減少傾向にあります。こういった状況下、土から離れた高い位置で栽培し、作業性を良くしようというシステムの開発がされ、栽培農家も少しずつ増えてきています。いちご主産県の行政研究機関(農業試験場)や民間のメーカーで、それぞれ特徴のあるシステムが開発されていますが、ほとんどが、人間が作業しやすい高さに(120cm位)いちごの植付け床を作り、肥料は水に溶かしたものを機械的に供給する方式をとっています。実際にはパイプを組み上げたところにシートや発泡スチロール等を使用して根の張る部分を確保し、そこに培地(ばいち)と呼ぶ根を張らせる材料を入れいちごを植え付けますが、培地の種類はさまざまのようです。数年間の使用に耐えること、排水が良いこと、中性であること等を考慮して決めているようです。肥料は自動で給液できるシステムで、タイマー等をセットすれば自由にコントロールすることができるユニットを設置しています。
 長期間に及ぶ収穫作業の労力が軽減され、作業能率の向上も図れる高設栽培ですが、設備費が高額の上、ランニングコストも高く、急速な普及とはなっていないのが現状のようです。また、食味の点でも土で栽培したものよりは一段落ちるとも言われており、「わたなべいちご園」でも導入を見合わせています。
 いちごの生育に必要な成分を養液として与えるだけで、おいしいいちごが収穫できるものではなく、土の持つ偉大な力をお互い再認識したいものです。


10/30 みつばちの導入 いちごの開花に合わせてみつばちをハウス内に導入しました。みつばちは本来の習性から、いちごの花を巡って受粉作業をしてくれます。いちごの生育適温とみつばちの活動適温が20℃〜25℃と一致するため極めて好都合で、全栽培農家が導入しています。殆どが養蜂業者からのレンタルで、通常この時期から3,4月まで借り受けています。「西洋みつばち」はおとなしい性質のため、はちに刺されるということは滅多にありませんが、巣箱を乱暴に扱ったりすると刺される場合もあります。ハウス内は多湿の上いちごの花は蜜が少ないため、みつばちは劣悪な条件下におかれ、蜜を採取することは不可能で、逆に冬期間の餌不足を補うため、養蜂業者は砂糖水を与え群の維持に努めています。


10/23 保温作業終了 「霜降」とは名ばかりで、最高気温が25℃を超え一ヶ月前に逆戻りしたような暑い一日となりました。マルチング、ビニール被覆の保温作業は9日から始めていましたが、大雨による被害の手直し作業で予定より遅れ、昨日で第一段階の保温作業を終えました。特別早い株で開花を始めたものが見られますが、例年よりは生育が少々遅れ気味のようです。それでも、今日のような天候の日が続けば生育も促進され、数日後には一斉に開花してくるものと思われます。写真のように強い陽射しの元ではいちごはドンドン生育するでしょう。今日は外気温が高いこともあって、充分に換気をしてもハウス内では30℃近い温度となりました。


10/16 悪戦苦闘 10日の大雨はいちごに予想以上の被害を与えました。植付け床を崩される被害は県内全域に及び、近年にないひどい状況のようです。この時期にこれだけの大雨は誰も予想していませんでしたので、植付け床の手直し作業には悪戦苦闘しています。保温作業(ビニール被覆やマルチング)の時期でもあり、両方の作業を同時にせねばならず、猫の手を借りたいような状況の方も多いと思われます。私の所でも全体の90パーセントは畝上げ機を入れ直して、植付け床を補修することとなり、今日までに7割位の修復作業が終了しましたが、予定よりは保温作業が遅れており、収穫開始期の遅延が心配されるところです。


10/11 ビニール被覆 昨日は10月としては記録的な大雨になりました。いちごの植付け床が崩されてしまい、乾いてきたろころで手直し作業をせねばなならず、仕事の手順が狂ってしまいましたが、今日からビニール被覆の作業を始めました。風の弱い時間帯を見計らってビニールを被覆し、止め具(ビニペット)やバンド線でしっかりと押さえ、強い風にも耐えられるようにします。当地は、冬から早春にかけて強い北西風が吹きますので、手の抜けない作業となります。この時期はビニール被覆作業と並行してマルチング作業も行い、20日頃までにはそれらの作業を終了し、保温作業の第一段階を終える予定です。


9/27 病害虫防除 雨模様の日照不足から一転して乾燥した晴天が続いていますが、10月中旬のビニール被覆を控えたこの時期は病害虫を防除する大切な時期となります。ビニールを被覆し開花した後に「ミツバチ」を導入すると、薬剤散布は出来なくなりますから、集中的に農薬散布を実施します。具体的にはハスモンヨトウ、ダニ、アブラムシ、オンシツコナジラミ、アザミウマといった害虫と、うどんこ病に対する薬剤を散布します。害虫や病気が確認されないからといって防除を怠ると後々病虫害に悩まされることになります。


9/18 定植終了 9日から始まったいちごの定植作業は予定より早く今日終了しました。台風15号の影響で大雨が降り影響を受けましたが、雨よけビニールのお陰で大きな打撃とはならずに済みました。
 今日台風17号が関東南方海上で発生し2,3日後には影響ありそうで心配なところです。


9/10 定植 台風15号の影響で昨日来断続的に強い雨が降っていますが、予定通り昨日(9日)から定植作業を始めました。ハウスは予定通りに作業を進めるための雨よけビニールが張ってあり、少しぐらいの雨は作業に影響しないのですが、余りにも強い雨は困りものです。今も強い雨が降っていますが、大雨ですとハウス内に浸水してしまい、せっかく植付けた床も崩されてしまいます。また強い風は雨よけのビニールを破損する危険性が高く、台風の今後の進路が大変心配されます。例年この時期は何らかの形で気象の影響を受け、作業のやり直し余儀なくされることが多々ありますが、出来ることなら強い雨風は勘弁してほしいものです。
 昨日から始まった定植作業は、間に他の作業を入れながら20日頃まで続き、約31,000本植え付ける予定です。


9/1 施肥と植付け準備 今年の植付けは9月9日からを予定しています。そのための準備作業として肥料を施す作業があります。おいしいいちごを生産するために、有機質肥料をはじめ土壌改良剤等をタップリと施して(堆肥は以前に10アール当たり4トン施用してあります。)トラクターで耕耘し、土と良く混ぜ合わせます。その後、土を高く盛り上げて植え付けのための床(とこ)を作りますが、大変重要な作業で慎重に進めています。この作業には「うね上げ機」が活躍します。


8/25 低温短日と花芽分化 当地では7月の暑さに比べるとずっと涼しい日が続いています。また、日長もひところよりは大分短くなって秋の気配も感じられるようになってきました。これからの時期の気温の低下や日長の短さに反応していちごの花芽分化が起こります。現在栽培されている多くの品種はこの気象の変化(低温、短日)に反応して生長点が葉やランナーから花芽へと変わる特性を有しています。その他、苗の栄養状態によっても花芽分化の時期に違いが生じ、痩せた苗では早く、肥えた苗では遅く分化するのが通常です。自然条件下では9月下旬に花芽分化する品種が多いようで、収穫開始は1月初め頃になります。
 現在では、イチゴの持つ特性を利用した早だしの栽培方法が開発され、早い時期からの収穫を可能にしています。その一つの方法が「高冷地育苗」です。夏の間、標高の高い高冷地で苗を育てることによって早く低温に遭わせ花芽分化を早める方法です。栃木県では戦場ケ原(標高約1400m)や鶏頂山(標高約1000m)を利用した育苗が盛んで、かなりの栽培面積があります。この方法ですと収穫開始期は12月上、中旬になり相当早めることが出来ます。二つ目の方法は「夜冷育苗」です。この方法は、平地において人工的に低温短日の条件を作り、その元で育苗する方法で、十数年前に開発され全国に普及しています。実際には遮光材の開閉で日長時間を8時間にコントロールし、かつ、夜間大型のエアコンで低温条件(最低気温15℃〜12℃位)を作ることにより、花芽分化を図ります。このシステム利用すれば真夏の時期でも自由に花芽分化させることが出来、10月、11月からの収穫を可能にしています。この他にも「ポット育苗」(7.5〜15cmのポリホットで肥料をコントロールしながら育苗し花芽分化を早め12月上旬から収穫する。)水冷育苗(エアコンの変わりに地下水を活用して低温条件を作り出す。)等があります。
 「わたなべいちご園」では12月初旬からの収穫を目指し、「ポット育苗」と「夜冷育苗」を組み合わせた栽培に取り組んでいいます。


8/15 輸入いちご 先日スーパー(ジャスコ)に出かけた折、食品売り場で輸入いちごを見つけました。アメリカカリフォルニア産の表示があり、15粒パック詰めしたものが480円の値段が付いていました。以前から日本での生産の端境期にアメリカ、ニュージーランドから輸入されているのは知っていましたが、年々輸入量が増加しているとのことで、調べてみると平成12年には年間5500トンが生食用としてアメリカ、韓国、ニュージーランドから輸入されており、その他にも冷凍いちごが数千トン輸入されているようです。5500トンという数字は300グラムパックに換算すると約1800万パックという大きな数になり、国内生産者にとっておおいなる脅威となっています。他の野菜類に見られるように、いちごも国内の産地間競争の時代から、外国産との競争の時代へ突入する予感がしてきました。特に韓国、中国といった近隣の諸国は日本に比べ労賃を始めとした生産コストがかなり低く、日本市場をターゲットとした生産体制を整えつつあるようです。我々国内生産農家は消費者の皆さんに喜んでいただけるよう、おいしくて安全ないちごを生産すべく気を引き締めて日々の作業に取り組んで行きたいと考えています。


8/8 育苗(切り離し)作業 育苗用土の入ったポットに押さえたランナーが十分に根の張った時期を見はからって、親株から切り離し独立させベンチ上に並べて育てていきます。強い日ざしの元で潅水等に気を使わねばなりませんが、この所の曇天で幾分楽をしていますが、明後日以降真夏の太陽が戻ってくるという予報ですので、気の許せない日々になることでしょう。潅水が足らないと萎れていまいますし、多過ぎると徒長し軟弱に育ってしまい良い苗にはなりません。出来るだけガッチリした苗に育てるためにコマメな管理が必要になってきます。その他、ダニ、アブラムシ等の害虫や、タンソ病うどんこ病といった病気の防除も大事な作業となります。


7/30 苗取り終了 7月14日からスタートした苗取り作業が28日夕には終りました。暑い中での作業でしたが、予定本数を2,500本上回る約33,500本の苗を取ることが出来ました。若干のロスも見込まれますが相当数の苗が余りそうですので、今秋にはそれらの苗を販売したいと考えています。詳細につきましては後日ホームページ上でご案内する予定です。


7/15 苗取り作業 連日猛暑が続いていますが、昨日から来シーズン用の苗取り作業を始めました。直径9cmのポリポットに用土を入れ、ランナーの所に置いてピンで押さえていきます。この方法ですと100%活着しますので安心です。この作業で約31000本の苗を確保する予定で、現在「とちおとめ」の苗を取っており、その後「女峰」へ移行し、今月一杯には終了したいと考えていますが、暑い中での作業なので能率の低下も考えられますので、予定通りの作業スケジュールで進行するか少々心配です。これらの苗は20日〜25日後に親苗から切り離し独立させ、9月中旬の定植に向け育成していきます。今年使用したポットの用土は、鹿沼土と赤玉土を混合したものにクンタン、土壌改良剤等を加えたものです。


01/06/29 土壌消毒 この時期の作業で重要なものが土壌消毒作業です。施設化した中でのいちご栽培ですので連作を余儀なくされ、栽培の終えたこの時期に土壌中の悪玉菌を殺し、来シーズンいちごがより良く生育するために、薬剤による消毒は欠かせない作業です。土中に薬剤(クロールピクリン錠剤)を施用、表面をポリフィルムで密閉し薬剤のガス化で殺菌します。10日間位密閉後フィルムをはがしガス抜きをしてから、堆肥等の肥料を施す作業に移ります。


6/16 来シーズン用の苗 いちごの後片付けが終了したこの時期、わたしたちいちご栽培農家にとっては年間でもっともゆっくり出来る時です。来シーズンに向けての充電期間とでもいったら良いのでしょうか。それでも、来シーズン用の苗の管理だけは欠かすことができません。私の所では、プランターに植え付けた親苗から順調にランナーが伸びてきています。プランターは高さ70cmにつくられたベンチの上に置いてあり、給液ユニットにより、株もとに設置したホースから自動的に肥料を供給して育てています。全ての作業が立ち姿勢で出来るため、能率的な上に疲労も少なく、大変満足しています。


6/8 後片付け 今シーズンの営業を終了したこの時期、ハウス内の片付け作業をしています。いちごの株は稲刈り鎌で切り取り、乾燥させた後ハウス外に持ち出し処分します。マルチングのフィルム等も処分し、写真のようにトラクターで耕して盛り上がった植付け床を平らにします。この後は薬剤による土壌消毒を実施し、良質の堆肥をはじめとした肥料をたっぷりと施して来季に備えます。長年の連作ですので、夏季の土壌管理がおいしいいちごを生産するためのポイントとなります。


01/5/31 ありがとうございました 本日をもちまして今シーズンの営業を終了致しました。いちご狩りにお越しになった方々、地方発送をご利用された方々、直売いちごやジャムを購入していただいた方々本当にありがとうございました。来シーズンは12月1日から営業いたしますのでよろしくお願い致します。


5/21 7年連続日本一 先日の新聞報道によると、「本年産の栃木県のいちご販売実績が、7年連続日本一となることが確実にとなった。」と伝えています。今月14日現在の販売金額は225億円で、ライバルの福岡県(4月末現在の販売額175億円)を抑え、7年連続日本一は間違いないようです。「とちおとめ」95%「女峰」5%の作付となった今年産のいたちごは、出荷量は前年並みだったものの、単価が前年を7%下回り、最終的な販売金額は過去最高だった前年をかなり下回るだろうと伝えています。生鮮食料品の価格が低迷する中、善戦はしたものの苦しい販売環境の中でこのような結果となったようです。


5/12 ジャムつくり作業 連休中の混雑がウソのような静かな日が続き、いちごの実も沢山赤くなってきています。この時期、わたなべいちご園ではそれらのいちごを使っての、ジャムつくり作業に追われています。来シーズン当初に販売するものを確保するために数千個のジャムをつくります。この手づくりジャムはわたなべいちご園の隠れた人気商品で、シーズンオフも定期的に購入される方がおいでになり、各地に発送しています。


5/1 思いがけない混雑 28、29、30日の三連休は予想に反して大変な混雑になりました。連休前半の方が良いというのが分かっていただけたのか、昨年の3倍もの入園者となりました。そのため赤い実が少なめになり、連休後半のお客様にはご迷惑をかけてしまいそうです。ここ2〜3日は寒い日になりそうで、いちごの着色も遅れ気味になるでしょうから尚更心配です。3〜6日にいちご狩りを予定されている方は、入園締め切りの可能性がありますので、ご注意いただくとともに、直前の問い合わせをお奨め致します。


4/26 連休中のいちごがり混雑予想 新緑が青空に映え一年中で最も良い気候になってきました。いよいよゴールデンウィークの到来ですが、天候が気になります。今の所まあまあの天気を予想しているようですが、雨はあまり降らせたくないものです。連休中の人出予想では、連休後半(3日〜6日)が混雑しそうですが、わたなべいちご園でも同じ予想をしています。例年、4日が一番混みあいますが、今年も悪天候でない限り例年通りだと思います。できたら4日を避けて、連休前半にいちごがりに出かけられることをお奨めいたします。連休最後の頃は赤い実が無くなり、臨時休園の可能性もありますのでご注意下さい。


4/22 なたね梅雨 菜の花が満開を迎え春爛漫のこの季節ですが、例年ですと3月下旬から今頃の時期は、なたね梅雨でぐずついた日が続き、いちごにとっては悪条件の多湿状態になり、灰色かび病が発生していちごの実が腐敗してしまう等、農家にとっては管理に気を使う時期です。ところが、今年は乾燥した晴天の日が多く、多湿条件で困るような状態にはならず病気の発生も殆ど無く、いちごの品質も良好になっています。反面、まとまった降水がないために河川の水量は極めて少なく、今月末からの田植えを控え、代掻きのための水が足らなくなってきています。雨が多くても困るし、少なくれば少ないで水不足、ちょうど良いはないものです。


4/10 おかげさまで3,000件 昨年の12月1日からスタートしたいちごの地方発送は順調に発送件数を伸ばし、3月末で3,000件を突破しました。昨年よりひと月早い時期のクリアーです。12月の御歳暮便が約50%ですが、その後も件数を伸ばし、多くの方々のご支持を得て「いちごの地方発送」もしっかりと定着したようです。この時期は「クール便」を使っての発送で、件数はあまり多くありませんが、お客様のご要望があればシーズンいっぱい続けたいと考えています。(本来、発送は4月30日までの予定ですが、昨年もご要望で5月いっぱい発送いたしました。)


4/4 親苗の植付け 不順な天候が続いています。31日には雪が降りましたし、1日の朝は冷え込み、当地では-4.0℃を観測しました。陽射しは強くなりましたが、朝夕の冷え込みのため、「菜の花」の開花が遅れています。「ソメイヨシノ」もやっと開花し始めました。
この時期、来シーズン用の親苗の植付け作業をしています。専用の苗をプランターに植え付け、それからランナーを発生させ、苗を確保します。実を付けた株からもランナーを出し、苗を取ることが出来ますが、病気や害虫を受け継ぐ危険性が高く、農家では苗を取るための専用の苗(親苗)を確保しておき、この時期に植え付けます。


3/27 今週がピーク? 相変わらず沢山の方にいちごがりにお越しいただしております。春休みなので、若いグループの方々が特に目立ちますが、赤い実が無くてお断りしている場合もあり、ご迷惑をおかけしています。事前に、電話で確認をしてからお出かけいただくのが、賢明かと思います。
 この混雑も今週がピークで、来週以降は落ち着いてくるものと考えています。(例年そういった動きになっています。)


3/16 楽しいいちごがりを体験していただくために 今シーズンも2月10日以降週末を中心に大変混雑しており、入園締め切りや臨時休園の日が多くなっています。3月のこの時期はいちご実が少ない時ですが、相変わらず沢山の方におこしいただいています。本来のいちごがりは、ゆったりした雰囲気で楽しんでいただきたいのですが、実際には混雑のなかで、かつ、いちごの少ない状況でのいちごがりになっています。これから予定を立てられる方は、4月5日以降ゴールデンウィーク前までの間に予定されることをお奨めいたします。その頃は入園者も少なめになり、いちごの数も多く大きめな実になってきますので、楽しいいちごがりを体験していただくためにも、是非そうされるようお願いいたします。尚、その頃には隣接した菜の花畑も見頃になっていることでしょう。


3/13 最後の雪であってほしい 朝起きてびっくりしました。また雪が積もっていました。この冬何度目の雪になるだろうか、3cm位は積もって一面銀世界と化していました。1月7日の大雪に始まったこの冬の雪と寒さは、いちごの生育にも大きな影響を及ぼしました。、冬期間の地温の低下、日照不足といった悪条件が、それでなくとも生育停滞し易い時期に継続し、本来生育を促進させたい時期に思ったような管理ができませんでした。暖房に使用する重油の使用量も例年になく多く、農家にとっては大きな出費となりました。寒さの後遺症なのか、この時期いちごの実のつき方が例年よりずっと少なく、いちごがりにお越しの方にもご迷惑をおかけしています。雪は今日の晴天ですっかり融けてしまいましたが、これが今シーズン最後の雪であってほしいと願って止みません。


3/11 今日も混みあいました ここ2、3日の冷え込みは真冬なみで、鹿沼では昨日-5.3℃を記録しました。それでも、もうすぐ春分の日、太陽の位置は大分高くなり、陽射しも強くなってきました。今日も朝早くから沢山の方にいちごがりにお越しいただき、ありがとうございましたました。いちごの実が少なめのところに、お客さんが殺到したため、昼頃には赤い実がなくなってしまい、入園締め切りとなりました。2、3日休んでからいちごがりを再開したいと考えています。


3/4 申し訳ございません 本日も雨の中、沢山の方にいちご狩りにお越しいただき、ありがとうございました。赤い実がなくなってしまいましたので、2、3日いちご狩りを休ませていただきます。平日にご予定の方には、本当に申し訳なく思っています。今月一杯はこういった状況が続くと思われますので、ゆっくりといちご狩りを楽しみたい方は、4月以降の来園をお奨めいたします。


2/25 ホッ 本日の日曜日も沢山の方にお出でいただき、本当にありがとうございました。3時半の受付終了の時間まで、何とか入園締め切りにせずに済み、ホッとしているところです。赤い実がないため1、2日いちごがりを休ませて頂きます。(直売は行います。)


2/18 入園締め切り 今日の日曜日、朝から沢山の方にお出でいただきました。午後遅くには赤い実が無くなり入園締め切りとなりました。二週続けての締め切りで、遅い時間にお越しいただいた方には申し訳なく思っています。明日(19日)はいちごがりは休ませていただき、直売のみとさせていただきます。いちごがりの再開は2〜3日後になると思いますので、ご注意下さい。


2/12 大混雑 この三連休は予想通りの大混雑となりました。特に中日の11日は、シーズン中でも最も多いと思われる入園者となり、赤い実がなくなってしまい、今日は午前11時過ぎには入園締め切りとなりました。いちごがりの再開は2〜3日後になると思いますので、ご注意下さい。


2/5 三連休は混み合います 昨日の日曜日は穏やかな日和もあって、今シーズン一番のいちごがり入園者数となりました。今週末の三連休は悪天候でない限り、例年同様の大混雑が予想されます。当いちご園は予約制ではありませんので、赤い実がなくなり入園をお断りすることも考えられますので、この時期にいちごがりを予定されている方は十分ご注意下さい。出来るならばこの期間を避けられた方が賢明かと思います。尚、その後数日間いちごがりを休む場合もありますので、直前のお問い合わせをお願いいたします。


1/31春らしい日ざし 例年にない寒さと度重なる雪の一月も今日で終わりになります。ここ2.3日の日ざしは以前に比べずっと強さを増し、日長も冬至から一ヶ月以上過ぎたこともあって随分長くなり、何となくホッとした気分になります。いちごの生育にとっても低温短日の悪条件からは脱しつつあり、春に向けてのスタートを切ろうとしています。ハウス内は春爛漫の状態で、皆さんのお出でをお待ちしています。皆さんお揃いで「わたなべいちご園」に是非一度お出かけください。スタッフ一同お待ちしております。


1/18 いちごハウスの暖房 久しぶりに寒い冬となったこの時期、我が家から1kmのところにある気象庁のアメダス観測地点では14日以降4日間の最高気温を2.9、 2.3、 3.4、 3.9℃最低気温を−5.4、 -8.0、 -8.4、 -8.3℃と記録しています。平年の気温がそれぞれ7.5℃、-3.5℃ですから大変な寒さとなっています。それでも日本海側のように積雪が無いのが救いで、ハウスの中は重油を燃料とした温風暖房機で一定温度以下になると暖房機が運転するようにサーモスタットの温度設定をしてありますので、いちごの生育に大きな影響はありません。ただ、燃料の消費量が増えますので、その分経費がかさむことになり頭痛のタネです。写真の暖房機は下方に大きなファンが2基あり、中央部で燃焼し発生した熱を、上部の何本かのダクトを使ってハウスの隅々まで送り、内部の温度を一定に保っています。私の所では7℃に温度設定し、それ以下の温度になると暖房機が運転開始するようにしています。


1/15 いちごのおいしい時期 「いちごの最もおいしい時期はいつですか?」来園者の方からよくある質問です。私の長年の経験から冬の寒さの厳しい時期、つまり今頃が最もおいしいと考えられます。いちごの実は開花から積算温度で600℃で成熟するといわれています。平均気温20℃で30日、15℃で40日かかることになりますが、長時間かけてゆっくりと熟したほうが味は良くなります。ですから、11月頃のいちごとこの時期のいちごをくらべてみれば、味の差は歴然としています。おいしいいちごを食べてみたい方はこの時期のいちごがりをお奨めいたします。(2月10、11、12日の3連休は大混雑が予想されます。それ以前においでいただいほうが、ゆっくりといちごがりが楽しめるでしょう)


1/8 3年ぶりの大雪 ここ2年間暖冬ということもあり、まとまった積雪はなかったのですが、今回は約20cmの大雪となってしまいました。さいわい私の所では直接的な被害はありませんでしたが、この時期(寒中)の積雪は日陰では融けることなく長く残り、いろんな面で後々まで影響が残り困りものです。いちごの生育への影響も避けられませんし、心配されるところです。(10日付けの新聞報道では、9日現在栃木県では農作物に3億8千万円の被害があり、過去30年の雪による被害額としては3番目に多いということです。)


01/1/1 いちごがりオープン 新年明けましておめでとうございます。「わたなべいちご園」のいちごがりもいよいよ明2日よりオープンとなります。5月31日までの5ヶ月間よろしくお願いいたします。例年1月10日頃までは混み合いますので、それ以降1月一杯の来園をお奨めいたします。(ゆったりした雰囲気でいちご本来の味をあじわってほしいものです。)


00/12/14 いちごの御歳暮便 わたなべいちご園ではこの時期いちごの御歳暮便の発送作業に追われています。毎年のことながら沢山のご注文にうれしい悲鳴をあげています。いちごの地方発送は年々需要が増し、昨シーズンはトータルで3000件を突破しました。今年はファックス、電話での注文も一段と増え、毎日60〜80件の発送をしています。クリスマスをピークにその後は少しずつ減りますが、当分、発送作業に追われそうです。


12/7 順調な生育 11月下旬以降晴天が続くようになり、いちごにとって良い気象条件で、農家もホッとしているところです。わたなべいちご園では先月25日に初収穫して以来、収穫量も順調に増えてきています。実の肥大状況は当初やや小粒気味でしたが、日照時間が増えるとともに改善され平年並みにり、この時期大粒のものが収穫されています。この後少しずつ小粒になりますが、腋花房(2回目に出てくる花で、現在咲いてている)の収穫される1月中旬には又大粒のものがとれるでしょう。写真は今日現在の「とちおとめ」の様子です。


12/1 本日オープン わたなべいちご園は今日12月1日から5月31日までの営業です。12月は直売と地方発送のみで、いちごがりは1月2日からとなります。この秋は天候不順だったためか、いちごの実がやや小粒だとのことですが、ここにきて晴天が続き良い品質のものになってきています。私の感覚では、1〜2月が最も味の良い時期と思っていますが、いずれの時期でも、完熟のものは風味タップリです。是非一度、わたなべいちご園の完熟いちごをご賞味いただきたいと考えています。これからの6ヶ月間よろしくお願いいたします。


11/23 まもなく初収穫 10月以降、気温が高く日照時間が少ない日が続いて、いちごにとって決して良い気象条件ではありません。栽培農家ではコマメな管理で対応し、より良いいちごの生産に努めています。そんな中、我が家のいちごも早いものは色づきはじめ、まもなく初収穫になります。いちご本来の味は、寒さが加わり成熟日数が長くなった方が良くなるのですが、この時期のいちごは珍しさもあり多くの方に喜ばれています。


11/16 2001年産いちご作付面積ランキング(単位:ヘクタール、%)JA全農発表

No 県 名 面積 前年比 No 県 名 面積 前年比 栃木県の一位は変わりないが、九州地方で
の作付の伸びが目に付く。
順位は昨年と変わっていない。
 1 栃木県 545.4  102  6 静岡県 230.2   98
 2 福岡県 440.0  101  7 愛知県 213.4   96
 3 熊本県 327.4  106  8 奈良県 159.0   98
 4 佐賀県 312.0  102  9 埼玉県 150.0   97
 5 長崎県 253.0  101  10 宮城県 149.1  100

11/12 栃木県のいちご作付け 昨日の新聞報道によると、今シーズンの栃木県の生産動向は、生産者は前年に比べ33人増えて2,299人、作付面積は前年比15ヘクタール増加し545ヘクタールになった。品種構成は、増加傾向を示していた「とちおとめ」が522ヘクタールで、全体の95%を占め、前年産の80%から大幅に増えた。「女峰」は25ヘクタールで全体のわずか5%に落ち込んでいる。ということで、減少を続けていた生産者と作付面積が、わずかではあるが増加に転じたのは、大きな意義があると思われます。


11/10 二酸化炭素(炭酸ガス)といちご 冬至まで40日となったこの時期、陽射しも傾き、日長もめっきり短くなり、いちごの生育にとってはだんだん条件が悪くなったきました。これからの時期、実を次々につけながらの生育は、いちごにとっては大きな負担です。そこで我々栽培農家は、炭酸同化作用を活発化させ生育停滞を回避するために、強制的に二酸化炭素を供給する手段をとっています。実際には早朝プロパンガスを燃焼させ、二酸化炭素濃度を通常(300ppm)の5倍から10倍近い濃度まで引き上げ、生育促進の効果を上げています。この方法は広く普及しており、いちご農家の収益アップに貢献しています。


10/28 「みつばち」の受粉作業 ビニールで閉め切ったハウス内は、いちごの花が受粉するには、極めて劣悪な条件となります。受粉が順調になされないと、いちごの実は変形したものになったり、全く肥大しなかったりしてしまいます。そこで、「みつばち」の力を借りて受粉を進めています。いちごの生育適温と「みつばち」の活動しやすい温度が20℃位と一致するため好都合で、20年以上前から導入されており、現在ではいちご栽培にとって欠かせないものとなっています。


10/21 ビニール被覆とマルチング終了 9日より同時進行で進めていた、ハウスのビニール被覆とマルチングの作業が、昨日(20日)で終了しました。12月からの収穫開始に合わせるためにも、20日までにはこれらの作業を終了したいと考えていましたが、予定通りの作業の進行となりました。この期間雨の日が少なく、順調に作業が進みホッと一息ついています。早い株では開花も始まっており、今朝「ミツバチ」の巣箱を導入しました。(「ミツバチ」の巣箱は、養蜂業者から春先までの半年間借り受けます。)


10/10 マルチング作業 昨日からマルチングの作業を始めました。写真のようにいちごの植えてある畝全体を黒いポリフィルムで覆い、小さい穴を開けていちごの株を引き出します。左側はこれから作業をするところですが、畝の中央に白く見えるのは潅水用のチューブで、等間隔で小さな穴が開けてあり、フィルムの下でいちごに水分を供給しています。マルチングはいくつかの利点があります。まず、地温を上昇させ、かつ保温効果がありいちごの生育を促進します。次に、黒くて僅かの光線しか透過しないため、雑草の生育を防止します。また、土壌と地上とをフィルムで遮るため、土壌の乾燥を防ぎ、空気中の水分を低下させ、病気の発生を少なくすることができます。なお、フィルムがあるため、いちごの実が直接土に触れることがなく、腐ったりする心配がなくなります。種々の効果があるマルチングは、いちごに限らず多くの作物で導入され、高い効果を上げています。いちごのマルチング作業は保温作業の一環として、ハウスのビニール被覆と前後して行われ、私のところでは20日頃までに両方の作業を終了する予定で仕事に取り組んでいます。


10/1 殺虫剤散布 昨年11月のいちご情報でもお知らせしましたように、いちごには種々の害虫が付き農家を困らせています。多くの殺虫剤はミツバチの活動に影響を与えるため、いちごが開花した後には散布することが出来ません。そこで、開花前のこの時期に徹底的に害虫を叩いておき、ビニールを被覆しいちごが開花してから殺虫剤を散布をしないですむようにしています。ダニ、アブラムシ、ヨトウムシ、オンシツコナジラミ、アザミウマ等をしっかりと防除しておくことが肝要です。これを怠ると後々害虫に悩まされることになります。


9/23 コオロギの出没 秋の到来とともに虫の声がにぎやかさを増していますが、時には困った現象を起こしたりもします。定植を終えホッとしていると、夜毎コオロギが出没して、植え付けたばかりのいちごの茎や芽を食べてしまい、困惑しています。日中は周辺の草むらや地中にいて、夜になると出没するのです。特にハウスの周辺部に食害が多く、新芽が全て食べられてしまい、植え替えを余儀なくされる株もあります。例年いくらかの害はあったのですが、今年は特に多いようで、天候の影響なのかな?などと考えています。


9/21 定植終了 9日より進めていた定植作業を本日で終了しました。多くの需要がある12月に収穫するために、20日までに定植を終えたいと考えていましたが、大雨の影響で少々遅れましたが、まあまあ予定に沿った作業の進行となりました。4,400平方メートルの圃場に約30,000本の苗を植え付けました。(昨年より600平方メートル・4,000本程作付を増やしました。)


9/12 定植 9日より定植作業を開始しました。今日までの4日間で16,500本(約25アール)の定植を終え、全体の半分を超えました。写真は9センチポットで育てた「とちおとめ」の苗ですが、まあまあ及第点の苗を育てることが出来ました。定植後は活着促進のためこまめに潅水をし、十分に根を張らせるようにして、株の充実に努めていきます。「わたなべいちご園」の今年の作付割合は「女峰」70%、「とちおとめ」30%の予定ですが、それぞれの品種の特性を十分に発揮するような管理に心がけ、よりおいしいいちごを皆さんにお届け出来るよう頑張って行きたいと考えています。


9/8 植付け床つくり より良いいちごを生産するための肥料等を施し、トラクターで深く細かく耕したところで、定植のための床つくり作業を行います。これからの9ヶ月間いちごを育てる床ですので、丁寧に作業を進めていきます。当初定植を予定している圃場の床つくりは本日終了し、いよいよ明日から定植作業を開始いたします。集中した作業で、20日までには完了したいと考えています。


8/25 施肥作業 9月の定植を前に肥料を施す作業をしています。どんなものをどれだけ施用するるかは、明らかにできませんが、石灰を始めとして諸々の肥料、土壌改良剤を施用して、土と混ぜ合わせ植付けの準備を進めています。この後植付け床を作り、9月8日頃より定植を開始し、12月収穫に向けて作業を進めていきます。


8/11 土づくり おいしいいちごを生産する上で、土壌管理は最も大切な作業です。土壌消毒をした所に堆肥をたっぷりと施し、いちごの生育にとって必要な養分をあれこれと施用します。施用するものは個人差があり、それが微妙に味に影響を与えるので、我々栽培農家は、どんなものをどれだけ施したら良いか真剣に検討します。一度施したものは取り除くことが出来ませんので、慎重を期して決定しています。写真は完熟の堆肥を施用しているところですが、堆肥の種類によっても生育に差が出てきます。作物というものは何とも微妙なものです。


7/25 土壌消毒 重装備したハウスでのいちご栽培は連作を余儀なくされています。そのため、薬剤による土壌消毒はこの時期の大事な作業です。ポリフィルムで密閉した中に消毒剤を注入し数日間処理することにより、土壌中の菌類を死滅させ、連作を可能にしています。この後、堆肥をはじめとした有機質肥料をたっふぷりと施して、おいしいいちごの生育しやすい土壌条件を作り上げていきます。


7/9 苗つくり この時期いちご農家は苗つくりの作業をしています。苗の育て方にはいろいろな方法がありますが、私は今年写真のような方法を導入してみました。元来いちごは土の上で育てるものですが、最近では立体的な方法も開発されてきています。私は腰を曲げずに作業のできるベンチ方式に取り組んでいますが、水はけのよい高さ70センチのベンチの上に、プランターに植えた親苗を置き、伸びだしたランナーをポットに押さえる方法でやってみました。約10,000本育てていますが、作業姿勢が良く疲労度も少ないので、思った以上に能率が上がり大変満足しています。ビニールハウス内ですので天候に左右されること無く、予定通り作業を進めることが出来ますし、タンソ病といった致命的病気の心配もなく、苗質も良く仕上がりそうですので、来シーズンにはこの方法で25,000本位の育苗をしたいと考えています。若干の設備投資が必要ですが、作業環境の向上度等を考え合わせると極めて有効な投資と考えられます。


00/6/11 6年連続日本一 栃木県産のいちごの販売額が250億円を突破し、6年連続で日本一を達成したとの新聞報道がされました。生鮮食料品の価格低迷の中で安定的な価格で推移し、冬期間に降雪がほとんど無いなど気象にも恵まれ、前年比で出荷量108%、販売金で111%と素晴らしい実績となりました。2位の福岡県は育苗期以降連日の悪天候の影響を受けたりして、195億円という実績に終わりました。


00/5/31 ありがとうございました 本日をもちまして今シーズンの営業を終了いたしました。大変ありがとうございました。この後、いちごの株を片付けて堆肥を十分に施して土づくりをしたり、9月の定植に向けて苗つくりに励み、12月1日の営業開始に合わせた作業を進めていきます。


5/23 地方発送、3000件突破 5年前のいちご園オープン以来、地方発送は根強い人気で、年々発送件数が伸びていますが、今シーズンは既に3000件を突破しました。12月のお歳暮便が約半数を占めていますが、その後も順調で5月早々でついに3000件をクリヤーしました。産直の根強い人気がうかがえますが、「わたなべいちご園」のいちごの品質が評価をいただいているものと、大変うれしく思っています。今後とも、皆さんのご期待に応えるべく、良品質のいちご生産に全力投球したいと考えていますので、よろしくお願い致します。


5/19 小中学生の皆さんありがとう 今日は茨城県下館市立下館中学校の1年1、2、5組の生徒さん120名がいちごがりに来られた。春の遠足で奥日光に出かけた帰り道に寄られたのだが、マナーをしっかりと守り、皆さん活き活きとしていて、私たちも若い息吹を分けてもらいチョッピリ若返った気分になりました。ありがとうございました。
 今年は4月に青森県弘前市立弘前第一中学校の修学旅行の皆さんがお越しになったり、先日は今市市立轟小学校の児童がみえられたりと、小中学生の方に沢山お越しいただきました。遠足や修学旅行の内容も少しずつ変ってきているのですね。いちごがりが思い出の一ページに加えていただけたら何よりと考えています。


5/12 最後のチャンスです 連休中は沢山の方にお越しいただきありがとうございました。赤い実が十分にあったため一日も休むことなく無事乗り切ることができました。これからの時期はいちごがりの方もずっと少なくなり、大きな実も数多くついていますのでゆっくりといちごがりが楽しめると思います。5月31日までの営業ですが気温が高いのが少々難点で、晴天の日には日除けの帽子を用意されることをお奨めします。


5/4 峠を無事越えました 連休中は例年沢山の方がおいでになり、赤い実が無くなって入園を締め切ることが多かったのですが、期間中最も混み合う5月4日を無事乗り切ることが出来、ホッとしています。明日以降分のいちごも十分用意してありますので、締め切ることなく連休を終えそうですので、これから「いちごがり」をご予定の方も安心してお出かけいただきたいと思います。お待ちしております。尚、れんげ草も見頃になってきました。


4/26 「ヒヨドリ」の襲来 外気温の高くなるこの時期、ビニールハウス内が高温になり過ぎないよう、開口部をできるだけ大きくして換気に努めます。ところが、待っていましたとばかりに「ヒヨドリ」の群れがハウス内に入り込み、赤いいちごの実を食べてしまいます。野鳥の「ヒヨドリ」は元来、赤い実を好んで食べるためいちごもその被害に遭ってしまいますが、農家にとっては打撃です。そこで仕方なしに防鳥ネットを張って防御していますが、敵もさるもの、僅かに開いているところから侵入しいたずらをします。野生動物の本能の凄さを再発見していますが、家庭菜園等でいちごつくりを楽しむ方も十分に注意をはらわなければいけないでしょう。


4/22 いちごがりご予定の方へ 今月末からのゴールデンウィークにいちごがりを予定されている方は、連休前半にお越しになることをお奨めいたします。連休後半は赤い実がなくなってしまい休園になる場合がありますのでご注意下さい。


4/15 菜の花が見頃です 昨年の9月末に種を蒔いた菜の花が開花し見頃になってきました。いちごハウスの隣に約5000平方メートルの広さに咲き誇っている様は壮観です。晴れた日にはミツバチやモンシロチョウ、モンキチョウが花々を廻って蜜や花粉を集めている光景を目にすることができます。菜の花は今月一杯が見頃で、まもなくれんげ草が咲き始め5月上中旬はピンクの絨毯を敷きつめたようになります。



4/6 チャンスです 今日は雨上がりということもあり、朝から暖かく日中は汗ばむような陽気でした。いちごも沢山色づいてきました。粒も結構大きめで今までになく良い状態になってきました。いままで良い状態でのいちご狩りができなかった方にとっては絶好のチャンスです。これから25日頃まではあまり混み合わず、ゆったりといちご狩りが楽しめそうです。11日からは入園料も安くなりますので、皆さん、是非お出かけ下さい。



3/30 親苗植付け 3月の最後のこの時期、いちごがりのお客さんの動きもやっと落ち着いてきました。ここ2日間の強い陽射しでいちごも急速に色づいてきました。この状態ですとこの週末は入園締め切りせずに乗り切れそうです。
 今日は来年産のいちごの親苗の植付け作業をしました。この時期から来シーズンの準備は始まっているのです。



3/25 緊急情報 春休みということもあってか、平日も沢山の方がいちごがりにおいでになって、赤い実が極端に少ない状態が続いています.いちごの作柄は決して悪くはないのですが、それを上回る方々がお越しになっているようで、本日(25日)も午後1時頃には入園締め切りとなってしまいました。明日は日曜日でもあるのでもっと早い時間に締め切りになってしまいそうです。この情報をご覧の方はこの時期のいちごがりは避けて、春休みが終わってからになさることをお奨めいたします。


3/19 ご迷惑をおかけします 2月上旬以来、休日を中心にいちごがりのお客さんで大変混み合っています。赤い実がなくなってしまい入園を締め切る日が多くなって大変ご迷惑をおかけして申し訳なく思っております。今日も午後1時ころには締め切りになってしまいました。明日(20日)はいちご狩りは休ませていただきます。お出かけの前に電話での問い合わせをお奨めいたします。


3/13 来シーズンの準備開始 啓蟄も過ぎ日射しもめっきり強くなりましたが、この時期例年より寒い日が続いており雨不足も加わって、植物の活動開始も遅れ気味のようです。昨年9月に蒔きつけをした「菜の花」は蕾は見えるものの、乾燥のため枯れ死寸前のひどい状態になっています。
来シーズン(今年12月収穫開始)のいちご生産のための第一歩として、親苗の植え付け作業をすべく準備に取りかかりました。収穫作業の合間の作業でチョット忙しいのですが、より良いいちごを生産するための大切な作業ですので丁寧に進めていきたいと思います。


3/5 栃木県産いちご出荷好調 昨日付けの新聞報道によると、今年産のいちごの出荷は順調に推移し、2月末現在で約151億円の販売金額を記録し、前年対比で数量が106%、単価が106%、販売金額で112%と極めて順調に経過しているということです。出荷開始は若干遅れたものの12月以降好天に恵まれ作柄も良好ということで、6年連続日本一の座が見えてきた。と伝えています。


3/1 いちごのおいしい時期 お客様からよく「いちごの最もおいしい時期はいつですか?」という質問をうけますが、正直のところはっきりした答えは見つかりません。5月頃になると若干味は落ちますが、それ以外の時期は種々の条件で微妙に味が違ってきます。基本的には冬期間長い期間をかけて成熟したものは甘味が多く、味も濃密になると考えられますが、先日(2/26)いちごがりの来られた宇都宮のMさんは今シーズン4回目だそうですが、「今回が一番甘かった。」と言っておられました。太陽光線の強弱、土壌水分の多少、いちごの株の栄養状態、完熟のいちごか否か、ハウス内の温度管理等々、諸々の条件が関係しあって味が微妙に変わるようです。ですからピンポイントで「この時期のいちごが最もおいしいですよ」と断言するのは極めて難しいことになります。しかし、いずれの時期でも太陽光線を十分に受けた完熟いちごは風味が十分かと思われます。
 いちごがりはここ3日間休ませていただきました。(週末に沢山の方が入園され赤い実が無くなってしまいました。)明日は定休日ですので、いちごがり再開は金曜日になります。遠方からお越しいただいたのにお断りした皆さん、本当に申し訳ございませんでした。


2/22 ハウス内いちごの生育管理 気温の低い日が続いていますが、太陽光線は日増しに強くなり、いちごの生育にとって最悪の条件(低温、短日)からは脱しつつあり、生育管理も少しは楽になってきました。12月中旬から2月中旬まではいちごにとって極めて条件の悪い時期で、実を肥大させながらも生育を停滞させず連続的にいちごを収穫するために、農家では最大限の努力をしています。西南暖地ならまだしも、冷え込みの厳しい北関東ではハウス内の温度管理をはじめ、潅水の時期、時間帯、量や追肥のタイミングなど、この2ヶ月間は細心の注意をはらってきました。ハウス内の温度を低くしすぎると生育が停滞してしまいきすし、高すぎるといちごの成熟が早まりすぎて味の良くないいちごになってしまいます。又、潅水量が多すぎたり午後の時間帯に潅水すると、地温低下を招き生育に悪い影響を与え、いちごの品質も低下してしまいます。私は午前中はハウス内の温度を高めに管理し、地温を高めるとともに同化作用を活発化させ、午後は少し低めの温度管理で実の肥大を促進するような管理に心がけています。厳寒期の夕方はハウスも早めに密閉し地温の低下を最小限にくい止めるようにしているため、いちごがりの入園も3時30分までにさせていただいています。


2/13 大混雑 この三連休は好天に恵まれたこともあって、予想通りの大変な混雑となりました。直前の問い合わせと携帯電話からの道案内とで受話器を握り通しでした。年間入園者の1割の方がこの連休にお越しになり、最終日の今日は午後1時前には入園を締め切ることになってしまいました。一時は駐車場が満車になり路上駐車をされた方もおいでで、こんなことは「わたなべいちご園」オープン以来初めてのことです。どうしてこんなに沢山の方がおいでになったのか全くわかりませんが、リピーターと初めての方が入り混じって、県外の方が70%位だったようです。こんな状況なので明日から3日間位は「いちごがり」は休ませていただいて、「直売」と「地方発送」のみとし「いちごがり」は金曜日頃からになりそうです。


2/7 いちごがり混雑予想 6日の日曜日はあいにくの寒い曇天となってしまいましたが、今シーズン一番の入園者を記録しました。幸い先週は好天に恵まれ、熟したいちごが沢山あったため入園締め切りにはならずに済みました。ただ今度の3連休(11、12、13日)は悪天候でないかぎり大変な混雑が予想されますので、この時期にいちごがりをご予定の方は、連休の前半にお越しいただくことをお奨めいたします。


1/31 ホッとしました やや春めいた日射しと好天に恵まれた週末、沢山の方にお越し頂きりがとうございました。先週の日曜日は昼前に入園を締め切らざるをえず、遠方から来ていてでいた方には大変ご迷惑をお掛けしてしまいましたが、今週末は締め切らずに乗り切ることが出来、正直ホッとしているところです。もうすぐ立春、日射しも強くなり春を感じる季節になると、外に出て何か行動を起こしたくなりますが、いちご園もこの時期から一層にぎやかになってきます。お越しの際は電話での問い合わせをお奨めいたします。


1/23 またまた締め切り 本当に申し訳ないのですが、今日も午前11時半で入園締め切りとなりました。昨日来沢山のお客さんが入園され、赤い実が無くなってしまったためです。3日間位は休まなければならないと思います。


00/1/9 入園締め切り 本日、今シーズン初めていちごがりの入園締め切りとなりました。いちごの作柄が思わしくないところに、2日以降予想以上の方々が来園したためですが、1月に入園を締め切ったのはいちご園オープン以来はじめてのことです。「わたなべいちご園」のいちごがりは予約制ではないので、このようなことになるのです。3月頃には毎シーズン数日あるのですが、わざわざいちごがりにおいでになった方にご迷惑をお掛けして申し訳なく思っています。いちごがりにお出かけの際は、電話での問い合わせをお奨めします。


99/12/30 1パック1,500円 今年のいちごの作柄があまり良くないということは以前にお知らせしましたが、先日の新聞報道によると、東京の卸売市場への入荷量は、11月は前年の50パーセント、12月の上旬が60パーセントと少なく、卸売り価格も高値で推移し、クリスマス直前にはついに1パック1,500円という値がつきましたが、これは久しくなかった高値で、絶対量が少ないためにこのような高値がついたものと思われます。この時期も相変わらず高値続きで、小売価格の上昇で消費離れがおきるのではないかと心配してしまいます。


12/18 いちごの情報販売 首都圏という大消費地をかかえ、関東近県では距離的有利性を発揮し、いちごをはじめとした生鮮食料品(野菜や果物)の生産が伸び、新鮮な農産物の供給基地として発展してきました。いちごもその性質上短時間で市場まで輸送可能な栃木、埼玉、静岡等で生産され、毎日収穫されたものが夕方農協に集荷され、夜にはトラックで消費地の市場へ搬入し、収穫の翌朝10時頃には店頭に並ぶというシステムで流通していました。ところが、ここ5・6年でそのシステムが大きく変わり、収穫した翌日農協に集荷され、午後トラックで各市場に運びこまれ、店頭に並ぶのは最も早いケースでも収穫日の翌日の夕方から夜で、ほとんどのいちごは収穫日の翌々日でないと店頭には並ばない方法になっています。東京近郊という地の利を持っていながら、九州地方と同じ出荷方法ですので、鮮度で差をつけることが出来なくなりました。おのずと着色の浅いものを収穫することになり、(日持ちさせるため)味はあまり良くありませんが、現在では多くの産地がこの方法で出荷をしており「情報販売」という呼び方で定着しているようです。量販店が主導の流通体系の中でメリットが多いということですが、完熟の本当のいちごの味を知らない消費者の方が増えていくことは、生産者として残念でたまりません。そんな時だからこそ、わたなべいちご園では本もののいちごの味をお客さんに知っていただくためにがんばりたいと思います。


12/12 いちごのお歳暮便 わたなべいちご園ではこの時期いちごの地方発送作業に追われています。発送件数は年々着実に伸びており、12月の発送件数は一昨年に1000件を超えその後も順調に推移しており、産地直送が根強い人気のあることがうかがわれます。連日50〜60件の発送を手がけており、年間発送件数の約半分が12月に集中しております。北は北海道から南は沖縄まで、送り主さんの気持ちをいちごが取り持って届けているわけです。わたなべいちご園では完熟したいちごを早朝に収穫しその日のうちに発送しますので、甘くておいしいいちごの風味をそのまま先方にお届け出来るため、お客様から評価を頂いているものとおもわれます。


12/5 炭酸ガス(二酸化炭素)といちご 植物が光合成作用(炭酸同化作用)により炭水化物を生成していることは、学生時代に理科の授業で教わったことですが、その作用の基となるのが、空気中の炭酸ガス、根から吸い上げる水分、太陽光線の三つであることは、誰でも知っていることです。ところで、この時期のいちごは、地温は低下し日射しも弱く、その上日長も最も短い時期で同化作用は低下し、実をつけながら冬を越し生育し続けるには、最悪の条件です。そのため、同化作用を高めるための手段として、強制的に炭酸ガスを供給する技術が普及してきました。プロパンガスを燃焼すると、炭酸ガスと水分プラス熱エネルギーが得られますが、これを利用し炭酸ガスを供給するものです。大気中は通常300ppmの炭酸ガスが含まれていますが、これを2000〜3000ppmに高めることにより、早朝の太陽光線の極めて弱い時間帯から、同化作用を活発化させることが出きるのです。このことにより、収穫量が増えるというデーターも出ていますし、食味も良くなるといわれています。私のところでもこの技術を導入したことにより、いちごの収穫が休むことなく続くようになり、収益の増加に寄与しています。当地では、早朝ハウスの中でプロパンガスを燃して、炭酸ガスを供給する技術は一般的になっていて、熱供給源としても、いちご栽培には不可欠のものとなっています。通常11月中・下旬頃から供給を始め、3月頃まで続けられます。



11/30 今年の作柄 この夏以降の天候は、いちごにとってはあまり良くありませんでした。例年より高温の日が続き、元来冷涼な気候のほうが良いのですが、育苗期、定植期、ビニール被覆後の時期全てにおいて、あまりにも気温が高すぎたようで、色つきは早まったものの、粒の肥大は良くないようです。根張りも例年より弱そうで、不作ではないかと心配されています。ただ、いちごの出荷期間は約6ヶ月間と長いため、今後の天候次第では、作柄がどのように変化するのかまだまだ不透明ですが、農家としては、その時々に適切な管理をして、より良品質のいちごをお客様にお届けしたいと思います。


11/23 初収穫
今日、予定より約1週間早く初収穫をしました。いちごは普通、開花から成熟まで積算温度で600度といわれています。一日の平均気温X日数が積算温度ですので、気温が高いと成熟が早まります。今年は9月以降1ヶ月後戻りしたような高い気温の日が続き、収穫が早まったものです。本来、成熟日数が長いほうがいちごの味は濃密になるのでしょうが、今年の気候では仕方のないことかもしれません。
NHKひるどき日本列島で今日栃木県二宮町からの中継がありましたが、今野登茂子さんがレポートしていたように、日照に恵まれたため甘味が多くジューシーないちごに育っているようです。栃木県では「とちおとめ」の作付けが全体の80%に達したということで、一世を風靡した「女峰」の作付けは急激に減少しているようです。



11/18  県別作付け面積ランキング(JA全農発表)

No 県名 面積 No 県名 面積 栃木県が相変わらず一位を保っているが、九州
各県の作付けも安定している。
栃木県は生産量では28年連続、販売金額では
5年連続日本一を誇っている。
栃木県 531ha 静岡県 235ha
福岡県 434〃 愛知県 218〃
佐賀県 306〃 奈良県 162〃
熊本県 299〃 埼玉県 155〃
長崎県 247〃 10 宮城県 151〃

11/14 品種別作付け面積ランキング (JA全農発表)

No 品種名 作付け面積 主産県 ここ数年間一位だった「女峰」の作付けが
栃木県を中心に大幅に減少し
「とちおとめ」
「章姫」「さちのか」といった新しい品種に
転換されてきてい
る。「とよのか」はやや
減にとどまった。
とよのか 1,641ha 福岡・熊本・長崎・佐賀
女峰   939ha 愛知・埼玉・茨城・栃木
とちおとめ   552ha 栃木
章姫   251ha 静岡
さちのか   140ha 九州  

1/7 いちごの害虫 いちごにつく主な害虫を紹介します。

ハダニ類 いちご、りんご、なしといったばら科の作物をはじめ、多くの作物につき種類も多い。薬剤に対する抵抗性がつきやすく、完全に防除するのは困難で栽培農家でも苦労している。
アブラムシ類 種類が多く生育の全期間において発生しやすい。ハダニ同様薬剤に対し抵抗性がつきやすく、化学系統の違った薬剤を輪番で散布し、防除している。
ハスモンヨトウ 夏の間に発生する雑食性の害虫で、繁殖力が極めて強く短期間で大発生する。高温の年には特に発生が多く、今年も大発生し、いちごの他キャベツ、はくさいなどほとんどの野菜が被害にあった。
オンシツコナジラミ 夏の間にしっかり防除しておけばあまり大きな問題にならないが、特効薬がなくハウスの中の好条件で繁殖しやすい。
ミカンキイロアザミウマ 近年被害が目立ってきている。いちごの花につくと果実が堅くなってしまい商品価値を失ってしまう。春先の発生が多く虫が極めて小さいため、果実に被害が出てから気づくことが多く、防除が後手になってしまう。

作物ですので必ず害虫が発生しますが、いちごの花が咲くとミツバチを入れますので、それ以降は農薬は使用しません。ですから、花の咲く以前に徹底的に害虫の防除に努めています。


10/31 いちごの病気 いちごに発生する主な病気と特徴を紹介します。

炭そ病 高温多湿の条件で発生し、発生後の薬剤による防除は困難で株全体が枯死してしまう病気で、いちごにとっては致命的で、発生前に予防するしかない。近年発生が多く農家を悩ませている。
うどんこ病 うどん粉をふりかけたように葉や実に白い胞子のようなものがつく。20度くらいのいちごの生育適温で発生し、真夏の暑い時期には症状はおさまってしまう。薬剤によってある程度防除することができる。
灰色かび病 曇雨天の続いた後に発生することが多く果実が腐ってしまう。栽培のなかでは3.4月の菜種梅雨の頃発生する。薬剤を散布するより湿気を取り除くことが大切で、晴天が続けばじょじょに減ってくる。
委黄病 土壌中の病菌の作用で、罹病すると株全体が萎縮し最後には枯死してしまう。効果的な防除法がない中、発生が目立ってきている。連作地での発生が多い。
ウイルス病 あぶら虫が媒介するウイルスにより発生する病気。近年はバイテクによる生長点培養技術で、ウイルスフリー苗が普及しほぼ解決してきている。
根ぐされ病 大雨や冠水で根が窒息した状態の時や、根ぐされ線虫等が大量に繁殖したときに、根の活動が停止しその後枯れてしまう病気。対策が功を奏したのか、発生は少なくなった。

上記の他にも「輪班病」「じゃのめ病」「委ちょう病」「疫病」「芽枯病」などの病気があり、栽培農家では農薬散布をはじめ種々の方策を構じて、予防に努めています。


10/23 開花 いちごの開花が始まりました。全体の5パーセント位の株で蕾がほころび始めたので、授粉用のミツバチの巣箱をハウスの中に設置しました。この巣箱は養蜂業者から借りた物で、ミツバチは来春まで活躍し続けます。この時期に開花したいちごは35日間位で成熟し予定通り12月1日頃には収穫期を迎えます。写真ではわかりにくいかもしれませんが、花の中央に黒く見えるのがミツバチです。



10/16 ビニール張り 9月に定植をしたいちごは順調に生育していますが、気温の下がってくるこの時期にハウス全体にビニールを張る作業をしています。これから来年の5月までは、ビニールハウスの中の人工の気候の中でいちごは生育しつづけますが、いちごの生育に適した条件を確保するための、気の許せない日々が続きます。



9/16 定植 夜冷処理をした苗の植え付け作業をしています。12月1日からの営業に合わせて、この時期にハウスの中に定植します。甘くておいしいいちごをつくるための肥料をたっぷりと施した土に、植え付けます。9月は台風や大雨が多く、予定通りに作業を進めるのは大変です。そこで、風雨をしのぐため、ハウスの天井にビニールを張り作業を進めます。集中的に作業を進めますので、暑さと腰痛とで、結構ハードな仕事です。10アール(1000平方メートル)に約6500本の苗を植え付け、この時期合計25000本の苗を植え付けます。



9/2 夜冷育苗(やれいいくびょう) 前回の情報でもお知らせいたしましたが、収穫時期を早めるために「夜冷育苗」が広く普及しています。私も施設を持っていますので、今日いちごの苗を入れて夜冷育苗を開始しました。上方に巻き上げている遮光資材は午後4時には閉めきり、翌朝8時までは冷凍機を運転し内部を冷やします。写真前方の二つの口から冷気が吹き出し、12度位まで冷やし「花芽分化」を早めます。緑に見えるいちごの苗は約14,000本あり15日間位この施設に入れておき、その後ハウスの中に植え付けられます。そして、10月下旬には花を開き12月上旬には真っ赤な実をつけるのです。



8/12 低温短日(ていおんたんじつ) 現在市場に出荷されているいちごの品種の大半は、夏を過ぎ、低温短日つまり気温が少しずつ低くなり、日長が徐々に短くなる時期に、それらに反応して、生長点がそれまでの「葉」から「花」に変化する特性を持っています。私たちはこの時期を「花芽分化期」と呼んで、重要視しています。なぜなら、花芽分化がいつの時期かによって、収穫開始期が決まってしまうからです。品種改良が進み、自然条件下でも9月末のころになると花芽分化しますが、収穫開始期は12月末か1月になってしまいます。より多くの収益を得るためには、早い時期から収穫できるようにしなければなりません。そこで、「低温短日」の条件を人為的に作り出し、その条件下でいちごの苗を育てることにより、花芽分化期をコントロールし、より早い時期からの収穫が可能になりました。その代表的な育苗方法が「夜冷育苗システム」です。夏の暑い時期、遮光資材の開閉で日長を8時間に制限し、閉めきっている時間帯(午後4時から翌朝8時)には、大型の冷凍機を運転して12度位まで冷やし、「低温短日」で花芽分化をさせます。このシステムを利用することにより、10月頃からの収穫も可能になりました。また、いちごの苗を高冷地に植え付けて育て、涼しい条件下で花芽分化を早める方法も広く普及していますが、夜冷育苗ほど早出しをすることはできません。この時期、標高1400メートルの日光戦場ヶ原には、沢山のいちごの苗が植え付けられ、涼しい毎日を送っています。



99/7/22 「女峰」と「とちおとめ」 ご承知と思いますが、「女峰」は栃木県で十数年前に育成した大変すばらしい品種で、全国一の作付け面積を誇っていました。ただこの品種にも弱点があり、収穫期の中盤以降小玉になり、また食味はやや酸味を有し、九州の「とよのか」と比較すると、糖度の点で劣勢を余儀なくされていました。そこで、それらをカバーするために「とちおとめ」という品種が育成され、ここ数年栽培面積が急速に増加しています。栃木県では、来シーズン「とちおとめ」の作付けが80%を越すだろうといわれています。農家サイドでは、二つの品種の特性の違いから、栽培面での苦労も多いのですが、ここでは、消費者の立場からの相違点を、私なりに比較してみました。

比較項目 とちおとめ 女峰
食味 甘い 甘酸っぱい
果実の大きさ 大きい 「とちおとめ」よりやや小さい
舌ざわり(食感) 歯切れがよい とろけるような食感
果実の光沢 輝くような光沢 「とちおとめ」より少し劣る
日持ち・輸送性 あまり日持ちせず、完熟のものは輸送で傷みやすい
日持ちする。輸送に耐えあまり傷まない